ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

2014年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年10月

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宿泊帳簿13.稚内 ホテル ドーミーイン稚内

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これまで長きに渡って旅を趣味としながら全国各地の宿に泊まってきましたが、今回紹介する「ホテルドーミーイン稚内」は上位三傑に確実に入ってくる満足度の高いホテルでありました。部屋の快適さも、眺望も、朝飯の美味しさも、どれをとっても素晴らしい思い出と記憶に残るホテルでした。ドーミーインは最近になって急速に全国展開しているホテルチェーンでありまして、親会社は共立メンテナンスです。寮や介護施設を運営している会社だけあって、部屋の施工などにはそのあたりのノウハウも生かされているのではないでしょうか。





まずホテルのフロントでチェックインします。長旅の末にたどり着いた宿で、ほっと一息つける暖かいおしぼりのサービス。こういうさりげない心遣いがたまりません。




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鍵をいただいて最上階の九階の部屋を空けると、本当に此処はビジネスホテルなのかと疑いたくなるほどの清潔で高級感のある室内が広がります。ホテル自体もまだ開業して間もないというのもありますが、とにかくどこもかしこも真新しい。大きなフカフカのベッド(しかもダブルベッド)に大きな窓、トイレとバスが別室、ぴかぴかに磨かれた洗面台、静電気除去装置、イオン発生器付空気清浄機、のぞき窓についたフタ・・・・。これまで随分と安くて最低限の設備とサービスのみのホテルを利用してきましたから、いちいち感動してしまいます。特に部屋の大きな窓から一望できる稚内の街の風景は一見の価値があります。天気の良い日は間宮海峡を超えて樺太あたりまで見渡せるのではないでしょうか。




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ホテルは稚内駅から徒歩分程度の好立地。飲食店やスーパー・コンビニ、居酒屋などは徒歩圏内に全て揃っているので何ら困ることはありません。私は晩飯を食いに近くの洋食屋「ボリューム亭」に入りました。注文したヒレカツ定食はその名の通りボリューム満点。




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ドーミーインには温泉大浴場がついている物件も多く、稚内にも「天北の湯」という温泉があります。






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そして、このホテルの最大の魅力はなんといっても朝食にあります。品数豊富なバイキング朝食なのですが、中でも一番の目玉は海鮮丼です。自分で好きなだけ海鮮をのっけることができ、私もこれでもかというくらいイクラをのせました。品数豊富なバイキングを出すホテルは全国にありますが、ネタのせ放題の海鮮丼がある朝食というのはあまりないでしょう。


一泊5,900円を高いと思うか安いと思うかは人それぞれだと思いますが、私はこれだけの設備の充実さとサービスと快適さで5,900円というのはかなりのお値打ちで、他のビジホと比較して少々値の張るホテルでしたが、ドーミーイン稚内を利用して本当に良かったと心から思いました。稚内へ来たならば必泊の秀逸ホテルです。稚内の宿を予約する際、当ホテルを含めいくつかの候補の中でかなり悩みました。私は基本的にホテルは寝るだけの場所であると割り切り、できるだけ安い物件を予約する方針なのですが、今回は朝食の海鮮丼がどうも気になり、少し奮発して利用してみることにしたのです。要はどこに金をかけるかという問題だと思うのです。快適さや時間のために移動に金をかけるか、旅先での食に金をかけるか、旅の滞在先に金をかけるか。限られた予算をうまく使いながら旅を彩っていく。それには個々人の嗜好やセンス、才覚などが問われてくるのでしょうが、お金の使い方によって旅の善し悪しが左右されることも多分にあると思います。結果としてこのホテルを選んで本当に良かったと思います。ドーミーインの海鮮丼は、今回の旅の記憶として刻まれることになりました。稚内における定宿となりそうです。

ただし、今後はバイクツーリングで来ることが多いであろう稚内。森林公園キャンプ場や北防波堤ドームやという強力なライバルがいることを忘れてはなりませんね。


<2013.2.27泊>
(1泊朝食付¥5,900 ※ドーミーインHPより予約)
※その後値上げされたのか、現在は同プランで8,000円前後が相場のようです。

■天然温泉 天北の湯 ドーミーイン稚内
所在地:北海道稚内市中央2-7-13 (JR稚内駅より徒歩2分)
連絡先:0162-24-5489
特記事項:海鮮丼付バイキング朝食、最上階の温泉
HP:http://www.hotespa.net/hotels/wakkanai/
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| 13年2月/北海道 | 21:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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北の終着駅へ

