ニッポン風めぐり紀行

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宿泊帳簿33.湯処巡礼 四十一番 大分・日田温泉 山陽館ひなの里 

日田は「水郷の街」と呼ばれる。

典型的な盆地である日田の町を流れる筑後川水系の三隈川は、降水量が多く用材木の生育が早いために林業の産地として栄えた日田の木材の積み出し港としての水運の役割を担い、福岡・筑後地方との繋がりを深めた。


清らかな水の流れは人々の暮らしにも根付いてきた。盆地で夏の暑さの厳しい日田に、水は安らぎと涼しみをもたらした。全国的に有名な焼酎「いいちこ」、サッポロビール九州工場、日田天領水の本社などは日田にあり、いかに日田が水の街であるかがうかがえる。初夏から秋にかけては日田温泉が面する三隈川で鵜飼いが行われ、各温泉宿が屋形船を出すなどして風情を楽しむことができる。





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九州・沖縄スタンプラリーの道中で日田に一泊することになった。日田温泉の温泉街は日田の市街地からも近く、三隈川の川沿いに約8軒ほどが立ち並ぶ。その中でも老舗の「ひなの里 山陽館」のお世話になることになった。





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老舗とあって建物自体は古く、くたびれ感がところどころに散見されるが、山陽館にはそれを超えるもてなしがある。「365日ひなまつり」というキャッチフレーズからも分かる通り、この宿はとにかく女性をターゲットにしている。ロビーに飾られたひなまつり、色とりどりの浴衣、客室内に散りばめられたウサギのマスコット付きのメッセージの数々…。あらゆるところに女性客を意識した可愛らしさがある。私がチェックインした時に応対してくれたフロントの人や玄関で迎え入れてくださった支配人らしき人など若い女性従業員も多く、老舗旅館の再建にあたり若い女性のアイデアが取り入れられたのだろう。

本当なら彼女でも連れて来たいところだが、残念ながら私一人。三隈川に面した眺望や設備の良い部屋が大多数なのだろうが、私の部屋はビジネス利用をあてこんだ角の狭い部屋だった。眺望は窓を開ければ巨大な換気扇が並び、その音だけが響くという残念なものだった。





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旅館の最上階にある洋風の「かわせみの湯」と和風の「ひばりの湯」は、一日単位で男女が入れ替わるので、宿泊する日の夜と翌朝の2回温泉に入れば両方の風呂を楽しめる。いずれも三隈川に面した眺望の良い展望風呂である。温泉自体は無色透明のこれといった特徴のないサラサラした湯で、加温・循環ろ過されている。




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朝食付きのプランを利用したのだが、翌朝のメニューは定食の小鉢9品にバイキングがつくという変則形式。特にカレーが美味しかった。

総合すると、水郷日田の情緒や女性に特化した宿のおもてなしを満喫したい人向けの旅館で、大切な人を連れて一夜を過ごす分にはよいが一人利用にはちょっと心寂しく不向きであると感じた。俺は一人だからしょうがないと割り切ってしまえば何ら問題ないのだが、女性を意識した宿の雰囲気が皮肉にも独り身の寂しさを助長するのも事実である。





<2016.3.20入湯・宿泊>
(1泊朝食付 ¥8,000)


日田温泉 ひなの里 山陽館
住所:大分県日田市隈1丁目3-8(大分自動車道日田ICより10分)
電話:0973-22-2134
特記事項:日田温泉、鵜飼いと屋形船、女性を意識したもてなし
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