ニッポン風めぐり紀行

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呑処巡礼 十番 ~松本 しづか

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松本城の程近く、大手町に店を構えるのが『しづか』である。

入り口の扉を開けると、物腰の柔らかそうな女将さんが迎え入れてくれ、カウンターに通された。

カウンターが10席ほどにテーブル席もそこそこの数がある。さらに奥には団体用の大部屋もあるようで、私が入店して以降、予約を入れてある来店客が次々と大部屋に通されていった。まだ早い時間であったためカウンターはそれほど混んでいなかったのには救われた。

大人数が収容可能な店だけに、厨房も給仕も従業員の数が多い。「しづか」では松本の郷土料理を幅広く提供しているが、その中でもおでんと焼鳥が充実しており、焼鳥担当の親父さんと、おでん担当の女将さんはこの店の重鎮といった印象。また私を迎え入れてくれた女将さんが大女将のような存在で、彼女の指揮の下で若い従業員が動いている感じだった。厨房の使い込まれた焼台や調理台、店内の調度品や家具、壁に張られた御札、黒光りした柱や梁からは、この店が積み重ねてきた歴史を感じとることができる。



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通常のお品書きのほか、「本日のお献立表」として手書きされたお品書きには、山菜や川魚を中心とした旬の食材が並ぶ。暫しの間悩んだ挙句、おでんは却下してまずは焼鳥を発注。さらに日本酒は地元松本の「アルプス正宗」、さらに冷奴と馬のもつ煮「おたぐり」を発注した。

「しづか」の価格帯は全体的にやや割高なのだが、一品一品の量が非常に多い。確かな食材と丁寧な仕事により生み出された料理を、思う存分味わってほしいという店側の思いが伝わってくるようだった。

「しづか」は昼の営業もしていて、定食類の種類も豊富である。体調がすぐれなかったこともありここで酒をきっぱりと諦め食事モードに舵を切り、気になっていた山賊焼とともに島内産の米を使ったご飯を注文した。すると女将さんが「なめこ汁もご一緒にいかがですか?美味しいなめこですよ」と勧めてきてくれたので、併せて注文してみることにした。

するとこれが大正解。山賊焼にご飯・なめこ汁・漬物のついた山賊焼定食の完成である。ちなみに山賊焼はこれでもハーフサイズである。ご飯の量も多めで、通常サイズの山賊焼を頼んでいたらおそらく食べきれなかっただろう。山賊焼とご飯はもちろん相性抜群なのだが、なめこ汁の美味しさはさらに感動的だった。程よい濃さの信州味噌となめこの相性は抜群。西日本ではなかなか味わえない芳醇で深い味わいのなめこ汁だった。


そして、山賊焼定食の味が忘れられず、私は翌日も松本に宿泊し、そして「しづか」に足を運ぶのであった。前回と同じ席に座り、同じ山賊焼定食を味わった。女将さんも私のことを覚えてくれていたようで、「今日もお越し頂いてありがとうございます」と礼を言われた。

美味しい料理と居心地の良い空間を2日間にわたり堪能出来て本当に満足している。

松本を訪れたなら、絶対に訪れたい名店である。






<2017.5.2~5.3訪問>

・アルプス正宗
・焼鳥盛り合わせ
・冷奴
・おたぐり
・山賊焼ハーフ
・ご飯
・なめこ汁

■ しづか
長野県松本市大手4-10-8
0120-118073
12:00~22:00
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| 17年GW/信州・北陸 | 22:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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