ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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宿泊帳簿56.鳥栖 サンホテル鳥栖

鳥栖という街に以前から興味を持っていた。

鳥栖は九州域内の陸上交通における東西南北の結節点である。隣の基山町と並んで交通の要衝地として機能しており、独特の風情がある。特に鳥栖ジャンクションと複数の国道が立体的かつ複雑に絡み合う姿は垂涎ものである。鳥栖郵郵便局の風景印にも、鳥栖ジャンクションの上空写真が描かれている。

鳥栖の人口規模は73,000人程と決して大都市という訳ではないのだが、地の利を生かして多くの企業の物流拠点になっているし、大規模アウトレットやJリーグ・Vプレミアリーグのクラブチームがあったりして、軒並み大都市レベルの様相である。




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今回利用したのは鳥栖駅前の「サンホテル鳥栖」。

年末年始にかけて7泊ほど世話になった。




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場所は鳥栖駅目の前の好立地。鉄道網においても鳥栖は要衝地となっていて、長崎本線と鹿児島本線に分岐する。多数の引き込み線と長大なホームを要する鳥栖駅だが、築110年の鳥栖駅舎が未だ現役で使用され続けている点は特筆すべきことである。駅東側にはベストアメニティスタジアム、西側は駅前再開発による新しい建物と従前の建物が混在していて、どこの駅周辺とも似つかない独特の雰囲気がある。駅と共に歩んできた駅周辺が、再開発の波を何とか食い止めているような抵抗の痕が見て取れる。

肝心のホテルだが、まず福岡の中心部からわずか30分という鳥栖駅の目の前という立地でありながら、駐車場が無料というのは素晴らしい。宿泊料金も朝食付きで1泊5,000円程度と手頃なので、福岡周辺でホテルが見つからないときの格好の穴場である。



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客室はエアウィーヴのベッドが完備されていて、肌触りのいいふかふかベッドでの快眠が可能。利用した客室からは鳥栖駅を眼下に眺めることができ、眺望の観点からも高評価。




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バイキング形式の朝食は、ほぼ毎日同じメニューだったが、パートのおばちゃんたちが毎日温かく迎えてくれるのが有り難かった。サラダや焼魚の種類は日によって違い、正月にはおせち料理も供された。一度だけカレーが供されたことがあって非常に美味だったのだが、結局この一度しか味わうことができなかったのが残念。






<2016.12.27~2017.1.3宿泊>
(1泊朝食付 楽天トラベル利用)


■ サンホテル鳥栖
住所:佐賀県鳥栖市京町781-1(JR鳥栖駅より1分)
電話:0942-87-3939
特記事項:交通至便

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湯処巡礼 四十七番 ~ 福岡・遠賀 遠賀川温泉

温泉雑誌『まっとうな温泉』に掲載されている物件で、以前から気になっていたのだが、今回漸く利用する機会を得た。

九州での活動からの帰り道。高速を使わずひたすら下道を通って帰るという道中で立ち寄った。結局、夜遅くなってしまい自宅にはたどり着けず、山口の道の駅「仁保の郷」にて車中泊した翌日の帰宅となった。



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国道3号線を折れて、遠賀川の堤防道路をしばらく走ったところに遠賀川温泉はある。周囲は田園地帯で、突如として温泉が現れる。

建物や周辺看板、入り口の暖簾等を見ると、遠賀川温泉の療養効果をかなりプッシュされていて、よほど効能が期待できるらしい。

券売機で入浴券を買って番台のおばちゃんに手渡すと「兄ちゃんはどこから来たん?」と尋ねられた。おそらく遠方からはるばるやって来る客も多いのだろう。そしてそのたびに同じ質問をしているに違いない。九州で遊んだ帰りで、これから島根まで帰る話をすると、それはよくおいでになったと歓迎された。そして番台にも『まっとうな温泉』の雑誌が置いてあって、それを見て来たのだと話すとたいそう喜ばれた。

源泉は無色透明らしいが、空気に触れて赤褐色の温泉となっている。浸かると鉄分臭がプンプンと漂い、身体に良さげな温泉成分が豊富に含まれているのだと実感させられる。浴槽の片隅に設置されている装置から定期的に温泉が注がれる仕組みになっている。ボコボコと音を立てて急に作動し、新鮮な温泉を注いでくれるのだが、かなり大きな音がするのと、周辺はかなり高温になるので注意が必要だ。

内湯と露天風呂があり、外の涼しい風に吹かれて浸かる温泉は格別。温熱・保温効果もあってか、入浴後は身体の芯からポカポカ担になった。入浴料は700円と少々高めだが、泉質の良さは間違いない。遠賀川沿いの田園地帯が広がる平野に突如として出現する立地も素晴らしい。

