ニッポン風めぐり紀行

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湯処巡礼 四十番 ~大分・竹田 長湯温泉 「千寿温泉」


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九州・沖縄スタンプラリー2015の道中、大分県は竹田市の長湯温泉を訪れた。3日間の道程の中日。この日は前日に宿泊した中津から国東半島内陸部にある文殊仙寺めぐり、大分空港道路~日出BP~大分道・大分光吉ICと経由して一般道を走って昼過ぎに長湯温泉に到着した。

中途半端な時間ではあったが、長距離走行を敢行したことで疲労と全身の汗が気になり、長湯温泉で風呂に入りたいと思い、御前湯・ラムネ温泉などの共同浴場をのぞいてみるものの、3連休の中日であるためかお客が多くてどうも入る気になれない。そこで道の駅「長湯温泉」で貰った温泉街のマップを眺めて、長湯温泉の温泉街からは少し離れた場所にある「千寿温泉」というのが気になり、実際に行ってみるとこれが大当たりだった。






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温泉街から離れた住宅地の一角にある。浴室に受付棟がくっついている格好だが、外観的にはそれほどの古さは感じない。受付にはお昼寝中で今にも椅子から転げ落ちそうな爺さんが座っていた。無理に起こすと申し訳ないと思い、料金箱に静かに100円を入れた。






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服を脱いで、浴場の扉を開けた瞬間、その鄙びた雰囲気に思わず絶叫したくなるほどだった。コンクリート造りの壁は赤茶けていて、浴槽の縁や床は析出物がびっしりとこびりついている。温泉自体は無色透明だが、析出物の影響からか茶褐色に染まってみえる。さすがに長湯温泉ともいうべきか、温泉を口に含むとシュワシュワとした炭酸泉で、ほのかに鉄分臭も漂う。源泉温は43.9℃とのことだが、浴槽に注がれる温泉もやや温めで、長時間浸かっているとじんわりと温まってくる。浴槽は5人が浸かれば満員という程の小さなもので、竹筒から浴槽の注がれる温泉相応の大きさであるように思う。時折、ボコボコと音を立てながら注がれる温泉は、紛れもない本物の温泉である。

約40分ばかり浸かっていたが、最初から最後までほぼ貸切だった。あがり際になって2名が入ってきたが、その言葉からおそらく地元民だろう。千寿温泉は、地元住民に愛される共同浴場であるに違いない。長湯温泉というと御前湯やラムネ温泉などの共同浴場が有名でそれらはかなり賑わっていたが、その喧騒を外れこのような本物の温泉を静かな雰囲気の中で堪能できることは、最高の贅沢である。






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余談だが、長湯温泉の一角には「コロナダ」という飲泉所がある。健康づくりの一環として日本以上に飲泉文化が定着している欧州に倣い、飲泉の対象となることが多い炭酸泉が湧出する長湯温泉でも飲泉文化が定着するようにとの思いから建設されたものだそうだ。







<2016.3.20入湯>


■ 長湯温泉 「千寿温泉」
所在地:大分県竹田市直入町長湯
連絡先:0974-75-3085
入浴料:大人100円 小学生50円 (営業時間:不明)
定休日:不明

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