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ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

2019年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年07月

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呑処巡礼 五十三番 ~京都・伏見 大寅

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夜の部の前座として訪ねた利き酒主体の「吟醸酒房 油長」を辞去した後、本編となるに相応し居酒屋を発掘すべく事前情報を仕入れずに伏見の街を彷徨っていたところ、近鉄京都線の高架下に惹かれる一軒を見つけました。同じく高架下に線路と平行する形で設置された桃山御陵駅の改札口を抜けると目の前に飛び込んでくるのが表題の店で、伏見は松本酒造「日出盛」の酒樽が積まれた店構えがひときわ印象的な店です。改札目の前という立地、さらに土日祝は昼から営業しているという形態からして、地元民にこよなく愛される大衆酒場であるとお見受けしました。伏見という土地柄、お洒落で落ち着いた店で飲むものと想像していたところ、活気旺盛な大衆酒場に入店するとはやや予想外の流れだったのですが、自身の嗅覚から発掘した物件であるが故に流れに素直に従うのが良かろうと考え入店するに至った次第です。

店内正面に厨房があり右手にテーブル、左手にカウンターという少々珍しいつくりで店内には赤縁紙短冊に書かれた品書きが並びます。大型連休中ということもあってか店内のお客は少なめで、カウンターの角席に悠々と着席できました。魚介系の料理もあるものの基本的には牛串焼をはじめとした肉料理主体の店のようです。酒類も一品料理も殆どが500円以下という安さで、店の名物だという煮込みをはじめメンチカツやアジフライといったこってり系の料理をマカロニサラダと共に愉しみハイボールやサワーを気持ちよく飲み干しました。明るく派手で活気旺盛な雰囲気の店内は平日の夜などは仕事帰りの客などで大いに賑わうものと思われ、この日の大寅は本来の姿ではないのかもしれません。小倉競馬開催時には競馬の後で「武蔵」で飲むというのがほぼ固定化されていますが、京都競馬の後に「大寅」で飲むという新たな方程式が今後確立される可能性は十分にあります。


<2019.4.29>

・ハイボール
・カルピスサワー
・マカロニサラダ
・あじフライ
・あばら肉トロトロ煮込み(赤味噌)
・屋台の肉汁メンチ


大寅
京都府京都市伏見区近鉄桃山御陵前駅前高架下
月~金/午後5:00~翌0:00
土/午後2:00~翌0:00
日/午後2:00~午後10時
無休
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| 19年GW/改元の旅 | 20:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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呑処巡礼 五十二番 ~京都・伏見 吟醸酒房 油長

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全国的に見ても屈指の酒処である京都伏見。一度この街に宿泊して居酒屋を訪ねたいと思っていて漸く宿願叶った次第です。訪ねる店の第一候補は事前調査をもとに「鳥せい本店」だったのですが、店の外まで待ち客が溢れている様子を見て潔くあきらめました。代替候補は考えておらず街を歩きながら自らの嗅覚で探り出そうと思っていたのですが、表題の店については競馬を終えて伏見に戻り駅から宿への道すがらに事前に見つけていた物件で、店の奥に利き酒ができるカウンターがあることをその時把握していました。「鳥せい本店」に振られた場合にはこの店で下地を作った上で本格的に酒場巡りに繰り出すという思惑の下、代替策に切り替えた次第です。

伏見桃山駅から真っ直ぐに伸びるアーケード街「大手筋商店街」の一角にあり、酒蔵を模したような店構えは圧倒的な存在感を放っおり、店の外からでも品揃え豊富な店であることが一目で分かります。京都伏見に構える23の酒蔵・蔵元の酒をすべて取り扱っているそうで、吟醸酒・大吟醸酒・季節の酒が幅広く揃いさらには果実酒やワインも多くの種類が売られていて非常に活気旺盛な店内です。その店内の最奥にあるのが「利き酒カウンター」。実際に販売されている日本酒を試飲できるというもので、その数は常時80~90種類に及ぶそうです。15席ほどのカウンターはすべて埋まっていたので暫く店の商品を見ながら待機していたのですが、先客が辞去するタイミングを見計らってカウンターの一角を確保しました。

