ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

2016年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年12月

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四国スタンプラリー~徳島・高知編 思い出の風景

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昨年の九州に引き続き、今年は四国の道の駅のスタンプラリーに挑戦している。

今年は四国を活動の重点地域に据えていて、2009年の日本一周の時以来、四国の地を踏んだのは約7年ぶりである。重点地域とはいっても、実際に四国を訪ねたのは10月の3連休の一度きりだけであり、足繁く訪問できているとはいいがたい。

10月の3連休では瀬戸大橋を経由して四国入りし、徳島から室戸岬を経由して高知まで足を運んだ。その道中の思い出の風景と、制覇した道の駅を記録として残しておくことにする。




■ いのたにの徳島ラーメン

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徳島ラーメンの先駆けと言われている「いのたに」を訪ね、「中華そば肉入大盛(¥700)を発注した。徳島ラーメンにもいろいろと種類があるらしいが、「茶系」と呼ばれるいのたにの徳島ラーメンは獣臭の香り漂う濃口豚骨醤油スープで、中細ストレート麺に大量の豚バラ肉がのっている。具はめんま・ねぎ・もやし。+50円で生卵を追加できる。「い・の・た・に」と書かれた丼はやや小ぶりなのだが、徳島ラーメンはご飯のおかずとして頼む人が多く、それ故ラーメンは少量、そしてライスをセットで頼む人が大半なのだそうだ。濃い味のスープに豚バラ肉がのり、さらに生卵を乗せてご飯を頼めば、ラーメンはすき焼きのような位置づけになるのだろうか。



■土佐久礼・大正町市場の戻りガツオ

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戻りガツオが旬のこの時期。鰹の水揚げで有名な土佐久礼の大正町市場を訪ねることを最も楽しみにしていた。規模は小さいながらも、漁村の風情を残す大正町市場には鮮魚・いもけんぴ・天ぷらなどの店舗が連なる。

田中鮮魚店では、鰹のタタキを筆頭に数々の鮮魚・切り身が並ぶ。購入した切り身をその場で刺身にしてもらい、向かいの食堂でご飯を注文してその場で食すことができるということで、私も鰹の刺身とカンパチの刺身を購入した。それぞれ400円程度という安さだ。ご飯を頼んでちょうど1,000円くらいで十分な量の刺身定食を堪能することができる。

タタキにするか刺身にするかで迷ったのだが、お店の方によると初鰹よりも脂がのった戻り鰹は刺身で食すのが良いとのこと。この2日間は水揚げがなく、冷凍ものを供していたらしいのだが、この日は小ぶりながらも水揚げがあったようで、ぜひ刺身で食べてくれと強く勧められた。

その味はマグロの大トロを凌ぐほどの凄まじい脂のりで、かなり衝撃的だった。タタキよりも刺身で食すことを勧めるのも頷ける。



■仁淀川と沈下橋

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以前から訪れてみたいと思っていた仁淀川。”仁淀川ブルー”と形容される透きとおるほどの美しい青さを一度見てみたかったのだ。帰路の時間が迫っていてゆっくり出来なかったが、特に沈下橋のある風景は強く印象に残っている。

改めて時間を作り、ゆっくりと時間をかけて訪ねてみたいと思わせてくれる場所である。



※道の駅スタンプラリー途中経過 (20/83)

10/8
01.公方の郷なかがわ(阿南市那賀川町) アザラシのナカちゃん
02.ひなの里かつうら(勝浦町)        
03.わじき(那賀町)               
04.鷲の里(那賀町)               太龍寺ロープウェイ、道の宿そわか
05.もみじ川温泉(那賀町)           温泉入浴済、ダム沿い

10/9
06.日和佐(美波町)               車中泊済、薬王寺、港、ウミガメ、花火
07.和喰温泉(海陽町)              鰹のタタキが静岡産
08.キラメッセ室戸(室戸市)          鮮魚・刺身充実
09.田野駅屋(田野町)             
10.大山(安芸市)                国道旧道
11.やす(香南市)                
12.美良布(香美市)               アンパンマンミュージアム隣接
13.南国風和里(南国市)            
14.土佐和紙工芸村(いの町)         