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名寄からは再び鉄路に戻りまして、北の終着駅・稚内を目指します。朝早くに出発してバスで名寄まで来たわけですが、旭川を11時に出発して普通列車で名寄に来てもこの列車には間に合うし、朝の特急に乗ればもうじき稚内に着く頃です。それでも名寄まではバスに乗り、名寄からは鈍行に乗って最北の地を目指すというのですから旅道楽の極みというもの。特急ですんなり稚内に行くよりも普通列車キハ54に乗って時間をかけて北を目指し、その一歩一歩の余韻を楽しむことで、旅がさらに盛り上がるわけです。



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名寄からは私のような旅人がちらほらいるなかで、地元の高齢者や高校生が多数を占めます。昼過ぎの便ですが、テストか何かで学校が早く終わったのでしょうか。1両編成の車両がちょうどいい具合に埋まるほどの客数で名寄を出発します。これより稚内到着までおよそ4時間の長丁場となります。




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30分ほどの乗車でまずは美深に到着。ここで名寄から乗車してきた地元客のほとんどが下車しました。乗車してくる客もわずかで、車内は初っ端から閑散とします。美深を過ぎるとまとまった集落の街の風景はなくなり、いよいよ道北の広大な原野の中を走っていくこの旅のクライマックスを迎えます。とりわけ美しいのは名寄からひたすら線路の左側に沿って延びる天塩川の風景で、激しく蛇行し豊富な流量を湛える川の流れは道北を象徴する北海道遺産でもあります。厳しい寒さゆえに一級河川でありながらその川面は完全に結氷し積雪しているという状況。





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音威子府ではおよそ20分間の停車時間。駅車内の天北線資料室を見学したり、駅周辺を散策したりします。名物の音威子府そばを食べるには非常に良い時間なのですが、残念ながら本日は定休日。駅構内には宗谷本線の運行を守る赤い戦士・ラッセル車が停まっていました。




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音威子府からおよそ80分の乗車で幌延に到着。幌延で日本海に注ぐ天塩川とはここでお別れになります。幌延ではまたもや30分の長時間停車。およそ4時間の所要時間のうち、4分の1は駅での停車時間なのですからたまりません。地方閑散路線の鉄道輸送というのは乗客の乗降はほぼ主要駅に限られているため、地元客の動態を見る機会がめっきり減ったのはもちろん、最近の普通列車というのはドアの開閉が手動やボタン式になっていて駅に到着しても開かないことが多々あります。おまけにどの車両も空調が整備されていますから走行中に窓を開けることもなくなりました(開けることすらできなくなった窓も多数・・・)。私は駅に到着したときにドアが開いて外の空気に触れられる時間というのがすごく好きで、暑さ寒さや駅の音や人の賑やかさ、街の匂いなどを感じられる瞬間が退屈な移動に彩りを添えて旅を楽しくさせてくれるのです。その機械がめっきり減ったしまった今、道中の楽しみというと長時間停車で、数十分の停車時間があれば改札を出て駅周辺を歩きますし、4~5分程度の停車であってもホームに出て空気を吸うようにしています。幌延では上り列車との交換がありまして、キハ54の並びが見られました。この赤いライン入りの油ぎった薄汚れた車両を見ると北海道の果てに来たのだという実感が湧きます。



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幌延は宗谷支庁の玄関口でもある町で、これより稚内までの旅路は広大なサロベツ原野の中を走っていきます。幌延からの乗客はたった4人になってしまいまして、全員旅行客です。東京・上野からはるばる列車を乗り継いで、道内各地の都市を訪ね歩きながら旅してきた先に、今回の旅の結びの地ともいえる稚内があると思うと感慨もひとしお。特急列車を利用せず、普通列車のみでの旅路ならまた違った感情が味わえるでしょう。






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16時59分。定刻で稚内に到着しました。2009年にバイクで一度此処を訪れているのですが、駅舎は新しく立て替えられ、構内の様子も随分と変わっていました。かつては樺太へと向かう連絡駅としての役割を果たしていて、貨物取り扱いもあったことから多数の側線があり賑わった稚内駅ですが、この新駅舎では一面一線の単線のみの簡易的な発着場だけの棒線駅となってしまいました。かつては気軽に見学することができた「最北端の線路」の看板も駅舎に入らないと見ることができなくなり、北の終着駅としては少々寂しい雰囲気になっています。

名寄(1231) ⇒稚内(1659)

| 13年2月/北海道 | 17:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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(八日目) 哀愁の路線バス、極寒の地を往く(?)

