ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

2016年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年03月

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幻の聖水を手に入れた

かつて、日常的に風呂に入る習慣がなかったヨーロッパの王侯貴族たちは、体臭を消すために香水を愛用したのだそうだ。盛りに盛った髪形や派手で重厚なドレスをお召しになっているその身なりで何日も風呂に入らなかったら、一体どんなにおいがするのだろうと想像するだけで気持ちが悪いのだが、香水は体臭を包み隠す重要な役割を担っていたそうだ。


最近では、特に中国人や東南アジア系の人たちとすれ違ったりしたときには、強烈な香水のにおいを感じることがある。彼ら彼女らが何日も風呂に入っていなくて体臭を隠すためにやっているのか、それとも単なる香水のつけすぎなのかは分からないが、過度な香水は相手を不快にさせることにいい加減気付いてほしい。


私自身も香水は嫌いではなく、日常的につけることはしないが、大事な仕事があるときや人と初めて会うとき等は香水をつけるようにしている。においが自分の印象を左右することも在り得ると考えているからだ。


そんな私の一番のお気に入りの香水が、


ALESSANDRO DELL'ACQUA MAN AU DE TOILETTE
(アレッサンドロ デラクア マン オーデトワレ)


というイタリアの香水である。



ずいぶん前に1本目を購入し、サムライライジングウェーブなどと併用しながら使ってきたのだが、やはりALESSANDRO DELL'ACQUA が一番のお気に入りだった。シトラス系のややスパイシーな香りで、次第に石鹸の香りで包まれるとでも言えばよいだろうか。つけている自分がその香りに酔いしれるくらいだから、よっぽど好きなのだろう。









とにかくこの香水が好きで好きでしょうがなく、1本目が底をついてきたので新しいのを仕入れようとネットを調べてみると、何と廃番になっていて、日本では販売が中止されているという衝撃の事実を知ることになる。ネットの香水を取り扱っているショップはどこも在庫がなく、東京や大阪に行ったときにお店で聞いてみても軒並み取り扱っていないという回答。











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その事実を知ってからおよそ1年。

これはもう個人輸入かオークションサイトしかないだろうと思い、個人輸入はやりかたがよく分からないのでネットオークションをこまめに見るように心がけてきたのだが、このたびついに幻の聖水を手に入れることができた。一般的な香水の値段からしてみれば決して安くはなかったが、それでも長い間待ち焦がれていた香りに再び出会うことができて大変満足している。今後手に入る保証など全くないので、末永く大切に使おうと思っている。

因みに、アマゾンでは並行輸入品として取り扱いがあるにはあるが、30,000円近い値がついている。もう日本では販売されていないので、かなりレアな商品になっているのだろうか。これに比べたら、私はそこそこ良心的な値段で買えたと思うが、それでも結構いい値がした。

取り敢えず明日は広島出張なので、記念すべき一発目ということでつけてみようと思う。



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| 日常の話題 | 22:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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鉄路の神は、一夜の幻・・・

以前の記事で、廃止間近の急行「はまなす」のカーペット・上段という神席を獲得したという記事を紹介したところだが、残念ながらそのきっぷは幻と消えた。


つまるところ、職場の仕事の関係でどうしても旅程が合わなくなり、やむなく切符を手放した。確かにカーペット上段はすこぶる快適だし、予定通り乗れればそれで良かったのだが、過去に一度乗っていることもあってか、それほどの執着があるわけでもなく、「痛恨の極み」という感情は特にない。まぁ仕方がないか…といったところである。





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変わりといっては何だが、別日の普通車指定席を確保し、今週末の活動決行を予定している。これまでは生活拠点の首都圏からのスタートだったが、今回は島根県からの渡道となる。果たしてどういう経路で北海道に渡るのか、そのあたりも是非楽しみに見ていただきたい。

| 日常の話題 | 23:26 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿29.大阪 ネストホテル大阪心斎橋

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寒さも厳しい1月中旬。

大阪への出張が決まり、特急と新幹線を乗り継いで来阪した。大阪での仕事が無事に終われば、私が今の仕事に就いてから初めての主担当となった仕事がひと段落つくということで、かなり気合を入れて大阪に乗り込んだ。その気持ちとは裏腹に、移動日当日は西日本に寒波が襲来し、特に新山口までの山口線特急の運行がヒヤヒヤものだったが、新山口での猛ダッシュが功を奏し、乗り換え予定の「さくら」にギリギリで間に合い、予定通りに大阪に到着した。


仕事は30分ほどで難なく終わり、用務先の阿波座からホテルのある心斎橋まで15分ほどを歩いた。大きな仕事がひと段落ついたという安堵と充実感で心が満たされ、歩調も何となく軽やかだった。列島に寒波襲来のこの日、大阪も風が強く寒かったが、大阪の空は突き抜けるような青さが印象的だった。