良い温泉をありがとう。






<2016.12.17入湯>


■ 遠賀川温泉
所在地:福岡県遠賀郡遠賀町浅木61-1
連絡先:093-293-6869
入浴料:大人・・700円
営業時間:不明(毎週火曜・第4月曜定休)


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湯処巡礼 四十六番 ~ 大分・由布院温泉 名苑と名水の宿 梅園(温泉編)

湯布院?由布院?ゆふいん?…。

どの表記が正しいのかといつも迷ってしまうが、「由布院温泉」が正しいようである。

私も少し調べてみたのだが、近隣温泉地を含めるかどうかに加えて、市町村合併が複雑に絡み合い、表記の問題をややこしくしているようなのだ。全国的な知名度や定着感という意味では「湯布院」だが、正しいのは「由布院」。ならばどちらでも良いようにと安易に「ゆふいん」や「yufuin」という表記を用いるところもあるが、混乱を助長する結果となり混乱が生じているようだ。

全国的に有名な由布院温泉だが、温泉に浸かった記憶は過去に一度あったかどうかというくらいで、ほとんど初めてのようなものだった。




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由布市の田園地帯にある「名苑と名水の宿 梅園」を宿泊利用することとなり、その中の「天心の大湯」という大浴場を利用させていただいた。



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さすが湯処・由布院温泉だけあって、湯量豊富な温泉の恩恵を受けた広々とした大浴場。

内湯・露天風呂・ガラス格子窓に囲まれた半露天風呂があり、正面には由布岳を仰ぎ見ることができる絶景温泉だ。源泉60℃の温泉は約45℃で浴場に注がれ、季節によっては加温・加水をするようだが、もちろん源泉かけ流しの温泉である。無色透明の単純温泉はとろみとスベスベ感のある優しいお湯で、肌がツルツルになる美肌の湯ということで女性からの支持される所以だろう。

由布岳の絶景もさることながら、露天風呂や内湯の底に敷き詰められている岩石も、故郷の魅力を近くで味わって欲しいとの思いから、由布岳から採取してきたものらしい。大浴場はとても広々としていて居心地がよく、泊まった晩と翌朝の2度入浴したのだが、いずれもほとんど貸切状態だったので1時間近くゆっくりとすることができた。独立した洗い場や脱衣所内にある名水サーバーなど、ちょっとした工夫や心遣いも嬉しい。



<2016.12.22~23入湯>


■ 名苑と名水の宿 梅園
所在地:大分県由布市湯布院町川上2106-2
連絡先:0977-28-8288
入浴料:大人・・600円、小人(3~12歳)‥300円、2歳以下・・無料
営業時間:11:00~15:00

| 日常の話題 | 20:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿55.由布院 名苑と名水の宿 梅園(宿泊編)

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温泉地として全国的な知名度を誇る由布院温泉。

これまで立ち寄り入浴や通過したことはあっても、宿に泊まりじっくり街を歩くという経験はなかったのだが、今回由布院温泉に宿泊する機会を得ることができた。

由布院温泉は、由布岳を仰ぐ盆地のなかに宿が点在していて、大規模なホテルや旅館はほとんどなく、歓楽的要素の強い温泉街も存在しない。長閑な田園風景とお洒落で現代的な宿が特に女性に人気らしい。温泉街は存在しないが、湯布院駅と金鱗湖を繋ぐルートには「湯の坪街道」があり、土産・甘味・カフェ等が軒を連ねている。



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由布院駅から金鱗湖へと伸びる駅前通りや湯の坪街道にはお洒落な店が軒を連ねるが、その中には県外の資本が入っている店が多数ある。由布院に来たのに東京や京都で製造されたものを喜んで買っていく。とある店に行ったとき、一体何のために此処にきているのかと残念な気持ちになると店主が話していた。

その店主が絶賛していたのが「kotokotoya」のジャム。地元や周辺地域で栽培・収穫された野菜・果物を使い、じっくりコトコトと手間暇かけて作られた商品だそうだ。店内で試食をしたら美味しかったので購入したのだが、前述の店主からは、「良い買い物をされましたね」と褒めていただいた。




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さて、今回お世話になったのは「名苑と名水の宿 梅園」。

本ブログではあまり登場しない豪華温泉旅館である。私もこれまで様々な宿に宿泊してきたが、宿の格式・宿泊料金・豪華さの観点からすれば、自分史上利用してきた中ではトップクラスの旅館の一つだ。12月下旬のクリスマス3連休直前の平日の宿泊だったことと、「九州ふっこう割」の宿泊補助も受けることができたので、比較的手頃な価格(とはいってもかなり高価)で利用できたのは助かった。

