ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

2017年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年08月

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九州特急乗り放題の旅 2日目(その2)

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佐世保からは特急「みどり18号」に乗車します。博多行の場合は一番前が自由席となり、さらにその最前列は前方眺望が楽しめる「勝席」なのですが、この席を確保するために30分ほど前から乗車口に並びました。既に先客が一名いたのでちょっと諦めていたのですが、なんと先客が最前方席に座らずその後ろの席に着座するという奇跡が起こり、まんまと前の席を確保した次第です。途中の早岐までは進行方向が逆となり、早岐で特急「ハウステンボス」を後ろにつないで博多を目指します。長崎行の「かもめ」に比べてやや地味な存在の「みどり」ですが、佐世保はもとより途中駅からもそこそこの乗車があり、9割がた埋まった状態で博多駅に到着しました。

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本日の宿泊地も鹿児島なので途中の新鳥栖で降車してもよかったのですが、なんとなく「みどり」を終点まで乘り通さなければ気が済まなかったためわざわざ博多まで行き、博多からは鹿児島中央行のさくら「557号」にて鹿児島に舞い戻りました。目的地での活動といえば佐世保バーガーを食べたくらいでそれ以外は移動に終始する一日でしたが、これを乘り放題切符なしでやろうと思えばかなりの費用が必要です。そういう意味では、切符の効力を最大限活用した活動を展開でき満足できました。



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夜は鹿児島の黒豚料理を食べたくなり、天文館の「黒福多」へ。ロースとんかつ膳+焼酎飲み比べセットを発注です。供されたとんかつは衣が真っ黒。これは竹炭と黒胡麻を衣に混ぜ込んでいてこの色になるのだそうです。その黒とは対照的に、中身はほんのり淡いピンク色のとんかつ。これがかなりの美味。レモンを絞り塩をつけて食べるのが良いかと思います。

黒福多は店構えも秀逸。雑多な天文館の飲み屋街にあって、その外観は外とは一線を画す風格と存在感があります。創業25年のまだ歴史の浅い店ですが、鹿児島名産黒豚の紹介と栄養機能、「黒豚の味知る人ぞ尊し」という言葉、そして入り口に掲げられた木彫りの店名札には「鹿児島とともに…黒福多」と書かれています。鹿児島を愛し、地元の食材を最大限に生かした料理を提供する店にはしっかりとお金を落とし、足繁く通うことのできる旅先に名店にしたいものです。
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九州特急乗り放題の旅 2日目(その1)

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2日目も朝早くの暗いうちから活動開始。始発列車の新幹線に乗車します。これまで山陽新幹線の区間で「さくら」の乗車したことはあっても、博多以南で九州新幹線に乗るのは今回が初めてです。



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博多行の「さくら580号」。この列車は通常は設定のない臨時列車のためか車内はガラガラ。トンネル区間が多いため車窓はほとんど楽しめませんが、鹿児島から博多まで1時間半という圧倒的な速さは驚くべきものでした。乗車した各駅停車の「さくら」でさえ速いと感じたのですが、これが速達列車の「みずほ」になればわずか40分程度で着くのですから全く凄まじい速さです。


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博多からは長崎行の「かもめ7号」に乗車します。885系の「白いかもめ」です。この列車に乗るには途中の新鳥栖で新幹線を降りても良かったのですが、自由席しか座れない身としては着席の可能性が低くなる行動はできるだけ避けたいところです。そこで始発駅の博多から乗車することにしたのですが、発車ホームに行ってみると、案の定自由席には結構な行列ができていました。それでもどうにか窓側座席を確保しました。上の画像は長崎駅到着時のもの。博多駅では写真を撮る暇さえありませんでした。

長崎本線の車窓は思いのほか大したことないというのが正直な感想ですが、それでも浦上から長崎までの区間で、山の斜面にびっしりと建物が立ち並ぶ長崎の街を車窓から眺めながら、ゆっくりと頭端式ホームに滑り込んでいく光景は旅情を掻き立ててくれました。