北海道の旅もいよいよ終盤にさしかかり、本日は稚内を目指していきます。現在地が旭川ですから特急に乗れば昼には稚内に着くのですが、そうやすやすと到達することはせず、丸一日をゆっくり移動に費やしていきます。最北端に到達するまでのタメを楽しむといったところでしょうか。





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さて、最北を目指すとか言っておきながら、何故か逆方向に向かうスーパーカムイに乗りまして降りたったのは深川。駅前からでているジェイ・アール北海道バスに乗ってまずは名寄を目指します。1995年に廃止された旧深名線を補完する形で運行されているのがこのバス。幌加内・朱鞠内を経由して名寄までつながっています。北海道フリーパスで利用できる数少ないバス路線のひとつで、私もこのバス路線の全走破を楽しみのひとつにしていました。



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深川からまずは幌加内行のバスに乗車します。もちろん一番前の座席を陣取りまして前方眺望を確保します。私の後に2名が乗車し、私を入れて3名の乗客で深川駅を出発します。途中ではそれぞれ1名ずつの乗降車がありまして、およそ1時間と少しの乗車で幌加内に到着します。

深川駅前(0805)→幌加内(0916)



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幌加内というと道内でも雪が多く非常に寒い地域でで、過去には-41.8℃というとんでもない気温を記録した場所です。次のバスまでの間、周辺を歩いてみたのですが、車道と歩道を完全に隔離するほどに高く聳える除雪の雪壁が、この地域の雪の多さを物語っています。




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幌加内からは名寄行の路線バスに乗車します。といっても車両も運転手も深川から運行されてきたものと一緒で、休憩時もバスの中に荷物をほったらかしたままにしておきました。おおよそ11分の停車を経て幌加内を発車します。幌加内からは乗客は私1人になってしまいました。



途中で地元民らしき50~60代くらいの女性が3名乗車してきました。それぞれ異なる停留所から乗車してきたので知り合いではないはずですが、お互い頻繁にバスを利用する顔のしれた関係なのでしょう。座席に座るやいなや世間話に花が咲きます。どこどこは雪が多いとか、暇つぶしに名寄に行って遊んできたとか、確定申告は終わったのかとか・・・。バスの運転手もどのお客がどこで降りるというのを熟知している様子。こういう地域の何気ない日常に触れることができるのが地域に根ざした公共交通機関を利用して旅をする最大の魅力なのです。


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車内には終始ゆったりとした時間が流れていました。表題にもあるとおり、極寒の地を往く悲壮感溢れた路線バスの光景を想像していたのですが、確かに積雪量は多いものの、この日は時折日の差す暖かな気候で少し拍子抜けしました。名寄駅前に定刻に到着して降り立つと極寒の地とは思えないくらいに暖かい!!駅前の気温は0℃を表示していました。

幌加内(0927)→名寄(1129)

| 13年2月/北海道 | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿12.旭川 旭川プラザホテル

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旭川駅からまっすぐに伸びる買い物公園通りを歩きまして、本日の寝床となる『旭川プラザホテル』にチェックインします。駅からは15分ほど歩いた国道12号線に面した位置にあるのですが、旭川の繁華街である「さんろく街」はすぐそばにあるので飲みに出るには便利なところです。




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建物内外装のくたびれ感といい、価格の安さといい、そしてホテルの名前といい、昨晩宿泊した函館プラザホテルと瓜二つなのですが、特にグループ会社という訳ではないようです。部屋もとにかく無機質で簡素なつくりで、まるで研修施設のような雰囲気です。

ちなみに本物件の価格は、昨日の函館プラザホテルをさらに下回りまして、衝撃の1980円!!これまで全国各地のホテルを利用してきましたが、カプセル形式ではないシングル室で2000円を切る物件など初めて見ました。ホテルのHPを見るとシングルだと4000円程度の表記があったのですが、真冬の寒い時期ですからかなり価格を下げているのでしょう。様々な室種があるなかで、私が利用したのはシングルで風呂・トイレが共同という最低価格層のタイプ。同じ階は全て同タイプの部屋だと思うのですが、私以外に泊り客はいないようで、共同利用どころか完全貸切状態での利用となりました。






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夕飯は旭川ラーメンを食らうべく、老舗の梅光軒へ。先客は1人だけだったが、私が入店した後からどんどんお客さんが増えていきました。注文した醤油ラーメン(\700)は巨大メンマにチャーシューとねぎがのったシンプルなもの。青春時代の味というのは得てしてその土地の地元食となる場合が多くありますが、この梅光軒も学生ラーメン(\500)というメニューがあります。駅近くの買い物公園通りの一角にあるという立地上、学校帰りに友達と梅光軒でラーメンを食って帰るという青春時代を過ごした人が大人になり、青春の味として代々語り継がれ旭川の味として定着していったのでしょう。




