ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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湯処巡礼 四十七番 ~ 福岡・遠賀 遠賀川温泉

温泉雑誌『まっとうな温泉』に掲載されている物件で、以前から気になっていたのだが、今回漸く利用する機会を得た。

九州での活動からの帰り道。高速を使わずひたすら下道を通って帰るという道中で立ち寄った。結局、夜遅くなってしまい自宅にはたどり着けず、山口の道の駅「仁保の郷」にて車中泊した翌日の帰宅となった。



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国道3号線を折れて、遠賀川の堤防道路をしばらく走ったところに遠賀川温泉はある。周囲は田園地帯で、突如として温泉が現れる。

建物や周辺看板、入り口の暖簾等を見ると、遠賀川温泉の療養効果をかなりプッシュされていて、よほど効能が期待できるらしい。

券売機で入浴券を買って番台のおばちゃんに手渡すと「兄ちゃんはどこから来たん?」と尋ねられた。おそらく遠方からはるばるやって来る客も多いのだろう。そしてそのたびに同じ質問をしているに違いない。九州で遊んだ帰りで、これから島根まで帰る話をすると、それはよくおいでになったと歓迎された。そして番台にも『まっとうな温泉』の雑誌が置いてあって、それを見て来たのだと話すとたいそう喜ばれた。

源泉は無色透明らしいが、空気に触れて赤褐色の温泉となっている。浸かると鉄分臭がプンプンと漂い、身体に良さげな温泉成分が豊富に含まれているのだと実感させられる。浴槽の片隅に設置されている装置から定期的に温泉が注がれる仕組みになっている。ボコボコと音を立てて急に作動し、新鮮な温泉を注いでくれるのだが、かなり大きな音がするのと、周辺はかなり高温になるので注意が必要だ。

内湯と露天風呂があり、外の涼しい風に吹かれて浸かる温泉は格別。温熱・保温効果もあってか、入浴後は身体の芯からポカポカ担になった。入浴料は700円と少々高めだが、泉質の良さは間違いない。遠賀川沿いの田園地帯が広がる平野に突如として出現する立地も素晴らしい。

良い温泉をありがとう。






<2016.12.17入湯>


■ 遠賀川温泉
所在地:福岡県遠賀郡遠賀町浅木61-1
連絡先:093-293-6869
入浴料:大人・・700円
営業時間:不明(毎週火曜・第4月曜定休)


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湯処巡礼 四十六番 ~ 大分・由布院温泉 名苑と名水の宿 梅園(温泉編)

湯布院?由布院?ゆふいん?…。

どの表記が正しいのかといつも迷ってしまうが、「由布院温泉」が正しいようである。

私も少し調べてみたのだが、近隣温泉地を含めるかどうかに加えて、市町村合併が複雑に絡み合い、表記の問題をややこしくしているようなのだ。全国的な知名度や定着感という意味では「湯布院」だが、正しいのは「由布院」。ならばどちらでも良いようにと安易に「ゆふいん」や「yufuin」という表記を用いるところもあるが、混乱を助長する結果となり混乱が生じているようだ。

全国的に有名な由布院温泉だが、温泉に浸かった記憶は過去に一度あったかどうかというくらいで、ほとんど初めてのようなものだった。




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由布市の田園地帯にある「名苑と名水の宿 梅園」を宿泊利用することとなり、その中の「天心の大湯」という大浴場を利用させていただいた。



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さすが湯処・由布院温泉だけあって、湯量豊富な温泉の恩恵を受けた広々とした大浴場。

内湯・露天風呂・ガラス格子窓に囲まれた半露天風呂があり、正面には由布岳を仰ぎ見ることができる絶景温泉だ。源泉60℃の温泉は約45℃で浴場に注がれ、季節によっては加温・加水をするようだが、もちろん源泉かけ流しの温泉である。無色透明の単純温泉はとろみとスベスベ感のある優しいお湯で、肌がツルツルになる美肌の湯ということで女性からの支持される所以だろう。

由布岳の絶景もさることながら、露天風呂や内湯の底に敷き詰められている岩石も、故郷の魅力を近くで味わって欲しいとの思いから、由布岳から採取してきたものらしい。大浴場はとても広々としていて居心地がよく、泊まった晩と翌朝の2度入浴したのだが、いずれもほとんど貸切状態だったので1時間近くゆっくりとすることができた。独立した洗い場や脱衣所内にある名水サーバーなど、ちょっとした工夫や心遣いも嬉しい。



<2016.12.22~23入湯>


■ 名苑と名水の宿 梅園
所在地:大分県由布市湯布院町川上2106-2
連絡先:0977-28-8288
入浴料:大人・・600円、小人(3~12歳)‥300円、2歳以下・・無料
営業時間:11:00~15:00

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湯処巡礼 四十四番 ~ 島根・大田 三瓶温泉 志学薬師 鶴の湯

大田市の山間部に位置する三瓶温泉。周辺は三瓶山を中心とした高原リゾート地で、夏場は登山やハイキング、冬場はスキー客でにぎわう。とはいえ、昭和のレジャーブーム期と比べれば今はまさに風前の灯火。三瓶温泉街もかつてはかなりの賑わいを見せていたようだが、今はその面影はない。




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「鶴の湯」は三瓶温泉の中心部にあり、昔の面影を残す共同浴場である。館内には昭和30年代の全盛期の頃の写真が飾られていた。かなり歴史のある共同浴場なのだろう。