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そんなこんなで約2時間の移動を経て長崎に到着した訳ですが、残念ながら改札を出ずにこのまま次の列車に乗り換えます。長崎の街はこれまで宿泊したこともなければじっくり街を歩いたこともありません。2009年の日本一周の時に訪れてはいますが、その時は軍艦島上陸に主眼を置いていましたから長崎の街はほぼ素通りでした。此処を旅の2日目の宿泊地にとも考えましたが、列車への乗車を主題に置いている以上は長崎の街に滞在する時間も相対的に短くなってしまいます。中途半端に長崎を訪ねるくらいなら、いっそのこと素通りしてまた別の機会にゆっくり訪ねようと考えた次第です。


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長崎からは佐世保行の快速シーサイドライナーに乗車します。ここで初めて新幹線・特急以外の列車に乗車したのですが、全区間にわたり乗客は多めで、中高生のグループや地元の高齢者などこれまでとは客層も異なります。長崎駅での乗り換え時にもすでにかなりの席が埋まっていました。上の画像は佐世保駅到着時のもので、長崎駅では座席の確保のため撮影する余裕がありませんでした。

長崎~佐世保間は思いのほか時間がかかるというのが印象ですが、年季の入ったキハ67系の車両に揺られながらの先を急がない旅というのも良いものです。海側の席が確保できなかったのが悔やまれます。


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佐世保では次の列車まで2時間近くあるので、名物の佐世保バーガーで昼食とします。佐世保駅併設の「ログキット」にて佐世保バーガーを調達し、させぼシーサイドパークにて頬張ります。佐世保は駅のすぐ横を西九州自動車道の高架が通っており、その様相はさながら首都高速のようです。

米海軍基地の街・佐世保ならではの食文化ではありますが、ハンバーガーという食べ物はそれひとつだけだと量的には中途半端で、かといってサイドメニューやドリンクなどをつけてしまえば結構な値段になってしまいます。そして、家に帰って食べるというのならまだしも、店内やベンチや車の中で食べようにもサイズが大きいので食べにくい。とにかく位置づけが難しい食べ物のひとつです。

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宿泊帳簿57.鹿児島 東横イン鹿児島中央駅東口

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鹿児島中央駅からは徒歩3分ほどの距離。

土曜日ということもあり駅周辺のホテルは軒並み満室で、安価で宿泊できる場所はないかと調べていたところに東横インに空きが出たため、速攻で部屋を確保しました。普段東横インはほとんど利用しないのですが、状況が状況だけに選り好みしている場合ではありません。

翌朝早くの列車に乗車する予定であったため駅近くに宿をとりましたが、天文館からは少し距離があり20分ほど歩かなくてはなりません。まぁ市電を使えば何の問題もないですが…。

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客室はこれといった特徴もなく、かといって不満があるわけでもなく、旅の疲れを癒すのには十分な設備でした。






<2017.3.25宿泊>
(1泊素泊¥4,684 じゃらん利用)


■ 東横イン鹿児島中央駅東口
住所:鹿児島県鹿児島市中央町26-25(JR鹿児島中央駅より徒歩3分)
電話:099-813-1045
特記事項:駅前で交通至便

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九州特急乗り放題の旅 1日目(その3)

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雨の中を歩いて宮崎駅に戻り、「にちりんシーガイア7号」にて宮崎空港へ向かいます。

わずか8分ほどの乗車時間で、宮崎~宮崎空港間であれば特急券も不要です。

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南国色の濃い宮崎空港をふらついた後、同じ列車で宮崎へUターンします。宮崎までは普通列車として運転されますが、宮崎からはこの車両が鹿児島中央行の「きりしま13号」となるため引き続いて乗車します。