10/10
15.かわうその里すさき(須崎市)       鰹タタキ実演、土産充実、試食充実
16.あぐり窪川(四万十町)           品揃え豊富
17.布施ケ坂(津野町)              おでん
18.633美の里(いの町)            ライダー多数、633美=ムササビ
19.土佐さめうら(土佐町)           雰囲気良い、コインシャワー・宿泊施設有
20.大杉(大豊町)                ちょっと寂しい
                         
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| 四国スタンプラリー | 21:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿49.淵野辺 ホテルリブマックス相模原

横浜線 淵野辺駅。

町田から2駅6分、八王子から19分、新横浜からは30分の距離にあるなかなかマイナーな駅だ。自治体としては相模原市に属する。




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今回利用したのは淵野辺駅から徒歩2分の距離にある「ホテルリブマックス相模原」。

リブマックスグループのホテルを利用するのは今回が初めてなのだが、楽天などの宿泊予約サイトでは「70歳以上で宿泊日が誕生日の方→1円」などというプランを用意していて、ユーザーが「安い順」で表示させようとした場合には必ず先頭に表示されることからしばしば目にしていた。まぁこのようなプランを利用する人はほとんどおらず、売名行為というかセールス的ねらいが99%だと思うが…。おそらくもともとこの場所にあった名の違うホテルをリブランドし、既存施設はそのまま使いつつ客室などはリフォームして使っているのだろう。ホテル内は黒・茶・白の3色を基調とした配色で、やや派手でどぎつくあまり落ち着かない印象を受けた。

客室で特筆すべき点は全客室にWi-Fiが完備されているほか、なんと全客室に電子レンジが完備されている。大抵のホテルではフロアに一台、もしくはホテル全体で一台くらいのものだが、おそらく長期滞在者の利用を当て込んでの配慮なのだろうか。冷蔵庫と比較すると客室に一台ずつ配備する必要性はあまり感じないのだが…。

淵野辺駅は近くに青学大や桜美林大があり、まさに学生の街という雰囲気だ。駅の乗降客やコンコースには学生が目立つし、駅周辺はささやかながら商店街が形成されていて、学生の利用を当て込んでか居酒屋や飲食店が多数あるのでホテル利用者の立場でも飲み食いには困らない。

八王子・町田・相模大野といったターミナル駅が周囲に点在する中で、淵野辺という場所は宿泊地としては穴場的な場所だが、周辺環境は充実しており、当ホテルに関しては手頃な宿泊料金設定でもあるので利用価値は高いと考える。







<2016.10.28-29宿泊>
(1泊素泊 楽天トラベルANA宿泊パック利用)


ホテルリブマックス相模原
住所: 神奈川県相模原市中央区淵野辺4-15-11(JR淵野辺駅より徒歩2分)
電話:042-704-3535
特記事項:客室内に電子レンジ、横浜線沿線主要都市へアクセス良好

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新たな相棒を迎えました☆

突然ですが、このほど自動車を購入しました。

一昨年に地元に帰ってきてからこれまで、新たに祖父が軽トラを購入した関係で、それまで乗っていたとよたのパッソを御下がりとして譲り受けて乗っていたのですが、11月に車検が切れるということと、資金的な目途がついたこと、そしていい加減自分の好みの車を所有したいという思いから、今年に入ってからというもの試乗や商談を繰り返してきました。



もともと私の車選びはおおよそ300万の予算を目安に、最近流行りのSUVをターゲットにして今年の4月頃から始まりました。

重視したのは、①デザイン、②予算、③車中泊できるフラットスペース の3点です。

具体的な車種は、まだ未発売のトヨタのCH-R、ホンダのヴェゼル、マツダのCX-3の3種でした。





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この中で、当初最も惹かれていたのはマツダのCX-3でした。一番最初に試乗&商談したのもCX-3でした。他社と比較しても外観は文句なしのかっこよさで、中でも画像にある「セラミックメタリック」というカラーはその名の通りまるで陶器のような白色で、他メーカーには見られない色で、マツダ内でもCX-3とロードスターでしか採用されていない希少色でした。運転時に静かすぎるハイブリッドではなくディーゼルエンジンで燃費を抑えるのも魅力的で、インテリアもまるでコクピットのようで格好いいのですが、マツダコネクトというナビが何年前のナビだというくらいにポンコツで気に食わないのと、なおかつ純正ナビのみで社外ナビが取り付け不可であること、そして後部座席とラゲッジスペースの狭さがネックとなり早々に却下となりました。