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それでもまだ腹が減っていたので、札幌ではお馴染みの味「みよしのさっぽろ」の店舗を旭川で発見したので、ぎょうざとカレーがセットになった「みよしの弁当」をお持ち帰りで食しました。ぎょうざとカレーという日本人の国民食を組み合わせた形態というのは他のチェーン店では見られないもの(山田うどんでできなくもない・・・)で、どうか全国展開などせずに北海道(札幌)の味として残っていって欲しいものです。



<2013.2.26宿泊>
(1泊素泊風呂トイレ無¥1,980 ※楽天トラベルより予約)

■旭川プラザホテル 
所在地:北海道旭川市4条通4丁目右10号(JR旭川駅より徒歩15分)
連絡先:0166-22-7511
特記事項:格安
HP:http://www.aph44.com/index.html


| 13年2月/北海道 | 21:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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(七日目)  私の趣味は移動

履歴書にすら「趣味:移動すること」と書いてしまうほど、私はただ意味もなく乗り物に乗って移動することが好きな人間です。そのおまけに旅先での活動があるというと流石に言い過ぎですが、今回のような長旅だとまさにその典型といえるような日も出てくるわけです。七日目がまさにそれ。大雪によるダイヤ乱れで予定していた旅程が大きく崩されたという事情もあり、この日は函館から旭川まで降りたった土地での活動も特にないという移動に徹する一日となりました。




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強いて言えば早朝の函館くらいなものです。これから店が開き出すという早い時間から朝市を見て回ります。土産を買うにはまだ早いし、函館朝市の強引な呼び込みがあまり好きではないので、なるべく遠巻きにながめてまわります。




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朝飯は「馬子とやすべ」という店で鮭・イクラの親子丼をいただきました。1365円というとんでもない価格でしたが…。





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わずか13時間の函館滞在を終え、0830発のスーパー北斗札幌行に乗り込みます。昨日はただただ苦行でしかなかった同区間ですが、今日は車内も空いていて余裕で着席することができました。意外と観察すると楽しいのがお客の動向です。函館で共に乗り込んだ中国人観光客のやかましい集団が大沼公園で漸く下車してほっと一息つけば、今度は東室蘭から大量乗車があり座席が一気に埋まったなど、お客の動向を見ていると、この北斗という特急の利用のされ方がよく分かってきます。この列車は終盤までほぼ定刻で進んでいたのですが、やはり苫小牧を過ぎて札幌圏に入ってくると次第に遅れてきます。おまけに、「振り子車両の振り子が機能せず車体が傾かなくなった」という本当にそれで走っていいのかという訳の分からない不具合も重なり、10分の遅延で札幌到着。慌てて次の列車に乗り換えます。

スーパー北斗3号 函館(0830)→札幌(1147 1157) ※10分遅延




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札幌から乗車したスーパーカムイはちょっと衝撃的でした。これまで道内で乗車してきたどの特急よりも揺れが少なく快適で、流石は札幌~旭川間という幹線を担う速達列車だけあります。因みに今日はちょっとした事件がありまして、道内を走る711系が昨日にホーム側の扉を開けようとしたら反対側の扉が開くという謎の不具合を起こし、本日は緊急一斉点検ということで、同型の車両が運用に入るダイヤは全て運休でバス代行が行われているのです。実は今日あたり一度は当該列車に乗りたいなと考えていたのですが、完全に運が悪すぎますね。

スーパーカムイ17号 札幌(1200)→滝川(1249 1259)※10分遅れ




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そのまま乗り通して本日の目的地の旭川まで行けば良いものを、わざわざ滝川で下車して根室本線に乗り換えて富良野を経由して旭川へ向かうという錯乱ぶり。途中でやったことといえば滝川駅前の雪の多さに驚く&記念貯金、富良野駅構内の風情ある立ち食いそば屋を見ながらボーっとする、美瑛駅舎を表敬訪問、富良野線名物の西○○駅4連チャン停車に酔いしれる…、といったところです。




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旭川駅も新しい駅舎に建て替えられており、駅のコンコースや改札内は何だか広すぎてがらんとした印象。静かで落ち着いた雰囲気と言えば聞こえは良いですが、人の動きが密でないせいか活気や賑やかさがない印象です。ただ高架の発着場に関してはほど良い採光が入り屋根に守られた空間に列車音が響き渡り、何だかヨーロッパのターミナル駅のような雰囲気でいい感じでした。

滝川(1344)⇒富良野(1450)
富良野(1534)⇒旭川(1702)

| 13年2月/北海道 | 21:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿11.函館 函館プラザホテル

