ニッポン風めぐり紀行

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宿泊帳簿15②.長野・信濃町 黒姫駅前 藤野屋旅館 (その2)

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翌朝、まずは朝食をいただきます。昨晩の夕食もそうでしたが、1階に食堂用の広い和室があって、私ひとり分の朝食がぽつんと置かれていました。かつては夏は登山客や避暑客、冬はスキー客で大いに賑わったのでしょうが、今はその面影を想像することしか出来ません。メニューはお母さん手作りのものが多く、美味しい白飯が食べ放題というのも嬉しいです。普段はほとんどお客が来ないということで、おそらく私一人のために久しぶりにこしらえた夕食・朝食だったであろうと推察するのですが、それでも変わることなく美味しい食事が提供されるもてなしが大変ありがたかったです。








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普段は本館二階の大広間を見せていただきました。襖で仕切れば四部屋の客間、取り外せば大広間となり、団体スキー客の宿泊や俳句大会の休憩所、地域の会合にも使われてきたそうです。

明治21年の信越本線黒姫駅開業と共にこの地に料理屋を開き、その後に旅館業を開いたのが藤野屋旅館の始まりです。二階を案内してもらうとき、「鉄道と共に生きてきたから…」というご主人の言葉がとても印象的でした。大広間のとなりにはいくつかの客間があり、信濃町に赴任した教員の下宿や国鉄職員の休憩所や仮眠所としても使われていたそうで、弁当の仕出しや水道の供給などで長いこと黒姫駅との付き合いがあるそうです。鉄道や駅は名を変えて残るとはいえ、国鉄・JRの歴史が幕を下ろそうとしている今の心境は幾何なのだろうと察します。積み重ねてきた歴史の価値の大きさを思いながらも、時代の変化とともに変わっていくものもあるという現実を思い知らされます。


それにしても、暖かい部屋といい、美味しい食事といい、温もりのあるご夫婦の対応といい、実に良いひとときを過ごさせていただきました。二食付で7500円というのもお手頃な価格で素晴らしかったですが、対価云々ではなく此処に泊まることそのものに価値があるというか、藤野屋旅館に泊まるためだけに来ても十分満足できると思います。





<2015.2.24 宿泊>


■黒姫駅前 藤野屋旅館
長野県上水内郡信濃町柏原2711-22(JR信越本線黒姫駅前すぐ) 
tel:026-255-2065
料金:1泊2食付¥7,500
特記事項:歴史ある駅前旅館の風情、登録有形文化財、温かいもてなしと美味しい食事


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| 15年2月/信越 | 08:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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