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続いて商談を進めたのがホンダのヴェゼルでした。見ての通りCX-3の競合車で今最も売れているSUVです。CX-3に比べて丸みを帯びた外観は自分好みではないのですが、室内空間はCX-3と比べても断然に広く、後部座席を倒せば若干苦しいもののどうにかフラットになり、少し体を曲げれば横になって寝られるという感じでした。26.0km/lという燃費のいいハイブリッド車で価格的には予算を若干オーバーするくらいだったのですが、トヨタ・日産・スバルといった他メーカーのSUVは車体の大きさや外観、予算面で当初から構想外でしたから、半ば消去法的にヴェゼルが残った格好となり、オプション取付や具体的な値引き交渉もして契約寸前までいきました。


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しかしその最中、トヨタがCH-Rという新型SUVを発売予定であるとの情報が入ってきます。トヨタのSUVというとハリアーである訳ですが、価格が400万円台とやや高めであるので最初から考えになかったのですが、ヴェゼルやCX-3の競合車として投入するねらいがあるとみられ、価格面でもハリアーよりは下がるだろうとの見込みから動向を注視することにしました。存在を知ったのが夏前頃で、長いこと「2016年内発売」との情報しか公表されておらず、価格も含めそれ以外の情報は一切分かりませんでした。果たして車検が切れる11月末までに間に合うのかという不安もある中で、漸く10月になってエクステリア・インテリア・カラー・スペック等の詳細が発表されました。

ディーラーの話からも年明け納車となることが明らかとなり、現車の車検切れから空白期間ができてしまいます。価格はいまだに正式な発表がないのですが、おおよそ320~350万程度が有力ということで、確かにCX-3やヴェゼルの価格帯を考えれば若干強気の価格設定である訳ですが、ほぼ想定していたものでした。しかしそれでは明らかに予算オーバーでした。実車を見れるのは12月に入ってからということで、外観や質感、そして気になる室内空間の広さなどはネットの情報などでイメージするしかなく、車を持てない空白期間が発生することや値引き交渉が見込めないことなどがあって、心の中に引っかかってはいるもののあまり前向きに考えられませんでした。



フィットシャトルクロムスタイル

ヴェゼルかCH-Rかと迷う日々が続く中で、ある日ヴェゼルの商談でホンダのお店に通う中で、以前から少し気になっていたシャトルを試乗してみました。実は同じ職場にシャトルユーザーがおられるのですが、駐車場に停まっているその車体を見つけるにつけ毎度毎度目が留まり、流線形の光沢のある深青色の車体に見とれていました。

実際にシャトルに試乗してみると一気に一目惚れしてしまいました。

まず外観が格好良すぎる!流線形の車体と鋭い眼光は自分好みで文句なし。さらに特筆すべきは後部座席を倒すことでラゲッジスペースは完全フラットな状態になり、170㎝の私なら体を曲げることなく楽勝で車中泊できる点にありました。フィットをただ長くしたのがシャトルだという言い方も周りからされましたが、フィットだと少し体を曲げなければ横になることが出来ないうえ、あちこちで見かけるフィットはありきたりで、発売からあまり日がたっておらず販売台数も少ないシャトルは魅力的でした。価格的にもヴェゼルよりはるかに安く、フィットとの価格差も小さいので割安感がありました。

いつしかヴェゼルは候補の中から消え去り、最後まで引っかかっていたCH-Rも実車を確認できない不透明さと納車日の不確かさと予算面から最終的には却下しました。

結局のところ、デザイン、予算、車中泊を考慮した結果、最適の一台がシャトルだったということです。




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そして11月20日。

新しい相棒、シャトルを迎え入れました。

無事に納車されたわけですが、まず何といっても色が美しいです。「ミッドナイト・ブルーメタリック」という名の塗装は、いわばかつてのブルートレインのように暗闇を切り裂く「深く光る濃い青」とでも言えばよいでしょうか。紺とか群青とも違う独特の色なのです。そしてこの色こそ私が探し求めていた理想の色でした。私はとにかく紺・群青が好きで、スマホケースや財布の色も同色です。単なる青や水色では駄目で、とにかく濃い青が好きなんです。そこにメッキ・シルバー・ホワイト的な要素を散りばめるのが私が最も好む配色です。「ミッドナイト・ブルーメタリック」の塗装を基本としながらも所々をメッキ加工・LED照明などのオプションを取り入れ、クールでおしゃれな雰囲気を演出しました。