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入り口の扉を開けると、同タイミングでおばあさんが一人外へ出ていった。最初はお客さんかと思っていたが、すれ違いざまに「いらっしゃい」と言われたので温泉の管理人なのだろう。どうも温泉の向かいにある商店の人が温泉の店番もしているようで、別の管理人が交代で来るのかと思いきや、全く誰も来る気配がない。券売機があるので券を買って勝手に入ってくれというスタイルなのだろう。




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温泉は茶褐色に染まった鉄分豊富な温泉で、浴槽やタイルも茶色に染まり、温泉が注がれる湯口は苔生していた。源泉は36℃とやや低いため加温されているが、源泉かけ流しの温泉である。浴槽はかなり深くなっており、床に座ると口元あたりまですっぽりと浸かる。洗い場の脇のパイプからは新鮮な温泉が常時ドバドバとかけ流されており、かけ湯や上がり湯、シャワー代わりとしても使えるので豪快&贅沢。

タイミングよく他にお客がいなかったので、貸切状態で満喫できた。

良い温泉をありがとう。







<2016.6.12入湯>


三瓶温泉 志学薬師 鶴の湯
所在地:島根県大田市三瓶町志学
連絡先: 0854-83-2005(やき鳥処ささき)
入浴料:大人300円 小人150円
営業時間:12:00~21:00(4月半ば~10月) 14:00~20:00(11月~4月半ば)
定休日:年中無休

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湯処巡礼 四十三番 ~ 長野 白骨温泉 泡の湯 

国道158号線から県道84号 乗鞍エコーラインに分岐。その道からさらに上高地乗鞍スーパー林道に分岐して山奥へ進み、初訪となる白骨温泉 泡の湯旅館にて風呂に入ることにした。






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白骨温泉へと向かう道端にはところどころ残雪。道中の展望台では眼下に白骨温泉の温泉街を捉え、山並みの向こうには残雪の乗鞍岳と霞沢岳という眺めも秀逸。





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(HPより抜粋)

連休なので覚悟はしていたが、10:30の開放前から既に待ち客が20名ほどおり、かなり混雑していた。とはいえ、そこは名物の大露天風呂の腕の見せどころとでも言うべきか、一度に100名は余裕で浸かれるんじやないかという程の広さなので、ゆったり浸かることができた。まぁそれでもとにかく人が多く、時間がたつにつれてますます人が増えてきた。

良くも悪くも白骨温泉の名を全国に知らしめた、青みがかった白濁の湯は38℃と若干ぬるめですが、長時間浸かっているとじわりと身体が温もってくる。お湯はしっかり硫黄の臭いがして、熱めの湯と温めの湯がある内湯では、湯の花がさく。大露天風呂と内湯どちらも楽しめるが、お勧めは内湯。

大露天風呂の一角に植えられているソメイヨシノは、おおかた一分咲き。白骨の地に本格的な春が訪れるのは暫く先のようである。







<2016.4.30入湯>


白骨温泉 泡の湯旅館
所在地:長野県松本市安曇4181
連絡先:0263-93-2101
入浴料:大人(中学生以上) 820円  3歳~小学生まで 510円
営業時間:10:30~14:00
定休日:HP内営業カレンダーに掲載

| 16年GW/信州 | 21:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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湯処巡礼 四十二番 ~ 長野 あららぎ温泉 湯元館 

阿智村園原から国道256号線を南木曽方面へ。

その道中にある「あららぎ温泉 湯元館」にて立ち寄り入浴をすることにした。


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国道の向かいには同じく温泉を併設した「ホテル木曽路」という大きなホテルがありたいそう賑わっているのだが、それとは対照的にこちらの「あららぎ温泉 湯元館」はGWの真っただ中であるにも拘らず閑古鳥が鳴いていた。山を下って南木曽方面へと向かう道の途中で突如として現れる温泉で、確かに看板は出ているのだが一目見ただけでは此処は本当に温泉なのかと疑いたくなるくらい温泉施設の雰囲気がない。

それもそのはずで、こちらの温泉は木材加工会社の敷地の一角にある。温泉とお食事処と会社の事務所が一体となった平屋の建物の向かいには、木材加工品の直売所などもある。お食事処の入り口からお邪魔をし、昼前の準備で忙しい店員氏に入浴料を支払い、横長の建物の長い廊下を歩いて風呂場へと向かった。





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どうやら私がこの日の一番客だったようで、清掃と片付けがなされたきれいな浴室で、貸切りでの一番風呂となった。私が入浴するまでは湯口から温泉が注がれていなかったのだが、おそらく従業員が何か操作をしたのだろう。何かしらの機械音が聞こえた途端、チョロチョロと温泉が注がれるようになった。温泉の出はすこぶる悪かった。

源泉温度は39℃で、無味無臭のシンプルな温泉でかすかに硫黄の香りがする。源泉温度が低いので加温は分かるが、それに加えて塩素消毒までしている。「かけ流し」を謳っているものの、おそらく毎日の清掃の手間を省くため、若しくは限りある温泉を長く利用するために塩素消毒をしているのだろう。

木材加工会社の経営だけあって、湯船は大変素晴らしい。木曽五木のひとつの「コウヤマキ」を使用した湯船は比較的新しく、木材の香りがプンプン漂ってくる。湯桶・風呂イスも檜製品だそうだ。これらの造りが素晴らしいだけに、塩素消毒のにおいがする温泉は少々残念な気がした。








<2016.4.29入湯>


あららぎ温泉 湯元館
所在地:長野県木曽郡南木曽町吾妻2333
連絡先:0264-58-2365
入浴料:大人(中学生以上)550円 子供(3歳~小学生)300円 幼児(3歳未満)無料
営業時間:11:00~20:00
定休日:毎週火曜日・祝日の場合は翌日

| 16年GW/信州 | 21:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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