湯処巡礼~ 信州・渋温泉 外湯巡り (その2)





昨晩遅くにホテルの内湯に入り、朝方には六番・目洗の湯と九番・大湯に浸かりました。中でも大湯は9湯ある外湯巡りの締めくくりとして入浴する渋温泉共同湯の本丸です。他の外湯が地平部にあるのに対して、大湯だけは地平部から階段を下った地下のような位置に湯小屋があり、より源泉に近い位置に浴槽がありより生まれたての新鮮な湯に浸かれるのが大湯なのだろうと推察します。源泉は65℃で、そのまま注がれているのでかなり熱いです。歴史を感じさせる浴場は他の外湯よりもよりはっきりとした茶褐色の湯で満たされ、立ちこめる湯気や温泉は渋味のある香り・味がします。ちょうど温泉街の中心部に位置している大湯周辺は人通りも多く、周囲には神社や足湯もあるため地元住民や宿泊客の憩いの場のような雰囲気になっています。人と人を繋ぎ、地元住民の生活に安らぎをもたらし、街が繁栄して生活に豊かさをもたらしてくれる存在として温泉を畏敬の念を込めてこの地に祀り、長い歴史の中で祈りが積み重ねてこられたものなのだろうと推察します。
温泉街全体の雰囲気は誠に秀逸で居心地がよく、何度でも訪れたいと思わせてくれる温泉です。
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| 15年2月/信越 | 08:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