各銘柄はミニグラスと御猪口が選択でき、好みの酒があるならミニグラスでいただくことになりますが、色々な酒を呑み比べたい私のような初心者には御猪口三種を選べる「利き酒セット」が相応なところです。各銘柄の御猪口価格は200~400円程度、利き酒セットにしても1,000円程度という非常に手頃な価格設定です。品書きを熟読しつつ「甘くない酒」を基本路線に選んだのは の三種。これにお通しの豆腐とふきのとうの味噌漬けがつきます。カウンターを仕切る店主は膨大な日本酒銘柄のひとつひとつの特徴を熟知しているとみられ、それらの知識をフル活用した接客はお客と日本酒との距離をぎゅっと縮めてくれます。このあたりは酒問屋経営の利き酒カウンターならではであり、伏見の酒問屋としての自信と誇りが垣間見えました。お客側もどちらかというとお酒に長けた方が多いような印象を受けました。ひとつ印象に残ったのは「和らぎ水」の話です。これは酒の合間の酔い覚ましに飲む水のことで、私自身も居酒屋訪問の際にはいただくことが多々ありますが、その場合には同義の「チェイサー」という言葉で頼んでいました。和らぎ水という言葉もその意味も以前から知っていて、この美しい日本語を一度居酒屋で使ってみたいと心では思っていたものの、どれだけ世間に浸透した言葉なのかも分からず店員に通じない可能性もあるという心配から使用することを躊躇っていたのです。油長の品書には「和らぎ水」のもつ意味が解説されていたことから店側に通じることが即座に分かり、初めて「和らぎ水」という言葉で水を頼みました。もしかしたら京都で生まれた言葉なのかもしれません。店の解説によれば、水だけでなくお通しとして出された豆腐にも酔い覚ましや口直しとしての意味合いが込められているとのことでした。


日本酒の品揃えが多くおつまみ程度の酒菜も揃っていますが、通常の居酒屋のようにゆっくり落ち着いて飲むことには向かず、あくまで利き酒の店というのがこの店の主旨ですので自分好みの銘柄を掘り起こすことに専念するのが賢明でしょう。長時間だらだらと居座るのは格好が悪いですが、逆に本格的に居酒屋に繰り出す前の下準備や0次会という位置づけで利用するにはこれ以上ない店だと思います。


<2019.4.28>

・京姫 純米大吟醸
・都鶴 山田錦純米 極辛
・銀閣 荒武者
・ふきのとう味噌漬け
・豆腐


吟醸酒房 油長
京都府京都市伏見区東大手町780
10:00~20:30
火曜定休

| 19年GW/改元の旅 | 20:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿113.京都・伏見 GAFU HOSTEL

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同じ京都でも、京都駅や河原町とは対照的に伏見は宿泊施設はそこまで多くありません。伏見桃山界隈は大手筋商店街を中心に生活感が溢れる庶民的な賑わいが強く、これに数々の歴史の舞台となってきた品格のある街の風情が加わります。全国有数の酒処でもある伏見の居酒屋で飲み伏見で眠るというのを一度やってみたいと思っていてこのたび漸く宿願叶った訳ですが、これを実行するにあたって表題のホテルはうってつけの物件です。

飲食店が軒を連ねる「竜馬通り」の一角にあるのですが、このホテルの一階もレストランになっており、本業の傍らゲストハウスを併設されている格好です。一階のレストランで受付を済ませ、ホテル棟の二階へはカードキーで出入りする形です。まずテーブルとテレビの備わった共有スペースがあり、給水器やコーヒーのサービス、旅行雑誌や漫画が完備されています。シャワー・トイレ・ランドリーは共同利用。客室は四名一室のドミトリーが数室あり、男女が一緒になることはないようです。各ドミトリーは二段ベッド×2の配置でブラインドが降りるので休むときは半個室の状態になります。室内は電源コンセントに貴重品BOXにハンガーが完備されています。私のドミトリーは4部屋とも満室の状態でしたが、夜の部から帰ってきた時には既に皆さん眠りについており、共有スペースにも誰もいませんでした。酔いが回って暫し布団を被って仮眠した後で目が覚め、シャワーを浴びて共有スペースで暫しまったりと過ごしたのを覚えています。朝方も私の目覚めが遅く、結局同室の客と顔を合わせることはなかったのですが、歩き旅かチャリダーなのか客の一人が湿布を使っているようでドミトリー内が湿布臭で蔓延、さらに別の客は鼾がひどくなかなか寝付けなかったのをよく覚えています。