最近はバイクに乗る機会もめっきり減ってしまい、スーパーカブで走り回れる範囲は限られてきますから、今後も活動の中心は自動車になると思います。そして車中泊をしながら宿泊代を削り、全国各地を旅する生活を続けていくと思います。広いスペースをどうアレンジすれば最適な眠りを確保できるか、眠りの場だけでなく、旅先での生活拠点として工夫できることはないか。そんなことを考えるのもこの先楽しみになりそうです。

| 日常の話題 | 13:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ポプラ滅亡

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私が暮らしている島根県西部でコンビニといえば『ポプラ』である。

広島市に本社を置く大手コンビニチェーンで、中国地方を中心に近畿や関東にも出店しているので広く認知されていると思うが、さらに大手のコンビニチェーンがある中で、わが市では長年にわたってポプラの独占状態だった。

もともとコンビニ空白地帯だった地域にコンビニが出来たしたのは私が高校生くらいの頃で、学校帰りによく友達と立ち寄っては買い食いしていたことを思い出す。ポプラの特徴といえば「ポプ弁」と呼ばれる買ったその場で炊き立てご飯を詰めてくれるサービスで、しかもご飯の量は小盛・普通・大盛が無料で選べ、さらに+50円で特盛にすることも可能。普通盛でも結構な量が圧縮盛りされていて、特に昼飯を求める男性客などには広く支持されてきた商品である。私も職場の最寄りのコンビニがポプラであったため、よくお世話になっていた。



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そのポプラが、この1か月の間に相次いで閉店した。益田市内に5~6店ほどあったのだが、現在営業している店は一つもなく、ポプラのHPで店舗検索してみても、やはり益田市の店舗数はゼロだった。


実はポプラが閉店するというニュースはかなり前から知っていたのだが、この一か月で実際に閉店の波が益田市にも押し寄せてきたということである。






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そして閉店したポプラは店内改装ののち、「ローソン×ポプラ」として生まれ変わることになっている。

松江市内ではすでに新店舗がオープンしていて、私も先日の松江出張の際に入ってみたのだが、だいたいローソン:ポプラ=9:1といったところで、ほぼローソンといっていい。店構えや店内の品揃えはほぼローソンに統一され、そこに先述の「ポプ弁」コーナーが付加されている。

益田市のコンビニ勢力図は、私が高校生の頃はポプラ100%だったが、次第にローソンが進出してきて数年前まではローソン:ポプラ=6:4くらいの勢力だった。しかし今年に入ってセブンイレブンが市内に初出店し、一気に出店攻勢をかけてきた。新たな土地への出店ももちろんあるが、それまでポプラだった店が閉店してセブンイレブンになるケースもあり、市内に5店ほどが出店している。結局ローソンVSセブンの拡大競争にポプラが巻き込まれた格好で、ローソン×ポプラがオープンすれば、市内の勢力図はローソン(ローソン×ポプラ含む):セブンイレブン=6:4くらいになると思われる。

南九州のコンビニの象徴であったエブリワンもファミリーマートへ看板が架け替えられたと聞く。画一化の象徴ともいえるコンビニまでもが淘汰され、さらなる画一化の時代を迎えているというのは、時代の栄枯盛衰を感じざるを得ない。

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呑処巡礼 七番 ~高知 大黒堂

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一軒目の『葉牡丹』は必ず訪問すると決めていたのだが、続く二件目は事前情報を仕入れず、自らの嗅覚を信じて決めようと考えていた。地元民が足繁く通う値段の安い大衆酒場的な『葉牡丹』とは対照的に、次に暖簾をくぐる店は、地元の郷土料理に力を入れているお洒落で高級感のある店を選ぼうと目論んでいた。だから『葉牡丹』では高知の郷土料理の品書きを一切頼まなかった。



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そんなこんなで繁華街を歩いていると、お洒落な外観と「鰹塩タタキ」を掲げる看板が目に留まった。入り口のガラス戸から中を覗いてみるとカウンターには男性の一人客がいるのみだったので、入店することにした。

