ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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(一日目) 静岡・山梨ツーリングに出発

ここからは、2014年のGWを利用して出かけた静岡・山梨ツーリングの模様をお伝えします。


期間:2014年5月4日(日)~2014年5月6日(火)


本ブログでも話題にしてきましたが、年末に前職を辞め、3月に元の職場に復帰してから初めての長期休暇(といっても3連休・・・)取得となりました。実は昨年のGWも富士山・富士五湖周辺をツーリングしているのですが、そのときは行けなかった富士山麓の南側や西側を主戦場にし、ホテル泊・キャンプ併用のツーリングとしました。


まずは、国道246号線を西進して御殿場方面へ。

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| 14年GW/静岡・山梨 | 16:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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足柄峠

取り敢えずの目的地の御殿場まで国道246号線を素直に進めばよいものを、山北町を過ぎたところで県道726号を経由して旧東海道にあたる県道78号線へ。GWということで国道246号線もかなり混んでおり、松田町から先はかなり渋滞していた。





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まずは名水百選選出の『泗水の滝』を訪問。深緑に包まれた心地よい泗水の滝でこれまでの長距離走行の疲れを癒し、同じく滝のように流れ落ちる泗水の滝の名水で喉を潤す。連休だというのに此処には私以外に客がおらず、何だか得した気分である。




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旧東海道を走って足柄峠を越える。道幅は狭くて走りにくいが、落ち着いた風情のある峠だ。静岡県に入り峠を下っていくと、眼前に富士山と御殿場市街の美しい風景が姿を現し、遙々旅をしてきたのだという実感が湧いてきた。

| 14年GW/静岡・山梨 | 18:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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富士山スカイライン

御殿場市街地を抜け、国道246号線ぐみ沢交差点から富士山スカイラインへ流入します。この道は富士山をぐるっと一周する周遊道路の一角を成しているのですが、富士山南麓を走るのは初めて。



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御殿場から緩やかな上り坂が続き、気温も徐々に下がっていくのが分かる。太郎坊を過ぎた辺りからは気温が一気に低下し、本格的な防寒対策が必要なくらいの寒さとなり、路肩には残雪が見られるようになる。水ヶ塚PAで小休憩。まだまだ残雪多い富士山を仰ぐことができる。

| 14年GW/静岡・山梨 | 19:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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富士宮やきそば ~大宮小学校裏のさの

富士宮市に入った。ちょうど昼時だったので、富士宮やきそばをいただくことにする。


富士宮やきそばと言えば、B級グルメの先駆け的存在である。世の中の流れに便乗し消費者に迎合する形で生まれた思想も背景もないB級グルメが多い中で、世間が騒ぐ以前から活気が失われていく地方の現状に危機感を持ち、それまで富士宮で愛されてきたやきそばで地域を興してこられた歴史がある。やきそばは日本のどの地域でも食される庶民的・大衆的な食べ物であるだけに地域の独自性や他地域との差別化を図るのが難しいと思うのだが、そういう厳しい条件の中から富士宮やきそばを全国区にしていった地元の方の歩みには大いに敬服する。


富士宮やきそばがこの地に根付いた要因の一つに、駄菓子店の存在がある。市内の駄菓子店が兼業で鉄板焼をやっていて、学校帰りの子どもたちがおやつ代わりに駄菓子屋のおばちゃんが作るやきそばを食べていたのだ。当然ながら子どもの頃に親しんだ味というのは忘れないから、その子どもが大きくなれば家庭でも作るようになるしさらにその子どもにも食べさせることで故郷の味として定着する。残念ながら今の時代は学校帰りの道草や買い食いにうるさいし、子どもは塾や習い事に追われる可哀想な時代だからこのような文化も徐々に失われつつあるのだろうが、言ってみればB級グルメとして全国の人に愛される富士宮の食文化として確立することこそが新しい時代の富士宮やきそばの在り方に相応しいのかもしれない。富士宮のやきそばは、地元製麺業者が作るコシの強い蒸し麺と地元の食材を使い、肉かすと鰯や鯖の削り粉を使用するのが特徴。数は少ないが今尚存在する駄菓子店のほか、大衆食堂、喫茶店、洋食屋、居酒屋など様々な業態の店で供されている。旅先で食事をする我々としても、その土地に根付いて地元の人に愛され、思想とこだわりをもって仕事をされている店を見極めて利用したいものだ。




