どうもです。最近首筋にあせもができてしまい、かゆくてかゆくて困ってます今日この頃です。
今テレビを見ていると、日本テレビの「NEWS zero」の中で、我が故郷、島根県・益田市のことが紹介されていました。http://www.ntv.co.jp/zero/
内容は「最低賃金で暮らす家庭」というタイトルで、私と同世代のシングルマザーの人が、厳しい経済状況の中で子どもを育てているという現状が紹介されていました。
島根県の最低賃金は614円。この600円台という数値は、先進各国の中では極めて低いそうです。フランスでは1300円台という最低賃金が保証されているとか・・・。ちなみにテレビで紹介されていた人は、私の知っている人でして、その人が「最低賃金で暮らすシングルマザー」という内容でテレビに出ていることが私にとっては衝撃でした。
働いても働いても改善されない暮らし。彼女の年収は140万円だそうです。この収入で家賃や光熱費や食費は勿論、子育ての一切を賄わなければならない現実。彼女の冷蔵庫は空っぽで、化粧品は100円ショップでした。
自分の故郷で、同世代の人間が、このような厳しい生活をしていることに私はすごくショックを受けました。自分とは関係のないところの問題だと認識していた「ワーキング・プア」が、決して人事ではないことに気づきました。
働いても働いても暮らしが改善されないのなら、何の希望を抱いて人生を歩めばよいのかわからなくなります。一旦貧困に陥ると、そこから抜け出すのは困難が伴います。さらに貧困が親から子に伝わり、十分な愛情とまともな教育を受けられないまま子どもが育って社会に出てしまう。
貧富の差が存在すること自体は、私は悪いこととは思いませんが、最低限の生活さえ保障されないような極端な格差の存在はいかがなものかと思います。格差に苦しむ人々、財政状況が悪化の一途をたどる地方の自治体。格差によって生まれた弱者が見捨てられるのではなくて、夢と希望を持って救われる社会にしていきたいものです。