ニッポン風めぐり紀行

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九州・沖縄スタンプラリー2015 ~ 九州中央編 思い出の風景(2)

■佐賀関の関崎灯台

四国 愛媛は佐田岬と目と鼻の先、大分 佐賀関の関崎灯台を訪ねます。


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言わずと知れたブランド魚 関サバ・関アジの水揚げ港である大分 佐賀関。休日のこの日は漁も休みなのか、人々が釣りを楽しむなど、ゆったりとした時間が流れているようでした。佐賀関の陸地が最も入り組んだ部分は『関サバ・関アジ通り』という佐賀関の中心街で、北側の別府湾と南側の臼杵湾をつなぐおよそ1kmほどの通りなので、歩いてゆっくりと散策できます。





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佐賀関港周辺は日鉱金属という大きな会社が立地していたりしてそこそこ賑やかなのですが、岬の先端部へ向けて車を走らせていくと突然人気が途絶え、地の果てのような雰囲気へと様変わりします。

関崎灯台から豊後水道を望みますが、この日はガスがかかっていて、四国側の佐田岬ははっきりとは見えませんでした。






■佐賀関の関サバ

地の産物をその土地で食するというのが最大の贅沢であると思うのですが、このたび初めて佐賀関を訪れ、これまで一度も食したことがなかった関サバというやつをその土地で食してみたいと思っていました。最大の障壁はその高級魚ブランドゆえの高額な値段な訳ですが、本物の関サバを食らうならば黄河うな出費もやむを得ないとの結論に至り、国道沿いのお食事処『関の瀬』の暖簾をくぐります。


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11:00の開店まで店の駐車場で待っていると、のぼりを掲出するために店の外に出てきたお姉さんが、


「もう空いてますんでどうぞ。」


と誘ってくれました。

事前にネットで確認はしているものの、


「関サバの定食ってだいたいいくらぐらいですかね?」


と一応聞いてみると、

やはり想定通りの「2,700円になりますね。」というご回答。

現実を突きつけられいったん躊躇しますが、もうここまできたら逃げられないと腹をくくり、意を決して入店です。

外観からは想像もつきませんが、店内はとてもお洒落で洗練されています。厨房は男性が仕切っていましたが、カウンターやホールは若い女性従業員によって取り仕切られていて、さり気なく飾られた花や店内に流れるBGMなど、そこかしこに女性らしさが垣間見えます。





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こちらが関サバ定食¥2,700-。

関サバの刺身は背の部分が4切に腹の部分が5切でカボス付き。そのほかに白飯、茶わん蒸し、酢の物、煮物、漬物、味噌汁、ゴマ豆腐がついてきます。やはり刺身は絶品で、特に腹の部分は程よく脂がのっていてコリコリした歯ごたえ十分。のりの良い脂も決してくどくなく、カボスの搾り汁との相性も抜群で、甘口の刺身醤油も九州らしくて良いです。刺身以外ではゴマ豆腐が実に美味しく、店員に尋ねてみると自家製なのだそうだ(因みに刺身醤油も自家製)。楽しいお食事の時間はあっという間に過ぎ去り、この日は一番客として入りましたが、退店するころには既に多くのお客で席が埋まっていました。



関アジ・関サバはブランド魚の先駆け的な存在で、前例のない中での登録申請や、登録後のブランドの守り方など、先駆けであるが故の苦労も想像できます。それだけの努力の汗で守られてきたのが関アジ・関サバの品質ならば、少々高額な値段であっても納得がいくような気がしたのです。

地元の人が地元のものを消費する時代はとうに過ぎ去り、日本中強いては世界中の人々が全国各地の産物を選り好みする時代です。消費者に選ばれなければ消えゆく宿命にある非情な時代の中で、魚をブランド化して付加価値をつけ、他との差別化を図って生き残ろうとするのは当然の発想であり、これだけの高値になったのも、高品質を求める消費者の期待に生産者が応えようとした結果であると思います。あまりにも高額は価格への賛否はありますが、消費者生産者を含め、我々が取捨選択した末の社会の在り方ですから、素直に受け入れるしかないのかもしれません。
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