釧路からの長時間の移動でくたびれ果てたので、早々にホテルに向かいます。宿泊地は函館駅から徒歩3分の「函館プラザホテル」。




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外装も内装もかなりくたびれたホテルでありまして、見た目の豪華さを期待してはいけません。特にこのホテルのHPを見ると、くたびれ感のかけらもないほどにお洒落なホテルという印象を抱かせる構成になっていますから、そのギャップに辟易させられることのないよう注意が必要です。もちろん設備面はしっかり整っているので、ただ泊まって寝るだけという人には何ら困ることはありません。





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最大の魅力は何といっても安さで、今回は楽天予約で驚きの2,400円で宿泊できました。しかしそれ以上に、フロントの皆様の対応が実に素晴らしいものでした。チェックインの際に、我々のホテルは内外装ともにかなり年季が入っていて決して新しく綺麗ではないけれど、そのぶん価格やサービスで頑張らせていただいているというような案内をしていただきました。背伸びをしたり偽ったりして取り繕うことなく、ありのままの姿でお客と勝負されているところは大変好感が持てます。部屋に入ると暖房が入れられて温まっており、自分の部屋に帰ってきたかのようなほっと一息つけるようでした。さらに、机上には従業員手書きの一言お手紙が置かれているなど、ちょっとした心遣いにたまらなく感動しました。




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良い気分のまま夕食を調達しに駅前のラッキーピエロへ。久しぶりのラキピ来店ということで何を食おうか楽しみにしていたのですが、チャイニーズチキンカレーとラッキーエッグバーガーを持ち帰り。今日は昼飯を抜いていたので、空腹にずっしりくる相変わらずの美味さでした。


<2013.2.25宿泊>
(1泊素泊¥2,400 ※楽天トラベルより予約)

■函館プラザホテル 
所在地:北海道函館市若松町19-11(JR函館駅より徒歩3分)
連絡先:0138-22-0121
特記事項:内外観の古さをカバーする好サービス







| 13年2月/北海道 | 20:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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(六日目) 北海道フリーパスの真骨頂

冬の北海道の旅もいよいよ後半戦に突入しました。本日は道内の特急も乗り放題となる『北海道フリーパス』の特権を駆使して大移動を敢行します。今回の旅の主題の一つは様々な方面の特急列車に乗り、その移動自体を楽しむことにありまして、着いた先の都市で何をしようとかいうのはあまり深く考えていません。速達列車を駆使して道内をくまなく巡り、各地の積雪量の違いに一喜一憂し、寒さに驚き、乱れるダイヤに翻弄されながらも旅を進めていくというのを楽しめればよいのです。本来であれば旅の締めくくりに訪れる予定であった根室の活動を昨日消化し、大雪のため後回しにしていた函館方面への大移動に挑みます。これより通過する石狩・後志・渡島地方は特に大雪となっている地域であります。この先一体どうなるのでしょうか。





■ スーパーおおぞら

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2泊した釧路を後にし、「スーパーおおぞら2号」にて札幌へ向かいます。この時期、運用に入るキハ283系は度重なる車両トラブルに見舞われており、かなり厳しい運用をせざるをえない状況だったようです。札幌-帯広・釧路間の速達列車というのは道内の特急の中でも乗車率がかなり高く、通常6~7両のところをお盆等の繁忙期では最大11両にするなど増結が見られるのですが、この日の「スーパーおおぞら2号」はわずか4両・・・。トラブル続きによる検査検査で運用に充てられないのでしょう。自由席は札幌方の1両目のみでかなり混むのではないかと心配したのですが、案外大丈夫でした。

車窓はかなり見ごたえのある充実したものでした。画像はありませんが、釧路~白糠間の太平洋、十勝川周辺の幻想的な朝靄、新得~新夕張間の樹海など美しい車窓が続きました。平日朝の初便ではありますが、釧路~札幌を乗りとおす客というのは少なく、釧路~帯広間の都市間移動の客が多いような気がしました。およそ5分の遅れで札幌到着。4日前に北斗星で札幌に降り立ったときよりもさらに積雪が増えている印象・・・。





■ 道内屈指の豪雪地帯


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札幌で区間快速「いしかりライナー」乗り換えて小樽に移動(ここでも6分遅延)し、函館本線の通称"山線"に乗務します。倶知安やニセコなどを通るこの区間は、北海道内でも屈指の豪雪地帯で、もしかしたら北海道どころか世界屈指の豪雪地帯のような気がします。



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海沿いを走る余市までは時折晴れ間も見えるくらいに穏やかだったのですが、仁木から先の山沿いに突入してから一気に天候が変わりました。先に進むに連れて降雪量も積雪量も見る見るうちに増えていき、これまで道内各地で見てきたものとは明らかにレベルが違います。その降り方たるや身の危険を感じるほどで、列車が止まるんじゃないかと思うほどでした。除雪された雪が車両と同じ高さ位になっていて、一般家屋の一階は完全に埋まり、道路標識も七割がた埋まっているような状況。