入り口のドアを開けると、ホールの責任者のような50代中盤の渋い声のおっさんが迎えてくれた。厨房では多くの従業員がテキパキと動いていて活気があり、ホール担当の若い従業員の動きも気持ちが良い。カウンターは3席のみで、あとは2階のテーブル席。ほとんどの客は予約して来店しているようだ。その客を先ほどの渋い声のおっさんが入り口で迎え、2階のテーブル席へとさばいている格好だ。

品書きには高知の味覚がズラリと並び、どれを頼もうかと迷ってしまうくらいだ。そうこうしているうちにお通しの貝耳の和え物が供され、取り敢えずは目玉の鰹塩タタキ、四万十の栗焼酎 ダバダ火振、そして四万十川のあおさ天を発注した。






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まさに戻りガツオが旬のこの時期に、高知で鰹を食せるとは至極の極みである訳だが、この鰹塩タタキはまさしく至極の一品だった。発注から提供まで15分くらい待ったのだが、その鰹たるやすさまじい分厚さでボリューム満点。程よい塩味の効いた鰹はほのかに藁焼きの香りが漂い、香ばしさが口いっぱいに広がる。ポン酢・わかめ・にんにく・青葱・玉ねぎスライス・レモン・しそといった豪華薬味の数々が味を引き立て、様々な味を楽しめるのが面白い。四万十あおさ天はパリパリ感がなく、ちょっと残念な味だった。ただそれを差し引いても、鰹塩タタキの印象が強く残った。







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続いては、山柚子のお酒、豚もやし、そしてカンパチの刺身を発注した。鰹塩タタキで十分満足したので、地元の果実リキュールの山柚子のお酒で締めようかと思っていたのだが、これが大きな間違いだった。こちらもかなり時間をかけて供されてきたカンパチの刺身だが、これまで寿司のネタや刺身で何度となく食べてきたどのカンパチとは比べ物にならないほどの分厚さで凄まじいボリューム。実の赤い部分と白い部分の色合いがはっきりしていて、特に薄いピンク色がかった身の白い部分の透き通るような鮮やかさには感動すら覚える。薄いピンク色がかった白身は天然物の証だそうだ。脂がのりにのった分厚いカンパチの刺身は期待通りの抜群の旨さ。付け合わせの塩キャベツ・大根おろし・生わさびとの相性も良く、盛り付けの美しさにも注目である。カンパチでほど満足してしまい、一緒に注文した豚もやしを食べきる頃にはおなか一杯になってしまった。

『大黒堂』は高知の味覚を存分に味わえることはさることながら、ボリュームのある料理ばかりであるほか盛り付けや食器にもこだわりが見られ、見た目にも楽しめる。1階のカウンターは3席ほどしかなく、それ以外は2階のテーブル席に案内されるため、カウンターで一人でゆっくり飲むにも向いていて、従業員や厨房との距離も近い。

正直なところ、一軒目に入店した『葉牡丹』の印象が薄らぐほど、強く思い出に残る高知の名居酒屋となった。






<2016.10.9訪問>

・ダバダ火振(栗)
・山柚子酒
・貝耳の和え物
・鰹塩タタキ
・四万十あおさ天
・カンパチ刺身
・豚もやし



大黒堂
高知県高知市はりまや町1-7-5
088-885-4139
17:00~24:00
日曜定休

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宿泊帳簿48.高知 ホテルタウン錦川

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北に高知駅と堀川、東と南に国道32号、そして西側には高知城に土佐女子高校に高知追手前高等学校といった文教地区に挟まれた一角にあるホテルタウン錦川。

高知駅からも近く、また高知の歓楽街・追手筋・帯屋町・廿代町界隈に隣接する大変便利な立地である。

高知という街を歩くのはほぼ初めてに等しいので楽しみにしていた。3連休の中日ということで安価なホテルがほぼ埋まっているという状況の中で、実は前日までは歓楽街からはやや遠めの別のホテルをやっとの思いで予約していた。ところが当日(それも午後)になって楽天トラベルを再度確認してみると、どうもキャンセルが出たようで1室だけ空きが出ていたので速攻で抑えた。当初のホテルよりも価格が安く、さらに歓楽街に近いということで、変更しない手はなかった。さらにホテルタウングループは高知駅前界隈に5つのホテルを持っていて、老舗の地場ホテルとして存在している点も興味深かった。