連休の利用だったためゲストハウスとしてはやや高い5,000円という宿泊料でしたが、普段は週末で3,500円程度で売り出されているようで、これなら十分許容範囲です。


<2019.4.28>
一泊素泊5,184円 ※楽天トラベル利用

GAFU HOSTEL(雅風ホステル)
京都府京都市伏見区中油掛町106-7
特記事項:伏見の安宿、大手筋商店街、酒蔵至近

| 19年GW/改元の旅 | 20:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿112.大山崎 ホテルデュー大山崎

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交通の要衝地である大山崎には宿も多数あるように思ってしまいますが、実質的にはJR山崎駅前に立地するホテル一軒のみです。大阪にも京都にも出やすい抜群の立地ですが、やはり大阪・京都其々にも膨大な室数のホテルがありますから、大山崎という立地はやはり不利なのでしょうか。

予約サイトの口コミから少々心配のあるホテルだったのですが、確かに理解不能なルールはあったものの逆に助けられた部分もあり、総合的には特に問題のないホテルでした。まず助けられたのは駐車場です。車のある客は宿泊サイトの予約とは別に別途予約連絡をということだったのですが私が失念していました。しかしちょうど駐車場の一区画が空いているからということでその場で案内してくれたのですが、空きがなければ割高なコインパーキングに停める羽目になるところでした。このホテルの駐車場は隣接する離宮八幡宮の境内の一部を借りる形で確保されており、寺に車を停めてホテルに泊まるという珍しさで非常に印象に残っています。チェックイン時には携帯とは別に何故か緊急連絡先として自宅の連絡先まで書くように言われ、さらに明日の朝8時までにチェックアウトする場合は事前申告してくれと言われたりと細やかなことを要求されました。一方で別の客からクレームが出たから部屋を変えてくれないかと言われました。深夜に出入りする客の足音がうるさいというのがクレームの理由だったようですが、もともと喫煙室しか空きがなくやむなくその部屋を予約していたのが禁煙室に変更になるということで私にとっては渡りに船の展開で、快く部屋の変更に応じました。特に気になる騒音はありませんでしたが、客室備付けのティッシュがポケットティッシュひとつというのは少々呆れてしまいました。翌朝は当初の申告に反して8時以前の出発になってしまい、宿主に「8時前の出発でしたっけ?」と少々嫌味を言われましたが特に問題なくチェックアウト。しかしその後京都競馬場に向かう途中にホテルから電話がかかってきて、用件は部屋に忘れ物があるという連絡でした。確かに着替えの入った鞄を部屋に忘れていまして、ホテルを出発して間もないところで連絡が来たのは大変助かりました。

このように少々意味不明なルールがありつつも色々と助けられた部分もありました。大山崎探訪は今回だけでは消化しきれず再訪するつもりでいますが、他に選択肢がないだけに次回も此処を利用すると思います。

<2019.4.27>
一泊素泊8,000円 ※楽天トラベル利用

ホテルデュー大山崎
京都府乙訓郡大山崎町西谷4-5
特記事項:大山崎唯一のホテル

| 19年GW/改元の旅 | 20:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿111.福岡 福岡東映ホテル