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倶知安で十数分の停車時間がありましたのでホームに下りてみましたが、頭上の屋根も全く意味を成してないくらいの積雪量がホーム上にあり、駅全体・街全体が雪に埋もれているという印象です。車内は相変わらずの外国人観光客で大盛況です。ニセコというと雪質がよく外国人の人気のスキー場ですが、中国人や豪州人をはじめとしたスキー客多数。それはいいのですが、非常にきつい香水とおつまみのさきイカの匂いが入り混じり、本当に気が狂うんじゃないかと思うような異臭漂う車内には完全にやられました。最近の列車は駅に着いてもドアが開きませんから換気することもできずただただ耐えました。予想通り倶知安・比羅夫・ニセコでほとんどの外国人が下車していきましたが、これはもう公害認定レベルです。これだけ遅れは頻発している道内ですから、この大雪ではさぞかし到着が遅れるだろうと思っていたのですが、何と驚異の長万部定時到着!!

小樽(12:20)→長万部(15:15)






■ 大規模遅延発生

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終着の長万部まで乗り通して、これより特急列車に乗り換えて函館を目指していきます。海沿いまで来たので多少は雪も減るかなと思っていたのですが、ニュースで聞いていた通り道南の雪の降り方は激しかったらしく、長万部駅構内もかなりの積雪になっていました。



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長万部から特急に乗り換えるのですが、ここにきて大規模遅延発生!およそ60分の遅れということで長万部で停滞を食らうことになりました。函館本線はここ連日遅れが続いているらしく、長万部駅にはテレビの取材が来ていました。また娘を見送りに来ていた地元の爺さんと売店のおばちゃんとの会話では、昨晩で30cm積もったそうで、ここ数年ではこれだけの積雪はないらしいです。構内には長大貨物が停まっているのですが、これも丸一日待機しているらしく、確かにコンテナ上にはそれくらいの雪が積もっていました。

結局のところ、定刻より75分遅れの16:45頃に「北斗14号」の函館行に乗り込みました。車内もかなり混雑していて座れる座席はなく、デッキでの立席を余儀なくされました。車内は殺気立った客で修羅場と化していました。というのも、この「北斗14号」は函館から白鳥で新青森、さらには新青森からはやぶさで東京行に乗り継いで今晩中に東京に帰ることができる最終列車らしく、今後の接続がどうなるのか気が気でない乗客への対応で結構混乱していました。この時点で既に75分遅れていますから救済もなにもないと思うのですが、彼らはこの先一体どうなるのでしょうか。



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結局、函館に到着したのは定刻より90分遅れの18:20頃。とにかく青森までは行きたいと先を急ぐ殺気立った乗換え客を横目に函館駅の改札を抜けます。私も本来であればもう少し早く着いていまして、谷地頭温泉や函館山の夜景など諸々の活動を考えていたのですが、とにかく2時間近く立ちっ放しだったのでもうクタクタでありまして、脇目もふらず投宿となりました。

北斗14号 長万部(1528 ⇒ 1645頃)→函館(1649 ⇒ 1820頃)※90分遅れ

| 13年2月/北海道 | 12:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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(五日目) 最東端の終着駅と丹頂が飛来する駅

この日は早朝4:50に起床し、根室方面まで足を伸ばします。本来であれば今回の旅の締めくくりとして訪れる地だったのですが、先に向かうはずだった道南の天気が悪く、道東の天気が比較的良いということで、順番を入れ替えて根室を先に訪問することにしたのです。




■最東端の終着駅



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釧路駅を05:55に発車する始発列車は快速「はなさき」。これに乗ると根室には8時過ぎに着くのですが、まさか根室まで通勤する客がいるわけもなく、何故この時間帯に快速列車が走っているのかはなはだ疑問でした。後で調べて気づいたのですが、早朝の下り快速と夜間の上り快速は、いずれも釧路駅でかつての夜行列車『まりも』と接続していたらしく、その名残が今も残されているようです。この日も乗客も数える程度で、その多くは旅行客でした。



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釧路駅を出発すると次第に集落が少なくなり、厚岸を過ぎると道東のハイライトともいえる広大な原野の中を列車は疾走していきます。基本的には木々に囲まれたり見渡す限りの平原が続く内陸部を走るのですが、所々では太平洋を見渡せる海沿いぎりぎりを走り、その日本離れしためまぐるしく変わる風景に圧倒されるとともに、東の果てまで来たのだという強烈な旅情に駆られます。




