ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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日本一の居酒屋 田吾作 ~島根・益田 (〆編)

太田和彦氏が「田吾作」を訪問する某番組において、「田吾作」の女将である岩崎さんとの会話の中で、「街を発展させないまま守り続けていくことが何よりも難しい」という類のやりとりがある。


益田の街も、駅前が再開発されたり、郊外にロードサイド型の商業密集地が出来たり、新たに高速道路が出来たりと私が子どもの頃とは随分と街の様相が変化した。大都市圏も地方の中核都市も今は何処も金太郎飴のように町並みが画一化していて、一体何のための旅なのか分からなくなるときもある。しかしその一方で、一見すると画一化されたような街も、時間をかけて街を歩き深く掘り下げていくと、町の発展とは一線を画した昔ながらの建物や飲食店、街並み、そして人々の営みが埋もれていることがある。「旅をする」とは自らの五感を駆使してそこまで深く掘り下げて地域風土の真髄に迫ることであり、私はそういう鋭い嗅覚・洞察力を備えた旅人でありたいと思っている。

地方の生活は、都市の人が思っている以上に厳しい。そして、街を発展させないまま守り続けていくことは何よりも難しく、勇気と覚悟が必要だ。益田における『田吾作』という店は、まさしくその象徴のような場所である。







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だいぶ話がそれてしまったが、最後に〆。

田吾作では自家製の豆腐もつくっていて、冷奴・揚げ出し・味噌汁などの豆腐を使った料理も豊富。その中で〆として湯豆腐を注文した。食感は硬い木綿豆腐といえば良いか、いわゆる田舎豆腐で、ポン酢をつけて少し七味唐辛子を振って食べると非常にうまい。


およそ2時間ほど飲み食いして退店。飲み物も含めてだいたい一人5000円くらいで済み、コースで頼むよりも単品で頼むほうがお得かもしれない。来店時は我々が一番乗りで先客はいなかったが、退店時には3~4室個室が埋まっていて、カウンターにもお一人座られていた。値段が高いので一人ではなかなか来にくいが、カウンターと個室エリアが離れているので、周りを気にすることなく一人でゆっくり飲んだり店の人としゃべったりすることができる。



帰りのときは、女将の岩崎さんをはじめ、店の人が温かく見送ってくれた。

女将さんの「またいつでも来てくださいねぇ」という言葉は、妙に暖かく心に染みる。

店を出ると、目の前の小川からはウシガエルの大きな鳴き声が聞こえてくる。

心地よいほろ酔いの中で益田駅まで歩き、大満足で帰宅の途についた。




<2015.7.9>



田吾作
住所:島根県益田市赤城町10-3
電話:0856-22-3022
営業時間:12:00~24:00(ランチ営業あり、日曜営業)
定休日:不定休


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