ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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宿泊帳簿27.新潟・上越 旅館 附船屋

直江津は鉄道の街である。


直江津を中心に東は新潟へ、西は富山・金沢へ、南は長野へ、さらに越後湯沢へと鉄路が伸びている。各方面への列車・特急列車がひっきりなしに発着する長大ホームと何本もの線路が並ぶ構内は迫力そのもの。ちょうどJR東日本とJR西日本の境界でもあることも重なって、直江津は鉄道の要衝駅の旅情を感じることが出来る素晴らしい駅なのである。


しかし、鉄道の側面から見た直江津駅の重要度とは裏腹に、直江津駅前は意外にも静かで賑わいが少ない。大きなホテルや旅館が何軒か建っており、雁木づくりの風情ある通りに小さな飲食店や飲み屋が軒を連ねる風情はいかにも雪国・新潟の風情ではあるが、あまり人気を感じない。直江津のある上越市は市域が広く、市役所本庁舎のある春日山や高田公園のある高田など中心がいくつもある。さらに妙高市に程近い脇野田界隈に北陸新幹線の上越妙高駅が新設され、市の中心が分散され、さらに北陸新幹線開業によってこれまでの鉄道要衝の役割を終えることになれば、直江津はますます寂れてしまうかもしれない。







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そんな鉄道の要衝地・直江津の駅前に建つのが『旅館 附船屋』。

直江津は日本海に程近い港町でもあり、この旅館の名前からして昔はもっと海に近かったのかもしれない。直江津駅の本当にすぐ目の前。雁木造りの商店街の一角にある。以前からこの旅館の存在は知っていて一度泊ってみたいと思っていたのだがなかなか機会がなくて実現しなかった。信越本線・北陸本線の終幕を目前に控えた今、JRの風情を残すうちにどうしても一度宿泊してみたいと思い利用することにしたのだ。





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入口の扉をガラガラと開けると女将さんが出迎えてくれた。家族経営の宿で、奥からは子どもの声が聞こえてくる。外観は歴史のある古い建物のように感じられるが、内装はリフォームされているようであまり古さを感じない。入口右手にはフロントの役割を果たす番室があり、ここで受付を済ます。4畳くらいの部屋になっていて、こたつとストーブが置かれた部屋には帳簿類一式やTVや雑誌類が置かれていた。旅館の門限は23時で、施錠時までは女将さんがこの部屋に詰めて番をしてくれているのだ。中に入っていくと、廊下や調度品はそのどれもがピカピカに磨かれ、お洒落で落ち着いた雰囲気で満ち溢れている。客室にたどり着くまでの段階で家族経営の旅館の素朴な温かさ、宿主の宿やお客に対する愛情やもてなしの思いを感じ取ることが出来た。







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落ち着いた雰囲気の和室も秀逸。外の居酒屋で食べようと一旦外に出たのだが、落ち着いた部屋で過ごすひと時も悪くないと思い直し、コンビニで食料を調達して部屋で過ごした。さりげなく飾られた花、ふかふかの布団、ウォーターサーバーの設置など心まで満たしてくれる居心地のよさで、良い時間を過ごすことが出来た。

翌朝の出発が早く、昨晩の受付時に出発時刻を伝えていたのだが、わざわざ起きてきて鍵を開けてくださった。朝食が美味しいとの評判があり残念ながら今回は頂く事が出来なかったのだが、再度直江津を訪れるときには附船屋の女将さんが作る朝食も味わいたいものである。









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良い宿をありがとう。




<2015.3.12宿泊>
(1泊素泊¥5,000)

旅館 附船屋
住所:新潟県上越市中央1-2-16(直江津駅より徒歩2分)
電話:025-543-2262
特記事項:風情ある駅前旅館、門限あり、朝食が美味しい(という評判あり)




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| 15年3月/北陸・信越+北海道 | 17:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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