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ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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八幡平山頂付近の名もなき水

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いくら八幡平が涼しいとはいえ、20度ほどまで上昇する初夏のこの時期の日中に風呂に入れば身体も火照ってきます。風呂から上がり松尾八幡平方面へ下る道中、前方に路上駐車している車とその傍らで身をかがめて水を汲む人々を見かけ、吸い寄せられるように私も車を停めました。

そこは水汲み場として整備している訳でもなく、水の神を祀る祠もなければ柄杓もありません。ただパイプから水路に向けて水がどばどばと流れ出る場所で、先客がいなければ間違いなく素通りしていたところです。私は特段執着はないものの名水めぐりは好きな方で、旅先の道中に採水地があれば基本的には立ち寄るようにしています。これまでも北海道・白金温泉、四万十川源流水、薩摩川内・市比野温泉と感動を覚えるような数々の名水と出会ってきましたが、ここ八幡平の水もまた感動的な名水のひとつになりました。


とりわけ特徴的なのはその冷たさです。今まで全国各地で水を汲んでは飲んできましたが、ここまで冷たい水を私は他に知りません。結氷寸前ではないかと思うような冷たい水は口に含むと冷涼感が全身に沁みわたります。そしてこんなにも冷たくて美味しい水が汲めるというのに、目立つことなく道路わきに存在しているのも良い。おそらく正式には水汲み場ではなく、ただ雪解け水が水路に排水されるのを汲んでいるにすぎないのかもしれません。


豊富な雪解け水が長い年月をかけてミネラル分を含み、伏流水として流れ下る八幡平は名水が生まれる里です。そういう意味では、八幡平山頂付近で汲んだこの水は生まれたての雪解け水であり、そのぶん冷たさが際立つのではないでしょうか。地理的特徴によって生まれた「名もなき名水」といえます。この水の存在に気づかせてくれた先客には感謝しますが、見通しの悪い道路先での一車線を完全に塞いだ路上駐車はいただけません。とうに仕事をリタイアされた人生の先輩とお見受けしましたが、こういうところは見習いたくないものです。すぐそばに広い駐車帯がありますので、こちらに車を停車させてゆっくり楽しみたいものです。
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| 18年6月/東北 | 14:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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