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根室本線を走破し、定刻に最東端の終着駅・根室駅に降り立ちました。根室は太陽の光を遮るほどの深い朝霧に包まれており非常に幻想的な雰囲気。駅のホームの先で線路は途絶え、ここからまた新たなる旅路が始まります。はるばる根室までやってきたという感慨に耽りながら、駅構内の写真をゆっくり撮りたかったのですが、駅員氏による出札命令がありまして一旦改札を出されます。そしてまもなく折り返し列車の改札が始まりました。この列車を逃すと次は11時台まで列車がありませんから、わずか9分しか滞在できないのは大変残念ではありますが、到着して間もないなか折り返しの釧路行き普通列車に乗車します。

釧路(0555)⇒根室(0813) 【快速はなさき】
根室(0822)⇒釧路(1039)




釧路に戻りまして幣舞橋やフィッシャーマンズワーフを散策し、和商市場で朝飯兼昼飯の勝手丼をいただきます。和商市場には以前にも来たことがあるので画像は面倒で撮りませんでした。




■丹頂が飛来する駅

昨日は時間切れで見ることができなかった釧路湿原の風景をもう一度見てやろうと、釧網本線に乗り込みます。釧路湿原で下車して細岡か、駅舎の佇まいが美しい塘路か、それとも茅沼まで足を伸ばすか。何処で降りるのか決めないまま列車は出発したのですが、結局帰りの列車の接続がよく、これまで一度も訪れたことがない茅沼駅で下車してみることにしました。


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この選択が正解でした。下車して初めて知ったのですが、茅沼駅のホームの目の前が丹頂の給餌場になっていて、丹頂の飛来する駅として有名なのだそうです。当時はまだ有人駅だった1960年代頃から駅員による保護・給餌がはじまり、無人駅になってからは地元の住民によってその活動が引き継がれてきたそうです。残念ながらこの日は肝心の丹頂はいませんでしたが、丹頂があしらわれたログハウス調の駅舎とその隣に立つ木という実に絵になる風景も含め、非常に雰囲気の良い駅でした。

釧路(13:53)→茅沼(14:40)
茅沼(15:10)→釧路(15:47)



この日は早めにホテルに戻り、たまっていた洗濯物をまとめて洗って明日以降の後半戦に備えることにします。夜は散歩がてら幣舞橋や飲み屋街近辺をぷらぷらと歩きこの日の活動は終了です。

| 13年2月/北海道 | 21:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宿泊帳簿10.釧路 駅前ホテル パルーデ釧路

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釧路に降り立つと、頬を突き刺されるような厳しい寒さ。道内の他の地域と比較すれば積雪こそ少ないものの、特に歩道にはガリガリに凍りついた雪が残っており、徒歩2分と聞いていたホテルまでの道のりも随分遠いように感じました。釧路の宿は『駅前ホテル パルーデ釧路』。確かに駅前といえば駅前なのですが、少しはずれの寂しい一角に建っています。もともと『駅前ホテル アダチ』というビジネスホテルだったらしいのですが、プロのデザイナーが内装を手がけたデザイナーズホテルとして生まれ変わり、『パルーデ釧路』という洒落た名前に変わりました。




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釧路のビジネスホテルの相場は総じて安く、しかも朝食の充実したホテルが揃っているというのが私の印象なのですが、今回このホテルを利用した最大の理由は何と言っても価格に尽きます。特に訳ありというわけではなく普通の客室ですが、1泊3,000円という破格値!しかも1Fに併設されている「釧路食堂」の割引券だかがついてきてそのお値段ということで即決しました。






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フロントや客室は、確かにデザイナーさんが手がけたんだなと思わせるような現代的で落ち着いた雰囲気。釧路の街で炉辺焼という選択肢もあったのですが、せっかく割引券があるのでホテル併設の居酒屋『釧路食堂』に入店。地元の銘酒『福司』で晩酌しつつ、毛蟹やホッケホタテのチャンジャなどをいただきました。味はまぁ・・・、それ相応ということで。


因みに、当初の予定では1泊の予定だったのですが、次に向かう石狩・後志・渡島地方の天候が相変わらず悪く列車の運休頻発のため、釧路にもう1泊滞在して根室や釧路湿原界隈を訪ねることにしました。



<2013.2.23~24宿泊>
(1泊素泊¥3,000 ※楽天トラベルより予約)

■駅前ホテル パルーデ釧路  
所在地:北海道釧路市末広町12-2(JR釧路駅より徒歩2分)
連絡先:0154-22-3111
ホテルHP:http://www.palude.jp/index.html
特記事項:デザイナーズホテル、釧路駅至近


| 13年2月/北海道 | 20:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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足湯列車に乗って足湯に浸からない