「きりしま」沿線の車窓は錦江湾の車窓以外はとにかく退屈の一言に尽きます。鹿児島県境までは都城以外はこれといった大きな街もなく特筆すべき車窓もありません。早朝からの活動の疲れが出たのか、寝たり起きたりを繰り返してあまり記憶がありません。目が覚めた時には鹿児島県境を越えた霧島神宮駅でした。


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延々と山間の路線を走ってきたわけですが、隼人から先は海沿いの街区を走ります。姶良から先は再び街並みが途切れ、左手に錦江湾と桜島を眺めながら国道10号と並走します。鹿児島と霧島を繋ぐ幹線国道は交通量も多く、独特の風情があります。

そして定刻に鹿児島中央駅到着。宮崎からはおよそ3時間です。「きりしま」も全区間を通して乗車率は4~5割程度。ゆったりとした快適な旅を楽しむことが出来ました。


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この日は鹿児島泊。夜は下調べしていた「湯豆腐ごんべえ」を標的に天文館に繰り出したのですが、昼にチキン南蛮をがっつり食べたことで夜はあまり腹が空かずに入店を躊躇。結局、結構な距離を歩きまわた後に漸くお腹が空いてきて、天文館公園裏手の「ラーメン小金太」にてラーメンを食して帰宿します。

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九州特急乗り放題の旅 1日目(その2)

小倉で乗り放題切符を発券します。

九州域内の新幹線を含む特急列車の自由席が乗り放題。もちろん普通列車や快速列車にも乗車できます。これが3日間で2万円というのはかなりお得ではないでしょうか。今回の旅は出来るだけ多くの列車に乗車することに重点を置き、旅先での活動あれこれは二の次とします。つまり旅先での活動時間が非常に短い、もしくは改札を出る間もなく乗り換えだけで終わってしまうことも考えられます。今回は乗車することが主題なのですからそこは割り切りが必要です。

まず乗車するのは小倉発宮崎空港行の特急「にちりん3号」です。

最近の特急は運転区間が細切れにされて比較的近距離を走る都市間特急が多く、「にちりん」のほとんどは大分~宮崎空港間の運行です。小倉発の「にちりん」は早朝に出発する「にちりん3号」しかなく、しかも上りの小倉行の設定はありません。このような理由から希少性の高い「にちりん3号」を最初に標榜し、前日に小倉入りしたわけです。

長野~大阪間の「しなの」の運転区間が短縮されて以降、日本最長の昼行定期特急列車は「にちりん」から派生した博多~宮崎空港間の「にちりんシーガイア」となり、411.5kmの距離を5時間30分~6時間かけて走っています。一方の「にちりん3号」は346kmの距離を約5時間かけて走っています。調べてみると、距離的には札幌~釧路や千葉~南小谷とほぼ同じ距離。


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発車時刻の直前に2番線に入線。6両編成の最後尾6号車に陣取りました。土曜日朝の特急ということでそこそこの乗車があるだろうと踏んでいましたが、小倉からの乗車はわずか6~7名といったところ。かなり寂しい船出となりました。博多発の「にちりんシーガイア」であれば多少は違うのでようが、小倉という出発地が中途半端なのだろうか…。

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車両は787系。元「つばめ」として活躍していた車両で、内外装ともに「TSUBAME」のロゴが残されています。今では九州全域で活躍している特急車両です。


小倉を定刻に発車してからは、日豊線沿線の柳ヶ浦・津久見・高鍋・佐土原といった比較的小さな町の駅にまでこまめに停車していきます。延岡までは各駅おおかた3~4名程度の乗下車で推移し、車内はガラガラで快適そのもの。しかし延岡から先はやや様相が変わり、駅に停まるごとに乗客が増えていきました。それでも最終的には6割程度の乗車率。

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この日は生憎の天気ではありましたが、山深い宗太郎峠、都農付近の旧リニア実験線、日南海岸などの景色を楽しむことができます。ただし海岸眺望は思いのほか少ない印象がありました。

