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ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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全行程終了とひとつの後悔

試合終了後にもうひと眠りし、職場に到着したところで活動終了です。

最後に本活動での心残りをひとつだけ記しておきます。

今回の活動では往復航空券と宿泊がセットになったパック旅行を発注し、居酒屋訪問を鑑みて2日目の宿泊場所は盛岡と決めていました。翌日に八幡平を訪れることを考えても盛岡が最も都合が良いからです。しかし2日目の岩泉線訪問を終えて茂市から国道106号で盛岡へと向かう際、三陸海岸への思い残しが心を駆け巡り私を引き留めるのです。

2日目の昼間に三陸鉄道の島越駅を訪ねました。津波によって全壊した島越駅に替わり建て替えられた新駅舎や駅周辺の震災遺構を見学して過ごしていたのですが、その最中に流れた町内放送に私は釘付けになりました。その内容とは明日の「ウニの口開け」についての連絡で、初めて「ウニの口開け」という言葉を聞いた私もそれがウニ漁の解禁を意味していることはすぐに分かりました。出漁時間や制限重量、瓶詰の際の不良品排除の徹底などが主な連絡事項であったと記憶しています。そもそもこの日は野田村から宮古まで三陸海岸を南下し、岩泉線を訪ねて盛岡へ向かう予定でした。ところが前半で思いのほか時間を要し、潔く宮古を切って田野畑から内陸部の岩泉へと舵を切ったのですが、不完全燃焼の感は否めませんでした。

私はもともとウニを好き好んで食べる方ではなく、どちらかというと苦手な食べ物に属します。それでも年齢を重ねたことで嗜好が変化したのか、ここ最近はすすんで食することはないものの以前ほどの抵抗感なく食べることができるようになりました。つるっとした喉越しや磯の香りといったウニ特有の醍醐味も理解できるようになってきていたのです。仮に今晩田野畑に留まれば明日のウニの口開け早朝の出漁や住民総出の水揚げ風景を目に焼き付けることができるとともに獲れたてのウニを味わえるのではないか、その後に宮古に行けば今日の穴埋めも可能になると考えたのです。田野畑にとどまれば盛岡夜の部や八幡平を切ることになります。盛岡のホテルはパック旅行での手配なので今更変更はできず、不泊とすることは可能ですが新たに三陸域内で別途追加支出で宿泊場所を手配する必要があり、これは現実的ではありません。今後の活動を左右する分岐点が岩泉線探訪終了後の茂市駅だった訳ですが、熟考の末に結果的には盛岡へと向かったのでした。

わざわざ町内放送が流れるほどの行事である「ウニの口開け」はきっと三陸の人々にとっては大切な行事のひとつで、その当日に現地に身を寄せて様子を観察したいという思いが私の心を三陸海岸に留めようとしていたのです。残念ながらそれは叶いませんでしたが、三陸の初夏の味覚でもあるウニはまた次回への宿題としてとっておくことにします。

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| 18年6月/東北 | 08:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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