ニッポン風めぐり紀行

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クレーン上陸を振り返る

楽しみにしていた大東島名物"クレーン上陸"でありますが、檻に入ってから陸地に着くまではおよそ30秒程度。本当にあっという間の出来事でした。


下船する人は荷物をまとめて甲板で待機するよう指示があり、少しずつ岸壁に近づく様子を眺めながら上陸のときを待ちます。甲板に作業員が集まり、クレーンが檻をつり上げて旋回してきました。甲板といってもそのスペースは非常に限られていて、船体に当てずに檻を下ろすのは熟練の技が必要であると思われます。



まず驚いたのは、私たちを降ろすために港から吊り上げられた檻に、何故か人が二名乗っていたということです。客の安全を守るための保安要員か、それとも我々が降りる前に南大東に向かう客を先に乗せるのかなどと考えたのですが、その二人は結局檻から降りず、下船客を乗せて再び吊り上げられ港で降りていきました。人数が多かったので私は第二便で運ばれたのですが、民宿の送迎車に乗ろうとすると先ほどの二名の姿が。聞くと、飛行機で北大東にやってきた親子で、船に乗る機会がないものだから体験で乗せてもらったとのことでした。岸壁は波が激しく打ちつけるので船の揺れも相当きつく、下船する人たちはまだ良いものの、南大東で降りる人たちは荷役作業中ずっと船内で待機しなければならないのでかなり苦行だと思います。

いずれにしても、このような珍しい下船方法は他航路では考えられない訳で、貴重な体験が出来たと思っています。それと同時に、他に類を見ない下船方法と断崖の海沿いを無理矢理掘削して出来た港の様相が、人を拒み続けてきた大東島の歴史や絶海の孤島で暮らしていくことの過酷さを物語っているようにも思えました。

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| 15年2月/沖縄・大東諸島  | 21:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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