そんなこんなで終点の2つ手前の宮崎で下車します。宮崎到着時にはかなりの強雨になっていました。


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ちょうど昼時の到着となり、向かうのはもちろん「おぐら本店」です。宮崎駅から強雨の中を約15分ほどニシタチ方面へ向かって歩き、山形屋百貨店のすぐ脇の路地に店はあります。一昔前の古き良き昭和のファミリーレストランといった様相です。

「おぐら本店」を訪ねるのは2回目です。前回は閉店間際の夜遅い時間の訪問だったので楽に入店できたのですが、土曜日の昼時の今回はそう簡単にはいきませんでした。雨の中店の外まで行列が伸びており、それでも約10分ほど待っただけでテーブルに案内されました。


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もちろん「おぐらのチキン南蛮」を発注です。¥1,010という価格設定はやや高めですが、大量のタルタルソースがかかったチキンにサウザンソースのかかった千切りキャベツにナポリタンという最強トリオ。これらとセットで白飯をかきこめば美味くないはずがありません。私は基本的にタルタルソースが大好きなのですが、おぐらのタルタルは一度食べると病みつきになる麻薬のような不思議な力があります。チキン南蛮を食べに来たというより、タルタルソースを食べに来たという方が正しいのかもしれません。

とにかく、いつまでも残ってほしい宮崎の名店です。

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九州特急乗り放題の旅 1日目(その1)

かなり鮮度落ちしますが、今年3月末に敢行した活動の様子を紹介します。

九州での活動は自動車が中心で、鉄道でくまなく九州を巡るというのをやったことがありませんでした。。以前は関東に住んでいたので九州は遠く、そもそも訪れる頻度が少なかったのですが、住居を島根県に移してからは九州を訪ねる機会は圧倒的に多くなったものの、そのすべてが車での旅でした。時間的にも費用的にもそして旅先での機動性を考えても、自動車のもうは圧倒的に有利だからです。


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そんな折、今の時代には非常に珍しい、新幹線・特急列車をも含めた乗り放題きっぷが期間限定で発売されました。

それが 「30周年ネット九州パス」。

2017年3月25日~2017年4月9日というたいへん短い利用期間設定であり、これは願ってもないチャンスと思い即購入。この商品はネットでしか購入できず、利用当日までにJR九州管内の指定席券売機で発見するしくみ。

主なルールは、新幹線・特急列車の自由席を含むJR九州の列車が乗り放題。指定席を利用する場合は乗車券のみ有効で、別途指定券を購入する必要があります。JR以外の私鉄・地下鉄や小倉~博多間の山陽新幹線は利用不可。ただし在来線利用であれば関門海峡を渡り下関までは当きっぷが有効です。



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そんな訳で3月24日(金)の仕事終わりに益田を出発。青春18きっぷを利用して山口線~山陽本線を経由して小倉まで移動したのち、ネットカフェでしばしの休息をとり翌朝早朝の活動開始に備えます。


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端境期

梅雨が明けていよいよ夏本番となり、連日の猛暑が続いています。

梅雨明けの時期というのは、学校では一学期の終業式が終わり夏休みに突入する頃と重なり、世間では高校野球の地区予選が本格化し熱戦が繰り広げられます。おおよそ梅雨明けの時期と重なる7月の3連休がやってくると、毎年夏の到来を感じるとともに、自身がひとつ歳を重ねる時期でもあるため、将来に対する漠然とした不安が少しずつ積み重なっていきます。


さて、この週末は月曜を休みにし、3連休で四国にわたる予定だったのですが、直前で回避し自宅静養としました。その最大の要因が暑さです。まず金曜日に仕事を終え、車中泊セットを積載したその足で四国に向かう予定だったのですが、とにかく体が汗だくで車内は酷暑。夜になっても気温が下がらないとあれば、エアコンかけっぱなしの車中泊をしない私としては、車中泊ももはや苦行でしかありません。このように旅先でのあれこれを考えるうちに、旅立つことが億劫になってしまい、結局活動は取りやめました。

