ニッポン風めぐり紀行

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湯処巡礼 ~別府温泉郷 明礬温泉 山田屋旅館 (料理編)

私は周辺の散策を、母は風呂を終えて部屋で待っていると、18:30ぴったりに宿の方が「食事の準備が出来ました」と呼びにきてくれました。一階の玄関入ってすぐのところが厨房とダイニングスペースになっていて、お互いを気にすることなく食事が出来るような絶妙な距離感でテーブルや仕切りが配置されています。ちなみにこの日は私等を含めて2人グループが3組。他の2組は夫婦でした。事前のネット情報では朝夕の食事を合わせて70品目もの食材を使っていること、身体に優しい健康的な料理を提供していること、そしてとにかくボリュームがあって食べ切れなかったという口コミもあったりして、結構楽しみにしていました。



まず驚くべきは、コースで提供される点です。このあたりも最初から料理がずらりと並ぶ旅館の夕食とは一線を画しています。取り敢えず、画像を交えてずらっと紹介します。







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①"季節の味覚" 6品の前菜 リズムの3品
前菜を見ていただけると、この宿の食事のコンセプトと通常の旅館とは違うということが何となくお分かりいただけると思います。右手前にある食前酒の杏子酒が美味でした。あと、左上にあるアボカドというものを生まれて初めて食べました。








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②大分の海より 地魚のお刺身
お待ちかねのお刺身。宿のご主人が直々に膳を運んできてくれたのですが、今朝ご主人自らが佐賀関で釣ってきたものだそうです(中央のカンパチは除く)。左から真鯛、カワハギ、カンパチ、平鯵、関鯵。







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③YAMADAYAの優しいポトフ
メインの肉料理は牛ほほ肉のポトフです。玉葱は形を保っていますが、少し箸でつつくだけで崩れ落ち、口の中に入れるとあっという間に溶けます。玉葱のエキスが染み出たスープが抜群に美味しく、またホロホロの牛肉も見た目以上にボリュームがあってこのあたりから腹が膨らみはじめます。









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④旬の一口
アスパラ、筍、ゴーヤです。盛り付けが斬新です。








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⑤大分の郷土料理 鶏天
大分の郷土料理である鶏天。中央部に鶏天が4~5本突き刺さっていて、周りを可愛らしい食材が飾ります(下の丸い部分はポテト)。こちらもかなりのボリュームで完全に腹が膨れてしまいました。トリュフ塩・シークワーサー・柚子胡椒マスタードの豪華薬味陣が少ないのが残念。







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⑥美肌鍋 〆の黒米入りご飯
いわゆる麻辣火鍋でカンパチをシャブシャブして食べます。松の実・葱・パプリカが浮かぶ火鍋にポトフ用の牛ほほ肉から取り出したというコラーゲンを目の前で鍋に投入してくれます。それゆえの美肌鍋。女性には嬉しいサービスといったところでしょうか。最後はいかにも腹にたまりそうな黒米入りご飯をお茶漬けのようにして食べます。ここまで来ると完全に食べすぎなのですが、私は食事を残すという行為がとにかく大嫌いなので気合で食べました(同席人が残すのを見るのも嫌なので母の分までたいらげる)。







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⑦自家製アイスクリームとコナコーヒー

自家製の醤油キャラメルのアイスクリーム。コナコーヒーとの相性も抜群で、私は今回のコース料理の中では一番のお気に入りです。商品化されたら爆発的に売れること確実だと思えるくらいに秀逸すぎる至極の一品。あまり人に知られたくない一品ですね。


最後のデザートのところで、女将さんが挨拶にきてくれました。和服正装のかしこまったもてなしでは勿論なく、全身黒の洋服で現代的な雰囲気を前面に出す山田屋らしい雰囲気の女将さんといったところでしょうか。自分たちの身の丈に合った限度内でお客を受け入れ、居心地の良い空間や見ても食べても楽しめる心尽くしの料理を提供してくれる、その優しくもこだわりのあるもてなしに心を惹きつけられました。二時間ばかりの夕食のひとときに、宿のスタッフの心が凝縮されていたような気がします。








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さて、一夜明けて翌日の朝食。8:00~9:00の間で食事を提供するが、8:00に焼きたてのパンが出来上がるので是非その時間に起こしいただきたいということで、勿論8時ちょうどにダイニングルームに向かいます。まさに朝食の理想形とでも表現できるような色鮮やかで食材豊富な朝食で、コレを食べれば朝から元気が沸くというものです。自家製の焼きたてパンはどちらかというとシュー生地のようなパンで、メイプルシロップにつけて食べると抜群に美味いです。










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最近では廉価なビジネスホテルに泊って夜は繁華街で飲食、朝はホテルの簡単なバイキングで済ますことが多く、旅館に泊って旅館の提供する本格的な食事を夕・朝と食べるというのは本当に久しぶりの経験でした。後述の温泉ももちろん良いのですが、食事を楽しむという意味においても、山田屋旅館は絶対にお奨めできる至極の一軒です。


是非一度、あなたの大切な人と行かれてみてはいかがでしょうか。
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| 15年GW/九州ツーリング | 21:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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