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最大の特徴は、歓楽街や高知城、ひろめ市場へのアクセスの良さにある。客室はほぼ泊まって寝るだけと割り切るのが賢明である。連休中日の当日予約でありながら、4400円という値段で泊まれたのは幸運としか言いようがない。

私は利用していないのでメニュー内容も分からないが、100円の朝食というのがある。たいしたものではないことは目に見えているが、忙しい朝に軽く口にほおばりたい程度の朝食で済ませたい人は助かるかもしれない。

ただ、幸か不幸か当ホテルはひろめ市場のすぐ近くである。その安さと利便性を差し引いても、高知での朝食をどこで食すかという問題に答えを出すのは難解ではない。






<2016.10.9宿泊>
(1泊素泊 ¥4,400 楽天トラベル予約)


ホテルタウン錦川
住所: 高知県高知市廿代町15-24(JR高知駅より徒歩10分)
電話:088-825-1811
特記事項:ひろめ市場、高知城、繁華街至近

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呑処巡礼 六番 ~高知 葉牡丹

2009年の日本一周で訪れて以来、約7年ぶりに四国の地を踏んだ。昨年の九州に続き、今年は四国を活動の重点地域にしていて、「道の駅スタンプラリー」をこなしながら今後も四国各地を巡る予定だ。



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そのスタンプラリーの一環で高知に宿泊する機会を得た。高知は過去に訪れたことはあるものの飲むのも泊まるのも人生初である。南国土佐は呑兵衛天国であり、海山の幸が味わえる居酒屋が多数あるとの話を耳にしていた。そんな高知の中で数少ない大衆酒場のひとつである「葉牡丹」の暖簾をくぐることにした。





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店舗ははりまや橋から程近く。国道32号線沿いにある・銀行等の金融機関が立ち並ぶ高知駅前の一等地の中で、ここだけ時間が止まっているかのような奇跡のような店の佇まいである。

入店前に暫く観察してみたのだが、次から次へと客が吸い込まれていく。私もつられて入店するとカウンターが1席だけ空いていて、首尾よく着席できた。店内は地元客と県外客が半々くらいか。厨房を囲むように配置されたカウンターは15~20席ほど。2階には団体客用のテーブル席もあるようだ。


暫くすると最初の注文を聞きに来てくれ、地酒「船中八策」と豆腐と土手焼きを発注した。

厨房はまさに戦場というか、とにかく目が回るような忙しさというのが端から見てもよくわかる。注文がひっきりなしに飛び交い、本当に意思疎通・指示系統が確立されているのかよくわからないが、それらの事情を年輩の常連客らはよく分かっておられて、なかなか料理がこなければ催促をすればよいだけの話である。私を新規の若造と見た隣席の常連客からも、「注文がこなかったら催促しないと損するよ」という忠告を受けた。従業員の中には韓国出身の従業員もおり、片言の日本語で一生懸命働かれている姿が印象的だった。


常連氏の注文を観察してみると、どうもここは豆腐系と串揚げが目玉のようで、特にスタミナ豆腐と串揚げの盛り合わせは大概の客が発注していた。最初に頼んだ土手焼の味が非常に印象に残っていて、濃厚でどろっとした肉の味は一緒に頼んだ豆腐と一緒に口にするとさらに美味しく、「船中八策」との相性も抜群だった。その後は麦焼酎×2と焼餃子を発注した。


私は調子に乗って90mlで500円以上する銘柄酒を発注したが、日本酒も焼酎も200円台からそろっており、各自が思い思いに酒肴を楽しんでおられる。葉牡丹は高価な酒肴を風格のある空間で贅沢に楽しむ場ではなく、安くて美味しい酒肴を一人静かに飲むもよし、隣近所と語らいながら飲むもよし、大勢で盛り上がって飲むもよしの、まさしく庶民の大衆酒場のような雰囲気だった。








<2016.10.9訪問>

・船中八策
・二階堂(麦)×2
・豆腐
・土手焼
・焼餃子



■葉牡丹
高知県高知市堺町2-21
088-872-1330
11:00~23:00

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