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渡辺通りに面した交通至便な立地で博多・天神いずれに出るにも便利です。映画配給会社の東映が親会社という珍しいホテルですが、最近になってリニューアルオープンしたようで、現在的で明るくお洒落な外観やフロントは老舗映画配給会社のイメージとは全く正反対です。一階にはお洒落なカフェが入居し福岡発祥の文具・インテリア雑貨メーカーの商品を販売するなど斬新な取り組みが垣間見えました。

客室はリニューアルされただけあって綺麗で、特にユニットバスはピカピカに磨かれていて目を引くものがありました。ベッドも自分に合う硬めのものでダブルベッドということもあって一晩快適に眠ることができました。もう少し室料が下がれば定宿としたいところですが、総じて宿泊料が割高な福岡だけに現実的には難しいかもしれません。


<2019.3.23>
一泊素泊9,500円 ※楽天トラベル利用

福岡東映ホテル
福岡県福岡市中央区高砂1-1-23(地下鉄渡辺通駅徒歩一分)
特記事項:お洒落な都市型ホテル、博多と天神の中間立地

| 日常の話題 | 21:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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呑処巡礼 五十一番 ~福岡 やす

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ほてい屋を辞去して酔い覚ましに10分ほど歩いて二軒目に移行しました。此処はビートさんが足繁く通われてきた馴染みの店だそうです。暖簾をくぐると内壁には博多山笠のポスターや写真があちこちに飾られ、カウンターには大皿惣菜が並び、地元の常連客が集い語らいながら酒を酌み交わすという素晴らしい雰囲気。酒肴の料金も良心的で地元民に愛される大衆酒場であるのは一目瞭然でした。

地元色の強い店は一人で入店するのには最初は勇気がいるものですが、そういう意味では今回ビートさんとご一緒だったのは随分と心強かったです。福岡県人には排他的なところがほとんどなく、他所から来た人間には福岡の魅力を惜しみなく語り、心の底から歓迎してくれる気質があるそうです。そういった福岡県民の気質に触れるにはこのような店は絶好といえるでしょう。ポテトサラダ、肉じゃが、すり身天など、カウンターの大皿惣菜を中心に頼みましたがどれも良心的な価格で美味しく、引き続きそれぞれの近況報告などをしながら博多の夜は更けていきました。ビートさんは春になると福岡を離れ旅を再開するそうです。この先の活動が充実したものになるよう陰ながら応援しています。


<2019.3.22>

・ライムハイ
・ポテトサラダ
・肉じゃが
・すり身天

酒房 やす
福岡県福岡市博多区下川端町8-17
17:00~22:30
土日祝定休

| 日常の話題 | 21:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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呑処巡礼 五十番 ~福岡 ほてい屋 冷泉町店

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終始無計画で始まった福岡での活動ですが、唯一決まっていた予定はビーさんと博多の夜をご一緒するということでした。2009年にお互いの日本一周の道中に静岡の御前崎で初めてお目にかかって以来お付き合いさせていただいている旅の先輩である方です。二度目の日本一周に旅立たれ現在は福岡で越冬中とのことで、時間を合わせて夜の部をご一緒することにしたのです。海鮮系の店という希望だけお伝えして具体的な店選びは福岡で生活されているビートさんにお任せし、案内されたのが表題の店です。

立地は冷泉公園に程近い櫛田通り沿いの一角にあり、中洲の喧騒とは対照的に閑静な雰囲気で、昨晩訪ねた西中洲にどことなく通ずるものがあります。店構えも明るくお洒落で洗練された外観でやや敷居の高そうな感じもあるのですが実際はそんなことはなく、酒肴はどれも良心的な価格。特に日本酒は20種類ほどが揃えられていてどれも求めやすい料金設定であるだけでなく、銘柄毎の特徴が詳しく書かれたお手製の品書帳がありそれを見ながらじっくりと選ぶことができるのもよかったです。玄界灘の海の幸による刺身の盛り合わせや胡麻さばといった海鮮中心の肴を頼み、日本酒は糸島の「田中六五」を所望してビートさんの近況報告に聞き入りながらのひとときでした。他にも酒肴を頼んだ記憶はあるのですが、話に夢中になりすぎて正直よく覚えていないという…。