宿に到着した頃にはすでに日が落ちていた。由布院の中心部から田園地帯を抜けたところに梅園はある。広大な敷地を持つ宿であることを下調べで把握していたのだが、駐車場に着いても周囲が暗いのでその全貌がよく分からない。すると宿の方が車で迎えにきてくれて車内の荷物を持ち出してくれた。どうも駐車場からフロントまで少々距離があるようで私も一緒に送迎車に乗って運んでもらった。



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梅園には宿泊棟もあるのだが、今回利用したのは離れの部屋。広大な敷地の中に広がる庭園の中には離れが点在していて、豊かな自然に囲まれて周囲を気にせずゆったりとした時間を過ごすことができる。


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客室は和洋室で、10畳の和室にベッドルームに広縁が備わっている。このような高級旅館に泊まるのはほとんど初めてなので比較対象がなく評価のしようもないが、贅沢の極みというか至れり尽くせりの空間で快適そのものだった。




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宿に到着して急いで風呂に入り、お楽しみの夕食へ。

食前酒 梅園特製梅酒

先付け 南瓜豆乳豆腐南瓜クリームソース

前菜  牡蠣葱味噌焼き 薩摩芋密煮 琥珀玉子 鮭の豆腐テリーヌ
     海老 銀杏 零余子松葉串 ミニトーストのカナッペ風

御造り 旬魚三種盛り

蒸し物 茶碗蒸し

鍋物  鱧と牛コラーゲン鍋

強肴  陶板焼き 豊後牛 冠地どり つけ添え野菜 自家製たれ 岩塩

煮物  錦雲豚やわらか煮 馬鈴薯ソース

食事  十二穀米

留椀  つみれ汁

香の物 季節の漬物二種盛り

水菓子 洋梨ゼリープリン


旅館の夕食は総じて量が多いのでそれを見越して昼食は軽くしておいたのだが、それでも全部食べるのには苦労した。どれもこれも美味しかったが、特に印象的だったのは食前酒の梅酒、御造りの勘八、鱧と牛コラーゲン鍋だろうか。



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翌朝の朝食は和・洋が選択でき、和食を注文したのだがこちらもかなりのボリューム。夕食も朝食もどれもこれも美味しくて大満足内容だった。

旅館に一泊してみて印象的だったのは外国人の多さで、その大半は中国・韓国からの旅行客だった。そして従業員の側にも同国出身の人間が多数いたのには驚いた。研修生として働いているらしく、外国人客の言語対応の意味で雇っているのだろう。片言の日本語で接客している姿には大変好感が持てるのだが、こうも外国人が多いと日本人の側としては少し戸惑ってしまう。B&Bが主流の外国ホテルに対し、一泊二食付きの旅館は日本的な贅沢の極みともいえるものだが、日本人が気づかないうちにすべて外国人富裕層に乗っ取られ、そのうち日本人の手の届かない存在になってしまうのだろうか…。








<2016.12.22宿泊>
(1泊2食付 楽天トラベル利用)


■ 名苑と名水の宿 梅園
住所: 大分県由布市湯布院町川上2106-2(大分道 湯布院ICより10分)
電話:0977-28-8288
特記事項:絶景温泉、離れのある豪華日本旅館

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我が愛しのコッペリア

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以前の記事で紹介した、九州では御馴染のリョーユーパンのマンハッタン。

年末年始に九州に行くことがあり、早速マンハッタンを購入してみた。その時にパンの売り場に「コッペリア」というメーカーの今まで聞いたことがないようなパンがあって、少し気になって試しに買ってみたのだが、これが思いのほか美味かった。

2種類買ってみたのだが、特に左側の「玉子ピザ」という商品は美味だった。

HPを見てみると、コッペリアの看板商品の一つのようである。コッペリアの本社は福岡の筑紫野にあり、福岡市内の高校売店でのパン販売が発祥のようだ。それだけに安くてボリュームのある商品が多く、前述の「玉子ピザ」の玉子の量も半端なく多かった。食パンに玉子のペーストを塗りたくり、マヨネーズやベーコンをトッピングしたシンプルなパンで、ピザといっても焼いてはいない。おそらく買ったものを各々で焼くのだろう。高校なんかだときっと備付けのオーブンがあって、自由に焼くことができたに違いない。やがてそれらは思い出の味として脳内に記憶されることになり、大人になっても食べたいという要望が出てこうしてスーパーなどでも売られているのだろう。

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