前回の続き。


網走を拠点に北浜駅と北見駅を訪問しまして、これより釧網本線を南下して釧路へと旅足を伸ばします。


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最近では山形新幹線に『とれいゆ』などという足湯列車が導入されていますが、道東にも足湯を巡る列車があります。名称こそあるものの名声はない、たいした宣伝もされないまま人知れず北の大地を走るその列車の名は、



『摩周&川湯温泉足湯めぐり号』。





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※画像は2014年夏の時刻。旅行時の時刻とは少し異なります。

この列車の成り立ちは実に面白いです。もともと網走(1427発)~緑(1549着)間、摩周(1706発)~釧路(1829着)間にはそれぞれ定期普通列車が走っているのですが、緑~摩周の間をつなぐ列車は設定されていませんでした。時刻表を見ればお分かりのように網走~釧路間を移動するための列車というのは限られていて、午前中の2便を逃してしまえば夕方・夜の便まで待たなければならず、昼間にうまい具合に接続してくれるダイヤというのが一切なかったのです。そこに救世主のように現れるのがこの列車なのです。もともと設定のあったダイヤを前提として、空白域だった緑~摩周間にダイヤを組んで接続させ、網走~釧路間を同化させて折角だから足湯列車にしちゃって観光客を呼び込もうという思惑が見え隠れします。



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おまけ程度のヘッドマークがあしらわれていますが、いわゆるリゾート列車のような車両ではなく、通常のキハ54での運用というのが素晴らしい。普通列車なので追加料金は要らずすべて自由席です。このキハ54というやつはクロスシートなのは良いのですが、シートは固定式で回転不可。車両の中央部分を境として車両の半々が互いに背を向けて座るような格好になります。また、座席と窓枠がまったく合っておらず、進行方向に向かって座ることができてなおかつ窓枠が合う良席となると非常に限られてくるというのが実情です。列車は1両編成で網走からはだいたい25人ほどが乗り込みました。大半は観光客で、ここでもやはり中国人・韓国人多数・・・。これより約4時間の長丁場。果たしてどんな旅になるのでしょうか。






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足湯めぐりを主題とする列車だけあって、川湯温泉駅では14分、摩周駅では21分もの停車時間が設定されていて、駅に併設されている足湯を楽しめるようになっています。ただ私個人としてはこの足湯というのがどうも苦手なのです。靴下を脱いでちょろっと足だけ浸かって乾かして靴下を履くという一連の流れが非常に面倒くさいし、それだけの手間をかけて足だけ浸かったところで温泉に入ったという満足感もたいして無い。それに限られた湯量の中に大勢の人の足だけが浸かっていると思うとやや抵抗を感じてしまうのです。要するに、どうせ温泉に入るのなら素っ裸になって豪快に湯船に浸かりたいわけで、足湯というものの中途半端感や消化不良感がどうも合わないのだと思います。実際のところ、足湯に浸かる人は少なめでした。おそらく外国人が多いために足湯という文化、そして駅舎に足湯が併設されていること、さらに足湯を楽しむためにこれだけの時間停車してくれているという認識がないのだと考えられます。しかし駅舎の撮影や見学、外の空気を吸う分には実にありがたい停車時間でした。





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川湯温泉駅ではそれでも興味本位で足湯を楽しんだり、昭和初期建造の駅舎を撮影したりと活発に活動される方がおられましたが、摩周駅での停車の際にはみなさんいい加減飽きてしまい、足湯に浸かる人はほとんどいませんでした(因みに摩周駅の足湯は源泉かけ流し)。おまけに結構な雪が降り続き、やることがなくなり車内で出発時刻をひたすら待つという一体何のための停車か分からなくなるような状況に陥りました。おまけに摩周では反対列車遅れのため、かれこれ30分以上も停車することに・・・。(こうして記事を書きながら掲載する画像を選ぶのですが、足湯内部の写真が一切ありませんでした・・・。)




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相変わらずの降雪の中、列車は釧路湿原に差し掛かりますがすでに外は暗く、湿原の風景を楽しむことはできません。日の長い夏場であればちょうど夕暮れ時の時間なので絶景が拝めるのではないでしょうか。そんなこんなで釧網本線を走り抜けまして、およそ10分の遅延をもって釧路駅に到着。キハ54の車体には、壮絶な雪との戦いの爪跡が残されていました。




『摩周&川湯温泉 足湯めぐり号』
網走(14:27)→釧路(18:29) ※約10分遅れ





| 13年2月/北海道 | 21:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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