以前から感じていたことですが、夏は旅先でのあらゆる活動意欲を減退させます。だから夏は一年のうちで最も旅に向かない季節です。行くとしたら北海道くらいでしょう。夏場はしっかり仕事をしてお金を稼ぎ、休日は自宅で静養し、秋~冬に向けて体力を温存するのが最善の過ごし方であることがよく分かりました。

次回活動予定は8月下旬の北海道を予定しています。



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呑処巡礼 十番 ~高松 鳥源

場所は高松築港。高松の繁華街 瓦町からフェリー通りを一直線に高松港方面に向けて歩き、琴電の踏切を渡って暫くすると現れる。玉藻公園の裏手の静かな住宅地の一角にあるため、何も知らずに飲みに出て偶然見つけるのはかなり難しい。ただ、今回私は高松での居酒屋巡りを諦めようとした矢先に偶然見つけ、味も雰囲気も良い当たり店だっただけに非常に思い出深い店になった。
その詳細はコチラ



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鳥源は日曜日も営業しているが隔週営業。一週ずれていたらこの店との出会いはなかった。店名が表すように、高松の郷土料理のひとつである骨付鳥を出す店だ。

遅い時間の入店ということもあって店内は空いていた。奥の座敷からはグループ客らしき声が聞こえるが、カウンターはがら空きでその一角に陣取った。女将さんとその息子が厨房を仕切り、バイトの女の子二人が注文取り&運び担当のようだ。この人たちはまるで家族のように仲が良く、お客が少なくて退屈なのか私がいても構わずおしゃべりをしていた。私も初めのうちはあまり良い印象を持たなかったのだが、最後らへんはその話の輪に入れてもらい、楽しい時間を過ごせた。もし一人静かに飲みたくて入った店なら、印象も変わっていたかもしれない。


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取り敢えず麦の水割りを頼むと、お通しのおでんが出てきた。カウンターの上部には木札の品書きが掛けられており、その先頭に掲げられた「若」「親」が骨付鳥の品書きだとすぐに分かった。焼き鳥や初夏が旬のよこわの刺身にもかなり惹かれたが、「若」と「大タコぶつ」を発注。

はっきりとした物言いの大阪のおばちゃんのような女将さんは初めは話しかけにくかったのだが、打ち解けると色々教えてくださった。鳥源は創業35年で、日曜隔週営業なのは今は亡きご主人が創業時に決めた形態のようで、お得意様がいるなかで今更変えられないから続けているそうだ。厨房には骨付鳥を焼く黒光りした重厚感のあるガスオーブンが鎮座しており、創業以来、故障することなく動いているらしい。タイマーなどはなく、時々中を見ながら感覚で焼いているそうだ。かなりの存在感を放っており、一見の価値ありである。


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麦の水割りを追加発注し、おでんと蛸をつまみながら鳥のおでましを今か今かと待ち構えていると、30分くらいして銀の皿に盛られて目の前に供された。骨付鳥ではあるが、食べやすいように大抵の身は骨から外されさらに程よいサイズに切って出されるのがありがたい。生のキャベツはサービスでついてくる。

「若」らしく柔らかい肉で食べやすい。表面の鶏皮もパリパリで香ばしく、黒胡椒のきいたスパイシーな味付けなので、ビールとの相性は抜群だろう。白御飯を頼んでも合いそうだ。肉が骨から完全に切り離されている訳ではないので、骨についた肉をしゃぶるのも結構たまらない。

骨付鳥がメインの店ではあるが、お通しのおでんも蛸のぶつ切りも大変に美味しかった。鶏料理だけでなく海鮮も充実しているのが嬉しい。また、高松の繁華街から離れた住宅地の一角、さらに高松港周辺とはいえ、高松築港という人通りの少ない静かな場所という立地も素晴らしい。