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ネストホテル大阪心斎橋は、堺筋と長堀通の交差点に程近いところにあり、心斎橋筋商店街や道頓堀がすぐ近くという好立地だが、最寄り駅でいうと長堀橋駅になる。

じゃらん経由で予約したシングルルームは¥8,800/1泊で、心斎橋界隈のホテルでは標準的なお値段だと思う。しかし、仮にプライベートでの宿泊というのなら、多少遠くてももう少し安いホテルを選ぶと思う。




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外観を見る限りはそうでもなかったが、内装は結構くたびれていて、白とベージュが基調となっている客室内は、年季の入った設備ながらも、なんとか頑張って清潔感や高級感を演出していますというホテル側の努力が伝わってくるようだった。確かに客室は古く、隣接する高層ビル側に窓があるため景色も良くないが、室内は十分に綺麗で快適である。





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朝食は和洋合わせて30~40種類ほどで、サラダバーが充実しているのが有り難かった。とはいえ、定価¥1,200はやや高めか。





<2016.1.19宿泊>
(1泊朝食付¥8,800)

ネストホテル大阪心斎橋
住所:大阪府大阪市中央区南船場2-4-10 (地下鉄長堀橋駅より徒歩1分)
電話:06-6263-1511
特記事項:心斎橋・道頓堀至近

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呑処巡礼 二番 ~神田 大越

1月の中頃。東京への出張があり、宿をとった神田界隈で飲む機会を得た。

これまでも何度か東京への出張があったのだが、区内での用務の際は、大抵神田駅近くのとあるホテルが定宿となっている。ここ最近の区内のホテルはどこもかしこも料金が高く、それでいて軒並み満室なので非常に苦労する。職場の規定で宿泊料金の上限があるので、それでも上限内に収まるホテルを探すしかないのだが、いつも利用している神田のホテルは比較的空きがあり、いつも助かっている。







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(※画像は閉店後に撮影)

そんな神田で、前々から行ってみたいと思っていたのが神田駅南口を出てすぐのガード下にある「大越」である。ホテルも南口方向にあり、駅からホテルに向かうときに大越の前を通るので、前々から気になっていたのだ。今回は金曜に用務があり、その日は疲れていて飲まずに寝てしまったのだが、土日が休みなので自己都合で東京滞在を日曜まで伸ばし、横浜に住む友人を誘って飲むことにしたのだ。






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相手の都合もあり、比較的遅めの21時に店の暖簾をくぐった。土曜日の神田とはいえ店内は大盛況でほぼ満席。幸運にも入ってすぐの場所にひとつだけ空いているテーブルがあったので首尾よく席についた。店内は8人ほどが座れるテーブルがぎっしりと敷き詰められ、頑張れば60~70人、もっと頑張れば100人くらいは入れるだろうか。割烹着姿のおばちゃんたち10人ほどがホールを取り仕切り、4~5人ほどの男性陣が厨房を仕切っている。






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肝心の酒肴は、壁四方に品書きがずらりと並ぶさまは圧巻の一言。何を選んでよいか非常に迷うのだが、鮪刺し・鯵のたたき・ホヤ・蛤・鯨ベーコンなど、海鮮の品書きの方がひときわ大きかったので、まずは鮪を発注。閉店一時間前の入店だったので中落ちと中トロは残念ながら品切れで、唯一在庫のあったブツ切りを発注した。その後、間髪入れずに鯵のたたきやニラ玉などを発注した。

よく観察しているとテーブルごとに担当を決めているという風ではなく、各テーブルにバランスよく目配り・気配りをしている様子がうかがえる。お勧めを聞けば明るく答えてくれるし、何を言わずとも空いた皿は下げてくれるし、少し手が空けば我々のくだらない会話にも付き合ってくれる。焼鳥を注文した時に味付けを聞かれ、塩とお願いしたのにタレのついた焼鳥が出てきたことがあったのだが、「あら~そうだったわ~、ごめんなさいねぇ~」とお茶目に謝るおばちゃんを見ると、こちらも笑って許せてしまうのだから不思議なものである。皆さんとても活発で元気がよく、この空間にいるだけで元気をもらえる。しっぽりと飲むのも良いが、こうして活気ある空間の中で飲むのも実に楽しい。






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各種酒肴を注文したが、最も印象に残った品は最後に注文した「ロースハム炒め」だ。ハムカツを食べたくて品書きを見渡すも見当たらず、仕方ないのでロースハム炒めを注文したのだが、これが抜群に美味かった。画像では分かりにくいが一枚一枚が結構厚みがあり、食べごたえがある。脂ののったロースハムにレモンを絞って辛子を少し塗り、千切りキャベツをたっぷり巻いて口に頬張れば、その美味しさに誰しもが昇天するはずである。

飲み食いしていたらあっという間に閉店時刻になり、他のお客が続々と退店する中、一番最後の退店客となってしまった。店が閉店時刻を告げても飲み食いを続けなかなか帰ろうとしない客もいたりするものだが、大越のお客さんは時間が来ると皆さんきっちりと区切りをつけ潔く退店していく。活気のある雰囲気の良い居酒屋は、利用する客にも品格と規律がある。


冷たく乾いた風が吹き荒ぶ真冬の東京。久々に味わえた活気ある都市の空気。美味い酒と肴で心を満たされ、東京の夜は更けていく。





<2016.1.16訪問>

・澤之鶴
・白波
・鮪ブツ
・ニラ玉
・鯵のたたき
・焼鳥
・しめ鯖
・ポテトフライ
・厚焼玉子
・ロースハム炒め




■ 大越
千代田区鍛冶町2-14-3
03-3254-4053

| 日常の話題 | 13:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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鉄道の神様が舞い降りた!

