ニッポン風めぐり紀行

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湯処巡礼 三十五番 ~熊本 上天草 弓ヶ浜温泉 湯楽亭

わが宿は  海の見えねど  宝の湯


                 重ねて入りませ  紅に白に







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天草の海沿いに “洞窟風呂” があると聞きつけ、天草の弓ヶ浜温泉 湯楽亭を訪れました。国道から住宅地の細道を抜けて東シナ海沿いに立地する宿へと向かうわけですが、ナビがないためツーリングマップルを頼りに進みましたが、少々迷ってしまいました。



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玄関で受付を済ませ、500円支払って別棟の湯小屋へと向かいます。その湯小屋の入り口に、額縁に入れられて飾ってあるのが冒頭の短歌です。湯小屋の扉を開けると、幸いにも先客がおらず、完全貸し切りの状態。誰もいない今のうちにと思い、ここぞとばかりに浴場内を撮影します。








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まず浴室の扉を開けてすぐのところに、白湯と呼ばれる洗い場の備わった浴槽があります。温泉は無色透明でぬるぬる感がすさまじく、肌がすべすべになります。そしてここからさらに奥の浴場へと繋がっており、手前とは泉質の異なる赤湯と呼ばれる洗い場付きの浴槽があります。析出物がびっしりとこびり付いた少し塩味のする赤茶色のお湯ですが、季節によってはお湯の色が変化するそうです。






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さらにその先がありまして、岩場を掘り進めた洞窟風呂、寝そべって浸かれる個室風呂、さらに露天風呂と実に多彩!これらは赤湯と白湯をブレンドさせているようです。中でも洞窟風呂はまるで地底探検をしているような不思議な空間で、私は貸切で他に誰もいないのをいいことに、一人カラオケを熱唱しました(洞窟なので響音がよい)。


湯楽亭の開湯は非常に新しく、白湯は昭和52年、赤湯は平成9年だそうです。確かに、もともと白湯のみの湯小屋があって、後で赤湯や洞窟風呂などを付け足して言ったいったような形跡が窺えます。どうも宿主の温泉採掘の趣味が随分と高じてしまったようで、裏山を掘り進めて行ったら温泉が湧きだし、今の洞窟風呂や露天風呂ができたのだそうです。


冒頭の短歌にもありますが、湯楽亭は海に面した位置にはありますが、宿からの海の眺望は残念ながら期待できません。ただ、2種類の泉質の異なる温泉が楽しめることに加え、お湯に浸かっていると、手作り感満載の温かみや優しさを感じ取ることができるのも特筆すべき点です。

ひとつだけ難点を挙げるとすれば、洞窟風呂や露天風呂の湯がやや汚かったことでしょうか…。





良いお湯を、ありがとう。





<2015.11.2 入湯>

■ 弓ヶ浜温泉 湯楽亭
所在地:熊本県上天草市大矢野町上弓ヶ浜5190-2
連絡先:0964-56-0536
入浴料:500円(10:00~20:00)


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