ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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湯処巡礼 ~黒川温泉 旅館山河

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熊本県に入るとやまなみハイウェイとは一旦お別れし、国道442号線日田往還を進みます。このあたりはまさしく「温泉の宝庫」で、どの温泉を訪ねようかと迷うくらいなのですが、人気温泉地として常に上位にランキングされる黒川温泉を初めて訪れることにしました。





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お目当ての旅館を訪問する前に黒川の温泉街をふらっと散策してみたのですが、黒川温泉が人気を博している理由がよく分かりました。田の原川の渓谷沿いに温泉街が形成されているのですが、小規模の和風旅館とお洒落な雑貨屋や飲食店などで形成された温泉街にいわゆる"歓楽色"はまるでありません。大規模な旅館はひとつもなく、温泉街のメイン通りのひとつである下川端通りは車が一台通るのがやっとというくらいの細い通りなので車通りはほとんどなく、浴衣姿で下駄の音をカラコロと響かせながらそぞろ歩きをするのには最高の雰囲気です。






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ここで以前の記事で紹介した雑誌『まっとうな温泉』の無料入浴温泉手形を発動します。この雑誌の西日本版では、九州地方を中心に74軒分の無料入浴温泉手形が付録でついているのですが、土日祝やGW・盆・年末年始を利用不可としている物件が多い中、幸いにも黒川温泉の旅館の中でGW利用可能な物件がありましたので訪問することにしました。








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訪れたのは旅館 山河。もともと人気のある黒川温泉の中でも特に人気のある温泉旅館のひとつのようです。温泉街が形成されている黒川温泉ですが、旅館 山河はその温泉街から結構離れていて、歩いて温泉街に行くというのが難しい距離にあります。温泉街の散策を楽しみたいという人には不向きですが、逆に落ち着いた雰囲気の中で家族や恋人同士で水入らずで過ごすには絶好の雰囲気ではあります。





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沢のせせらぎが聞こえる小道を下っていくと、清らかな深緑に包まれた中に「日本秘湯を守る会」の提灯が吊るされた旅館山河の玄関口が現れます。この玄関と対峙しただけでちょっと此処は別格というか、他とは少し雰囲気が違うなというのを感じました。玄関回りや受付前の広間などは柱から調度品から何から何までピカピカに磨かれていて、さすがに客間のある内部までは見ることは出来ませんでしたが、一度此処に宿泊してみたいと思わせてくれる宿です。






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受付で無料温泉手形を提示して押印を受け、女将さんは私を快く歓迎してくださいます。旅館 山河には内湯の他にいくつかの露天風呂があり、その中から混浴露天風呂「もやいの湯」を案内していただきます(一応混浴になっていますが、女性客に対しては別の露天風呂を案内しておられました)。新緑に包まれた庭の小道をさらに進み、お目当ての混浴露天風呂「もやいの湯」に入湯します。







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旅館 山河の魅力とは何かというと、「ありのままの自然の中に宿が在る」という言葉に尽きると思います。自然を切り拓いて温泉旅館を作ったというよりかは、ありのままの自然の中に温泉旅館を溶け込ませているといった感じでしょうか。勿論その概念は温泉にも通底していて、自然に包まれた広大な敷地の中に「もやいの湯」は在ります。かなり大きな雰囲気満点の岩風呂。旅館 山河では2本の自家源泉を持っていて、それぞれ「薬師の湯」「美肌の湯」と呼ばれています。風呂によって「美肌の湯」単独のものと両泉質を混合させているものがあるそうで、因みに「もやいの湯」は「美肌の湯」単一だそうです。風呂の外から眺めてみると青みがかった温泉に見えますが、実際に浸かってみると実際には薄く白濁した温泉です。露天風呂はかなり広いので場所によって湯温に差がありますが、源泉は73℃とかなり熱めです。打たせ湯が3本あって温泉が勢いよくバシャバシャと落ちる音が常時響き渡るのですが、露天風呂全体が非常に趣があり、今とは違う季節に来てみたり、朝晩に入浴するとまた一味違った雰囲気が味わえるのかなと思いました。






こんな素晴らしいお湯に無料で浸かれるなんて実に素晴らしい話です。

いいお湯をありがとう。



<2015.5.4 入湯>


黒川温泉 旅館 山河
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6961-1
時間・料金:08:30-21:00(500円)
連絡先:0967-44-0906
定休日:なし


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