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先日の話だが、廃止間近の急行「はまなす」の指定券を獲得することができた。しかも1編成にわずか8席(そのうち2席は女性専用)しかなく、B寝台をも凌ぐといわれる快適性を誇る「カーペット・上段」という超入手困難な特等席である。

急行「はまなす」へは15年3月に一度乗車していて、その時も「カーペット・上段」を確保できた。そのときは廃止の発表が出される前だったが、廃止は時間の問題だったので惜別乗車のつもりだった。しかしこうして廃止日が近づくにつれて、もう一度在来線の「はまなす」「白鳥」で青函を往来するというのをやっておきたい気持ちが強くなり、青森→札幌の「カーペット・上段」および「B寝台・下段」を希望してJRに申し込むことにした。

※「カーペット・上段」の快適性・希少性については過去の記事を参照。


そこで乗車日のちょうど1か月前の10時に発売開始となる切符を、10時きっかりに打ってもらう所謂「10時打ち」をJRのみどりの窓口に依頼しなければならない。長いこと生活していた首都圏の各みどりの窓口では事前申し込みを受け付けていないところがほとんどで、10時少し前にタイミングを見計らって列に並ばなければいけなかった。早すぎると後ろの客に迷惑をかけてしまうし、逆に遅すぎると先客の一般客の応対に時間がかかったり、先客が同業者だったりすると10時を過ぎてしまい完全にアウトになってしまう。事前申し込みが可能な駅もあるにはあるが、早朝5時とか6時に事前申し込み受付の列に並ばなければならず、しかも入手困難なきっぷとなれば一番手でなければ意味がない。このように都市部で10時打ちを依頼しようとすると体力・忍耐力・運が必要になるところがだが、地方の場合は少々勝手が違う。

自宅近くのみどりの窓口のある駅に確認したのだが、どの駅も事前申し込みを受け付けている。しかも都市部のように発売日の当日に事前申し込みの受付のために並ぶなんてことは必要なく、ほとんどの駅で電話での事前申し込みができる。しかもそれは発売日当日である必要はなく、ある駅で駅員に聞いてみたところ、「いつでも申し込みは受け付けてますよ~。あんまり早いと困りますが…。打つのを失念したり申込用紙をなくしたりすることもあるんでね…。」ということで、細やかなルールはない様だ。

つまり、例えば3月7日のきっぷが欲しければ、1か月前の2月7日に申し込みしなければならないというのではなく、2月7日より前の日でも受け付けてくれるのだ。前述のとおり、あまり日にちが空いても駅員氏に迷惑をかけてしまうので、1週間前の2月1日くらいが適切ではないだろうか。


もうひとつ重要なルールとして、切符を獲得出来たらその日のうちに取りにいかなければならないというのがある。したがっていくら事前申し込みが自由にできるといっても、その日のうちに取りにいかねばならないので自宅から遠く離れた駅に申し込むことはできない。


地方はみどりの窓口設置駅も少なく、自宅近くとなると限られてくるわけだが、今回私は自宅周辺の4駅に申し込みを依頼した。周辺といっても、最も遠い道の駅までは1時間半近くかかる。

A駅・・・カーペット・上段

B駅・・・不可

C駅・・・B寝台・下段

D駅・・・不可


結果を告げる電話がかかってきた順にA・B・C・Dとしたが、まずA駅からの連絡がきた時点で、私は切符の確保を確信した。過去にも何度か事前申し込みをしたことがあるが、確保できた場合は比較的早くに連絡が来るし、確保できないと何度も試してくれるので必然的に連絡は遅くなり、10時半くらいになることもある。A駅からの連絡は10時02分だった。そして電話に出た矢先の駅員氏の語りがとても元気があってハキハキしていて、なんだか少し興奮していらっしゃる。これはもう依頼した私にとれたことを早く報告したいという証左なのだろうと感じた。そして、案の定きっぷを確保したとの嬉しい報告。私も一応申し込みはしたが、まぁB寝台下段なら取れるだろうと思っていたが、まさかカーペット・上段が取れるとは正直思っていなかった。



突然舞い込んできた幸運により、これで渡道が決定した。ここ最近は九州での活動が続いていたので、久々の北東北・北海道での活動である。

| 日常の話題 | 19:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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