此処は再訪の価値あり。いつまでも残ってほしい店である。






<2017.6.25訪問>

・焼酎(麦)
・お通し(おでん)
・蛸ぶつ
・骨付鳥(若)


鳥源
香川県高松市北浜町11-25
[月~土]
16:00~22:00
[第2・4日]
16:00~22:00
琴電高松築港駅・JR高松駅 徒歩10分
第1・3日曜日定休

| 四国スタンプラリー | 10:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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活動の総括

6/24~6/26にかけて、道の駅「四国スタンプラリー」を中心とした活動のため四国を巡りました。道の駅訪問それ自体も10を数え、徳島県内の物件は完訪、香川県内の物件も効率的に回ることが出来ました。

また、讃岐うどんの名店を巡れたこと、高松の居酒屋「鳥源」との出会い、すだちの産地である神山町・佐那河内村を訪ねたことなど、非常に密度の濃い活動内容となり、全く息つく暇がありませんでした。

中でも印象的だったのは高松の居酒屋「鳥源」です。厳密に表現するならば、「鳥源」に出会うまでの過程が非常に重要なものとなりました。

この日瓦町に宿をとった私は、古馬場町や片原町を中心に良さげな物件を探索していたのですが、この日は日曜日ということもあってこれという店がなく、巡り合わせが悪かったということで入店をあきらめ、ホテルとは反対側の高松港まで散歩し、帰りは琴電で瓦町へ帰ろうと思っていました。瓦町駅から高松港方面へまっすぐ伸びる「フェリー通り」をひたすら歩いていたのですが、その道すがら、高松築港の玉藻公園の裏手の住宅街の一角に、居酒屋「鳥源」を発見したのです。しかも、この店は日曜は隔週営業。

妥協して近場の店に入っていたら、高松港まで散歩しようと思わなかったら、フェリー通りを歩かなかったら、この日が定休日だったら…。そう考えると、「鳥源」との出会いはまさに奇跡のようなものです。

通常旅先で居酒屋を探す場合、ネットで下調べをすることがほとんどなのですが、今回の「鳥源」に関しては全くの未調査、まさに自分の足と嗅覚だけで開拓した店です。事前の知識を仕入れない中で開拓した店が、素晴らしい雰囲気と美味しい料理を供する居酒屋だった訳ですから、これぞまさに旅冥利に尽きるというものでしょう。自分の感覚を駆使して、その土地の風土を掘り起こすことの面白さというか、旅の原点にも通じるものを再認識したような気がします。



※道の駅スタンプラリー途中経過 (39/83)

6/24
21.たからだの里さいた(三豊市財田町)  
22.にしいや(三好市)              ちょっと寂しい、規模小さい
23.大歩危(三好市)               大歩危峡沿い、対岸の線路              
24.霧の森(四国中央市)            温泉施設
25.三野(三好市)
26.貞光ゆうゆう館(つるぎ町)         吉野川沿い
27.藍ランドうだつ(美馬市)           すだちアイス



6/25
28.温泉の里神山(神山町)           車中泊、すだち販売
29.第九の里(鳴門市)              よく分からない
30.どなり(阿波市)                たらいうどん、徳島完結
31.ながお(さぬき市)               遍路色強い             
32.みろく(さぬき市)                大山牧場(牛乳、カレーパン、ソフト)
33.津田の松原(さぬき市)            宝塚記念                
34.源平の里むれ(高松市)           はまち漬け丼
        

6/26
35.香南楽湯(高松市)              温泉施設
36.しおのえ(高松市塩江町)          雰囲気良い、山間部
37.ことなみ(まんのう町)             温泉あり、山間の静かな道の駅
38.空の夢もみの木パーク(まんのう町)
39.滝宮(綾川町)                  うどん店閉店

| 四国スタンプラリー | 21:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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