<2019.3.22>

・田中六五(福岡)
・刺身盛り合わせ
・胡麻さば


ほてい屋 冷泉町店
福岡県福岡市博多区冷泉町8-3
18:00~23:00
日曜定休

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宿泊帳簿110.福岡 アパホテル福岡渡辺通駅前EXCELLENT

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混雑度によって室料を操り、時として法外な値段に吊り上げるのが常套手段のアパホテルにはあまりよい印象を持っておらず、積極的に利用したいと思えるホテルではありません。二年前の同じ時期に鹿児島を訪ねた際に中央駅前のアパホテルに宿泊した記憶がありますが、当時は確か3,500円程度の破格値ということもあり利用しました。今回は特別安いわけではなく諸事情があってやむを得ず二泊したのですが、翌日が平日となる一泊目は7,000円でしたが土日前の二泊目は12,000円という室料でした。

アパホテルのフロント周辺や客室は総じて派手な印象があり、個人的にはあまり落ち着きません。宿泊客には中国や韓国からの訪日客も目立ちますが派手もの好きな彼等には逆に受けがよいのかもしれません。渡辺通りと住吉通りが交わる清川交差点の一角にあり、目の前は柳橋連合市場、ホテルの隣はサンロード商店街という立地。博多駅や天神・中州界隈までは徒歩ではそれぞれ15分ほどかかりますが苦になる距離ではありません。


<2019.3.21~3.23>
一泊素泊7,000円、12,000円  ※楽天トラベル利用


アパホテル福岡渡辺通駅前EXCELLENT
福岡県福岡市中央区清川1-10-1
特記事項:交通至便

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呑処巡礼 四十九番 ~福岡・西中洲 なか尾

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満を持しての福岡夜の部ですが、福岡の居酒屋にはまったく明るくありません。一方で玄界灘の海の幸、糸島の新鮮野菜、無数に存在するやきとり屋、屋台文化の象徴博多ラーメンなど、福岡の居酒屋には底知れない魅力が隠されているような気がして、何度でも通ってこの街を掘り下げたいと思わせる魅惑の都市です。

全く事前情報がない中で自己開拓するのも一興と思い立ち、自分の嗅覚を頼りに入店したのが表題の店です。場所は地名でいうと西中洲で、中洲と天神の間に位置する那珂川沿いの極めて小さな区域です。一方で天神や中洲の喧騒とは一線を画すお洒落で隠れ家的な飲食店が多く、一帯は静かで落ち着いていて洗練されている印象があります。

通されたカウンター席は温もりのある木材がふんだんに使われ、厨房周りの木製の食器棚には洒落た器の数々が並びます。ちょうど目の前のショーケースには玄界灘の鮮魚が揃い目移りしてしまいますが、基本的には魚が中心の店のようです。その中から料理人に勧められたのが対馬産の穴子です。「黄金あなご」という銘柄で市場に出ている対馬の穴子は海流の影響を受けて身が引き締まり魚体も大きく高値で取引される高級魚なのだそうです。西日本ならではの白焼きで供していただいたのですが、身が分厚く噛みごたえがあり香薫な味わいでした。また、ショーケースの中には糸島野菜の自家製ピクルス漬けと並んでうずらの玉子の自家製ピクルスがあったので発注したのですが、これが酒に合う絶妙な肴で非常に癖になる美味しさで印象に残っています。

品書の値段はやや高値というのが実際のところで普段使いには不向きですが、少しだけ贅沢をしたい時や人をもてなす店としては最高の空間といえます。この店を通して西中洲という土地色も好きになりました。今後足繁く通う地域になりそうです。



