なぜ小笠原諸島なのか
先の沖縄も北海道も、そして今回の小笠原諸島も、旅の目的地として定めた理由は一貫している。長期の休暇がなければ行けないような所だからだ。沖縄では東京-沖縄航路、北海道は北海道フリーパスというように、長期の休みが得られなければ利用できない交通手段を使ったわけだが、沖縄も北海道も飛行機で行こうと思えば土日を使って行けなくもない。だが、小笠原諸島は違う。小笠原へ上陸する手段は船便のみであり、東京-父島間の航海周期を考えれば最低でも1週間の連続休暇がなければ行くことは出来ない。
到達困難な交通事情であっても、それでも行きたいと思わせるのが小笠原諸島だ。昨年の今頃も一時期小笠原への渡航計画をたてていたのだが、残念ながら破談になってしまった経緯がある。だから今回ばかりはどうしても実現させたかった。東京竹芝から約1,000kmの太平洋上。『東洋のガラパゴス』とも形容されるその島は独自の生態系が進化を遂げ、希少な動植物が多く存在する魅惑の楽園だ。世界自然遺産の登録地として価値の高い自然を是非満喫してみたい。そしてこの旅で最も楽しみなのは人との出会いだ。宿泊先として小笠原ユースホステルを予約している。母島のユースにも一泊する予定だ。きっと長期の時間とお金をかけてでも小笠原を旅したいと訪れた一人旅の人間が多く集い、それぞれが様々な人生を背負って小笠原へ来るはずである。私のように転職の合間を縫って旅する者など、濃い事情を抱えた方もいるかもしれない。小笠原の食を囲んでペアレントさんや旅人同士で語り合い、旅を愛する人たちの、自分とは異なる人生や価値観に触れてみたいのだ。
絶海の孤島で繰り広げられるであろう旅物語に、想いをめぐらす毎日である。
到達困難な交通事情であっても、それでも行きたいと思わせるのが小笠原諸島だ。昨年の今頃も一時期小笠原への渡航計画をたてていたのだが、残念ながら破談になってしまった経緯がある。だから今回ばかりはどうしても実現させたかった。東京竹芝から約1,000kmの太平洋上。『東洋のガラパゴス』とも形容されるその島は独自の生態系が進化を遂げ、希少な動植物が多く存在する魅惑の楽園だ。世界自然遺産の登録地として価値の高い自然を是非満喫してみたい。そしてこの旅で最も楽しみなのは人との出会いだ。宿泊先として小笠原ユースホステルを予約している。母島のユースにも一泊する予定だ。きっと長期の時間とお金をかけてでも小笠原を旅したいと訪れた一人旅の人間が多く集い、それぞれが様々な人生を背負って小笠原へ来るはずである。私のように転職の合間を縫って旅する者など、濃い事情を抱えた方もいるかもしれない。小笠原の食を囲んでペアレントさんや旅人同士で語り合い、旅を愛する人たちの、自分とは異なる人生や価値観に触れてみたいのだ。
絶海の孤島で繰り広げられるであろう旅物語に、想いをめぐらす毎日である。
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| 13年3月/小笠原諸島 | 20:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