ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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呑処巡礼 十番 ~高松 鳥源

場所は高松築港。高松の繁華街 瓦町からフェリー通りを一直線に高松港方面に向けて歩き、琴電の踏切を渡って暫くすると現れる。玉藻公園の裏手の静かな住宅地の一角にあるため、何も知らずに飲みに出て偶然見つけるのはかなり難しい。ただ、今回私は高松での居酒屋巡りを諦めようとした矢先に偶然見つけ、味も雰囲気も良い当たり店だっただけに非常に思い出深い店になった。
その詳細はコチラ



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鳥源は日曜日も営業しているが隔週営業。一週ずれていたらこの店との出会いはなかった。店名が表すように、高松の郷土料理のひとつである骨付鳥を出す店だ。

遅い時間の入店ということもあって店内は空いていた。奥の座敷からはグループ客らしき声が聞こえるが、カウンターはがら空きでその一角に陣取った。女将さんとその息子が厨房を仕切り、バイトの女の子二人が注文取り&運び担当のようだ。この人たちはまるで家族のように仲が良く、お客が少なくて退屈なのか私がいても構わずおしゃべりをしていた。私も初めのうちはあまり良い印象を持たなかったのだが、最後らへんはその話の輪に入れてもらい、楽しい時間を過ごせた。もし一人静かに飲みたくて入った店なら、印象も変わっていたかもしれない。


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取り敢えず麦の水割りを頼むと、お通しのおでんが出てきた。カウンターの上部には木札の品書きが掛けられており、その先頭に掲げられた「若」「親」が骨付鳥の品書きだとすぐに分かった。焼き鳥や初夏が旬のよこわの刺身にもかなり惹かれたが、「若」と「大タコぶつ」を発注。

はっきりとした物言いの大阪のおばちゃんのような女将さんは初めは話しかけにくかったのだが、打ち解けると色々教えてくださった。鳥源は創業35年で、日曜隔週営業なのは今は亡きご主人が創業時に決めた形態のようで、お得意様がいるなかで今更変えられないから続けているそうだ。厨房には骨付鳥を焼く黒光りした重厚感のあるガスオーブンが鎮座しており、創業以来、故障することなく動いているらしい。タイマーなどはなく、時々中を見ながら感覚で焼いているそうだ。かなりの存在感を放っており、一見の価値ありである。


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麦の水割りを追加発注し、おでんと蛸をつまみながら鳥のおでましを今か今かと待ち構えていると、30分くらいして銀の皿に盛られて目の前に供された。骨付鳥ではあるが、食べやすいように大抵の身は骨から外されさらに程よいサイズに切って出されるのがありがたい。生のキャベツはサービスでついてくる。

「若」らしく柔らかい肉で食べやすい。表面の鶏皮もパリパリで香ばしく、黒胡椒のきいたスパイシーな味付けなので、ビールとの相性は抜群だろう。白御飯を頼んでも合いそうだ。肉が骨から完全に切り離されている訳ではないので、骨についた肉をしゃぶるのも結構たまらない。

骨付鳥がメインの店ではあるが、お通しのおでんも蛸のぶつ切りも大変に美味しかった。鶏料理だけでなく海鮮も充実しているのが嬉しい。また、高松の繁華街から離れた住宅地の一角、さらに高松港周辺とはいえ、高松築港という人通りの少ない静かな場所という立地も素晴らしい。

此処は再訪の価値あり。いつまでも残ってほしい店である。






<2017.6.25訪問>

・焼酎(麦)
・お通し(おでん)
・蛸ぶつ
・骨付鳥(若)


鳥源
香川県高松市北浜町11-25
[月~土]
16:00~22:00
[第2・4日]
16:00~22:00
琴電高松築港駅・JR高松駅 徒歩10分
第1・3日曜日定休
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