<2019.3.21>

・なか尾(麦)
・佐藤(麦)
・麓井(麦)
・カリフラワーの和え物、鯵の麹漬、アスパラ焼(お通し)
・うずらの玉子ピクルス
・とり天タルタル
・対馬産あなご白焼



なか尾
福岡県福岡市中央区西中洲3-2
17:00~翌1:00
日曜定休

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福岡の旅 ~思い出の風景

3月春分の日については、飛び石の平日を休みにして土日と繋げて4連休として福岡での活動を目論んでいました。既にこの時来年度からの松江への異動が命ぜられ、実家のある益田から転居することが決まっていたのです。益田から福岡へは高速を使って約3時間半の距離ですが、これが松江からとなるとプラス3時間の行程となりとても気軽に行ける場所ではなくなってしまいます。島根にUターンして約4年間益田で暮らしてきましたが、この間数え切れないほど九州の地に足を踏み入れてきて、数え切れないほどの旅の思い出が紡がれ、九州の地は私にとってかけがえのない愛着のある土地となりました。春分の日の4連休は松江に転居する前のまとまった活動ができる最後の機会です。活動先として九州を選択することに何の迷いもありませんでしたが、その中で福岡を選んだのは出張やライブ参戦で何度か訪ねているもののゆっくり腰を据えて街中を歩いた記憶というのがあまりなかったからです。活動先だけは取り敢えず定めてホテルも手配しましたが、それ以外はほとんど無計画で自宅を出発し出たとこ勝負の活動に撤することにしました。



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■神湊港
一日目はほぼ移動に撤する日。先を急ぐ旅ではないので下関から関門トンネルを通過して九州入り。その先も国道3号を淡々と進み、遠賀川から北に折れて国道495号で宗像市域を進みます。この日は本当に何の予定もなく、気が向いた場所に立ち寄りながら夕方までに福岡につければよいという行程なのですが、ここでもやはり乗り物好きの血が騒いだのか神湊港のフェリーターミナルに立ち寄りました。大島・地島行の船舶が発着していてちょうど出発前の船舶への車両の搬入が行われていましたが、車両はバックで船に搬入されるというなかなか珍しい光景に遭遇しました。




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■メルチャリで福岡探訪
二日目は終日福岡滞在。自転車を借りて街探索でもと思っていたのですが、福岡にはメルチャリという格好のサービスがありました。「メルカリ」が運営する貸自転車サービスで、市内各所に駐輪してある自転車をスマホを操作して借りるというもの。スマホで登録すれば駐輪場の場所や何台の自転車が空いているかが地図で分かり、借りる場合は自転車に貼ってあるQRコードを読み取れば遠隔で鍵が開くという仕組み。賃貸時間や料金はスマホで分かるようになっていて、借り出した場所とは別の場所に返してもOK。ホテル、飲食店の軒先、商業施設、民間マンションの駐輪場などメルチャリのポートはあちこちにあるので大変便利です。この日は渡辺通りから乗り出して中洲一帯から冷泉公園、博多港からヤフオクドーム、最後に大濠公園に立ち寄るという行程。大濠公園の桜はほぼ蕾でしたが一部の木は咲き始めており、春の訪れを感じられたのは収穫でした。




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■冷泉公園「スパイス」のカレー
冷泉公園付近を走っていたところで昼時となり、刺激的なスパイスの香りに誘われて立ち寄ったのが創業三十年という表題の店です。品書にはカツカレーやハンバーグカレーなど9種類のカレーが揃いますが、店員の女性から口頭で案内された日替わりのハムカツカレーを所望しました。店内はカウンターはなく全てテーブル席。昼時の店内は近隣のサラリーマンの姿が目立ち相席は当然のようで、私も就活生らしき女子学生と相席させてもらいました。供されたカレーはサフランライスに分厚いハムカツがのり、スパイスの効いた欧風カレーがかかります。卓上には福神漬と自家製スパイスが常備されていて自分好みの味に調整できるのもよいですね。




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■博多「やまや」と酒蔵びらき
三日目のこの日も終日の福岡滞在。とはいえ完全無計画で佐賀競馬まで遠征しようかとも思いましたが朝の初動が遅くなり断念。結局博多「やまや」のから揚げ定食で明太子と辛子高菜の食べ放題を楽しみ、博多駅前で催されていた「酒蔵びらき」に少々顔を出して一日終了しました。

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