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ちょうど昼時ということもあり何処も混んでいたのだが、自分の嗅覚を頼りに市内をうろついて入店したのが「さの」という店だ。正確には「大宮小学校裏のさの」。小学校の近くではあるが駄菓子店ではなく、富士宮やきそば専門の食堂だ。見たところ店構えはまだ新しく、一般家屋の一部を改修して食堂にしているようだ。暖簾をくぐると先客が2名。大きな鉄板台を囲んで10名くらいが座れる家庭的な雰囲気が良い。メニューはやきそば、お好み焼、しぐれ焼の3種のみで並か大盛を選ぶ。ちなみにしぐれ焼とはお好み焼の上に富士宮やきそばを乗せる言わば広島焼の逆転版のような食べ物で、「しぐれ焼こそが富士宮やきそばだ!」という意見もあるようだが、初心者の私は手堅くやきそば(並)を選択。




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目の前でおばちゃんが手際よくやきそばを焼いてくれる。お客との距離が近いので自然と会話もうまれ、東京のほうから原付でここまで来たという話をしたらたいそう驚かれた。供された富士宮やきそばは噂どおりのコシが強く、噛み応えがあって一般的なやきそばとの違いが際立つ。上に乗った目玉焼きを崩し、削り節と混ぜて食せばまた違った味が楽しめる。まぁやきそばなので騒ぎ立てる程の逸品ではないが、普通に美味しく昼飯にはちょうどよい。私は広島焼の文化圏で育った人間なので、しぐれ焼にしておけばよかったという若干の後悔を抱えながら店を後にした。




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ちなみに、富士宮市内には「佐野」という姓が飛び抜けて多く、ここにたどり着くまでにも「佐野美容室」や「佐野クリニック」があった。この店にとって厄介なのは同じく富士宮やきそばを出す「さの食堂」という同業者が存在することで、混同を避けるためわざわざ「大宮小学校裏のさの」と名乗って区別しているそうだ。

| 14年GW/静岡・山梨 | 21:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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富士五湖か駿河湾か

実は富士宮まで到達する少し前、富士山南麓を走りきって白糸の滝付近まで来たのだが、私はここでこの先の経路について迷いに迷った。朝霧高原方面へ向けて北上して富士五湖を目指すか、それとも駿河湾を目指すかという問題である。

富士五湖周辺であればツーリングルートや遊び場は山ほどあるのでゆっくり滞在できるし、昨年も利用しもはやホームグラウンドとなりつつある西湖の西の海キャンプ場もある。ただ朝霧高原以北のルートは昨年も走っていて、同じ道を辿るのはどうも面白みにかける。

富士川に沿って南下すれば、製紙・パルプ工業の街独特の匂いが漂う富士市に入り駿河湾を望める。蒲原宿や由比宿の歴史街道も興味があるし、さった峠にも行ってみたい。興津から国道52号線を北上して身延方面へ向けて走れば、最終日の晩は西湖でキャンプを張ることができる。しかし富士市界隈にはキャンプできる場所がないのが痛い。さすがに道の駅泊を敢行する気力はないので駿河湾ならばホテル伯が現実的か。しかし今はGW真っ只中。。。果たして空き部屋はあるのか。あったとしても料金が爆騰しているんじゃないか。

そんな堂々巡りの考えの中、やはり同じ道はつまらないということで南下することを決意し、富士宮まで来たのだ。この先富士川に沿ってさらに南下を続け、野田山健康緑地公園というこの辺で唯一のキャンプ場を視察に行ったのだが、とんでもなく山の中で道が悪く買出しに不便なので断念。続いて道の駅『富士川楽座』を野宿的視点で視察したのだが、ここは東名高速のSA併用で夜遅くまで人の出入りが多く野宿向きではない。結局、新富士駅近くのホテルを予約し、一日目の宿にすることにした。

ところで、この富士市というところ。市民には申し訳ないが本当に臭い。富士は製紙・パルプ工業が盛んな街で、一大工場地帯を形成しているのだが、そこから排出される悪臭が街全体に立ち込めている状況。よくもまぁこんな街に暮らせるもんだと感心してしまう。それとも、長年暮らしていると鼻が慣れてしまうのだろうか。


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そんな富士市の発展を陰で支えてきた岳南鉄道の駅舎を見学する。現在では旅客扱いのみの営業路線が10kmにも満たない寂しい地方鉄道になってしまったが、かつてはこの線路を紙を積んだ有蓋車の貨物が行き交っていたそうだ。岳南富士岡駅は広い構内に車庫があり車両が多数留置されていて非常に良い雰囲気を醸し出している。

| 14年GW/静岡・山梨 | 21:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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