ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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300円で新幹線乗車

新幹線といえば、高速で都市間移動できる交通手段として御馴染であり、それだけに費用も高額である。

そんな高嶺の花ともいえる新幹線に、わずか300円で乗車できる区間がある。

博多~博多南間の博多南線である。


博多駅で営業運転を終えた新幹線が車両基地へ回送される際に使用される回送線であった博多南線だが、車両基地周辺の住民から、「回送ついでに乗せてくれ」という要望があがったことから車両基地構内に博多南駅が設置されたという経緯がある。因みに、営業運転開始は1990年4月1日。


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スタートは博多南駅から。もともと駅周辺はのどかな住宅街だったようなのだが、高層マンションやショッピングセンターに飲食店などが立ち並び、福岡の一大ベッドタウンの様相を呈している。

博多南駅の正面入り口。後述するが、本数自体はそれほど多くないため、発着時間帯以外の駅前は思いのほか静かで閑散としていた。



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きっぷ売り場と改札口。JR西社員による直営駅である。



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当然だが、運賃表や券売機の画面は九州域内の利用を想定した案内となっている。



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時刻表を見ると、日中は1時間に1本程度だが、ラッシュ時間帯はそこそこの本数が走っている。博多南駅のホームは最高で8両編成までしか停車できないため、すべての列車が「こだま号」で、行先は博多~新大阪までいろいろ。



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改札をくぐると目の前には新幹線の車両基地!鉄道ファンや地元の子どもたちにはたまらない光景だろう。




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博多~博多南間の運賃は乗車券が200円+特急券100円=300円

わずか9分程度の乗車時間ではあるうえ、最高時速が120km/hに抑えられているため新幹線の爆走威力発揮とまではいかなかったが、それでもスピード感と快適性は十分に味わうことができた。

本来であれば大量の乗客を積んだすし詰め状態の列車で通勤せねばならないところ、座席も確保できわずかな所要時間で博多に着くのだから、地元住民にとってはありがたい存在なのだろう。



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往路は新大阪行の700系レールスター。


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復路は500系のTYPE EVAだった。私は全くエヴァンゲリオン通ではないので何が魅力なのかはよく分からないのだが、希少な500系に乗車できたのは幸運だった。
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呑処巡礼 九番 ~松江 庄助

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松江はおでんを取り扱う店が非常に多く、その中でも予てより訪ねてみたいと思っていたのが「庄助」である。

松江駅からは徒歩10分程度。宍道湖と中海を繋ぐ大橋川の畔、松江大橋の南詰に、大きな赤提灯を吊るした雰囲気の良い店が庄助だ。柳の枝垂れる大橋川沿いの立地というのが、いかにも水の都 松江を象徴していて良い。




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暖簾をくぐると目の前にはコの字型のカウンター。大橋川沿いには小上がり。二階にも部屋があるようだ。カウンターの内側のおでん鍋では様々な具材が煮込まれ、割烹着姿の女将さんが忙しなく注文をさばいている。せっかくなので、ちょうどそのおでん鍋の目の前の席に座った。暫く観察していると、店の奥にある厨房やホールでの注文取りは学生アルバイトが担当しているが、おでん鍋は女将さんが一人で取り仕切っていて、他の従業員を寄せ付けない聖域であることが分かった。次にどの具材を投入するか、煮込む時間はどのくらいか…。お客からの注文順を考慮しながら、それをすべて頭に入れたうえでおでん鍋をコントロールしている。



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100円から150円程度の手頃な値段のおでん種が多く、どれを選んでよいか迷ってしまうが、とりあえず自分の好みに任せて卵・じゃがいも・春菊・牛スジを発注。中でも春菊は最も好きな具材の一つで、二度も発注してしまった。

一方で、私はおでんの大根が非常に苦手である。全く食べられないという訳でもないのだが、口に含むと何となく嗚咽感がして嫌なのだ。刺身のつまやおろしなどの生の大根は大好きなのだが、煮込まれるとどうも好かない。そんな訳で今回も頼むことはなかった。

この時間、カウンター席には私ともう一人の客のみ。おでんが温まるのを待つ間の空気感、注文通りに取り裁く迅速さ、そして時折お客に話しかけてくれる気配り。女将さんとの絶妙な距離感の中に、おでんの香りが広がり、居心地の良い雰囲気が広がる。

帰り際、店の主人らしき人が「だんだん」という言葉と共に入り口の扉を開けて店先まで見送ってくれた。

身も心も温めてくれる庄助は、間違いなく松江の良店である。





<2016.11.8訪問>


えのき
春菊×2
すじ
とり団子
厚揚げ
じゃがいも
たこから揚げ
自家製コロッケ
焼酎(麦)×2


庄助
島根県松江市八軒屋町16
0852-21-4238
17:00~22:30
定休日:日曜・月曜祝日

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