ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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初詣

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正月に初詣に行き、新たな一年の健康と多幸を願うという行事をここ数年行っていません。前職は年末年始が最繁忙期でしたからそもそも初詣に行く時間などなく、職が変わって以降は旅の空で年を越しました。昨年は鳥栖、今年は高松のホテルでした。たとえ年末年始が仕事でもその直後の休みの日に、そして旅の空の下であっても旅先の寺社仏閣に行けばよいのではないかいう話になりますが、やはり人混みが苦手なので行きたくありません。心静かに手を合わせたい思いがあるのでしょう。

そのような理由もあり、ここ数年は毎年節分の時期に初詣に行くというのが恒例になっています。「節分」という名の通り季節を分かつ節目であり、暦の上では新たな春が芽吹く「立春」を迎えるこの時期に、気持ち新たに手を合わせて一年の健康多幸を願うというのは理に適っている気がするのです。

今年も、土曜日の朝の冷たい空気の中、地元の神社まで参拝に行きました。果たして今年はどんな一年になるでしょうか・・・。

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呑処巡礼 二十五番 ~広島 権兵衛

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昨年12月中旬の一週間にわたる広島研修の際に訪ねた居酒屋の話。厳密には一週間の研修を終えた週末。折角だからと広島に滞在してウィンズに競馬をしに行き、惨敗に終わった土曜日夜のことです。この日の広島は小雪が舞う程に寒く、財布の寒さも相まって心身共に暖まる料理を欲していました。先に紹介した「ひとよ」や「利根屋」にも程近く、緑提灯を掲げるおでんが主の居酒屋「権兵衛」を口開けと同時に訪ねます。


店内は20人ほどが座れるカウンターがあり、二階には団体用の座敷もあるようです。好きなところに座ってよいというので、おでん舟目の前の特等席に着座しました。


居酒屋の口開けというのは満席で座れない心配がないのが利点ですが、一方であまりに早すぎると仕込みが出来ていない素材もあるという欠点があります。以前に口開けで訪ねたことのある釧路の万年青も、「仕込み中でまだ出せないものがあるけどそれで良ければどうぞ」という断りがありました。具体的には炭の準備中の炉端、そして仕込みに時間を要すおでんがその対象でした。このように一長一短ある口開け入店ですが、おでんが売りの権兵衛においてもその不安が的中しました。

口開けと同時に入店したのは私以外に二人組が二組ほど。取り敢えず飲み物を先に頼み、おでんは後で注文を聞くから暫く待ってくれと言われました。飲み物はそう時間もかからずに出てきましたが、観察しているとどうも開店直後ということで人手が足りないようなのです。カウンターからは見えない裏にも厨房があり、取り仕切っている店主が裏の厨房とカウンター前のおでん舟とを行ったり来たりしていて、まったく落ち着かないのです。そうこうしているうちに客が続々と入店しはじめ、さらに混乱するという顛末です。


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若い兄ちゃんが二人出勤してきてからはある程度回るようになり、どうにか一巡目のおでんにありつけました。おでん舟にはやはり専門の番人が必要で最初の店主が腰を据えてそれをやるべきですが、酒をやったり裏の厨房で仕込んだりと他の仕事にも手を出してしまうことで混乱が助長されたのが要因のように見えました。人員が増えてからも注文したものが来なかったり頼んでないものが来たりと、やや連携が取れていない印象があり、静かに気持ちよく飲みたいこちらとしてはあまり見ていて芳しくない振る舞いでした。

一方で、おでんそのものは非常に美味です。権兵衛では出汁と味噌だれのおでんがあり、特に黒胡麻がふられた濃厚な味噌だれでいただく鶏皮は必食です。







<2017.12.16 訪問>

・麦水割
・玉子
・いわしだんご
・じゃがいも
・春菊
・すね肉
・厚揚げ
・とりかわ(味噌だれ)


権兵衛
広島県広島市中区薬研堀1-23 (広島電鉄銀山町電停より徒歩約5分)
082-241-0029
17:00~23:00
日曜日・祝日・お盆・正月

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呑処巡礼 二十四番 ~中村 いなか(二回目)

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二軒目の「一水」が団体客の喧しさによって不調に終わりました。店の雰囲気や料理自体は決して悪くなく、此処で満足したならそのまま帰宿するつもりでした。わざわざ延泊してまで確保した中村第二夜。このままでは後味が悪いです。

となると、三軒目は「いなか」しか選択肢はありません。




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昨日同様、一番奥のボックステーブル席に着座。店の女性陣も顔を覚えていてくれたようで、温かく迎えてくださいました。

日替わりの品書を一応は眺めますが、肴の主役は頭の中ではほぼ決まっていました。品書きに記載があることを確認してスマの焼き切りを発注です。相変わらずの凄まじい脂ののりでその美味しさには言葉もでません。もいかのゲソ唐揚げと金目鯛クリームコロッケを追加発注し、柚子サワーとともに中村の夜を締めました。

二夜にわたった中村の居酒屋巡りを振り返ってみると、一品一品の量が多いにも関わらず、全体的に値段が安いという印象があり、呑兵衛に優しい街といえます。十分飲み食いしたといえる注文量でも、いざ会計してみると三千円~三千五百円程度と思いのほか安かったのです。中村は幡多地域の中心都市で人口は三万三千程度と県下3番目の規模ですが、その割には飲み屋街が多いのです。官公署が多く集まり他の四国の都市とも距離がありますから、宿泊客を当て込んだ居酒屋が多いのだと推察しますが、互いが競合して安さと量を追求しているというよりかは、もともとの中村界隈の相場なのだと思います。安くて美味い料理を手頃な価格で提供するというもてなしの精神が根付いているのではないでしょうか。厨房の料理人の料理に励む眼差しやお勧めの品書を語る言葉、そして活発な女性従業員の姿を見ているとそのように感じずにはいられませんでした。



<2018.1.6訪問>

・柚子サワー
・煮込み(お通し)
・スマ焼き切り
・もいかゲソ唐揚げ
・金目鯛クリームコロッケ



いなか
高知県四万十市中村東下町31 (土佐くろしお鉄道宿毛線中村駅より徒歩約20分)
0880-35-6060
17:00~23:00
不定休

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宿泊帳簿69.中村 ビジネスホテル一条

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四万十市の人口は三万三千程ですが県下第三位の人口規模であり、高知南西部の幡多地域の中心都市です。南西端に位置する宿毛や土佐清水は四万十よりも人口規模で劣り地理的にも幡多地域の拠点とするには都合が悪かったのでしょう。さらに、東側に目を向ければ次の都市は70km先の須崎となり、幡多地域から外れてしまいます。そのような理由から四万十市中村には官公署が多く集まり、そのため周辺には飲食店やホテルの数も多いうえに細やかながらもアーケード付の商店街があり、人口規模の割には栄えているというのが印象です。




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中村の街には二泊しましたが、世話になったのは「ビジネスホテル一条」。碁盤目状が特徴的な中村の街並みは室町時代にこの地を治めた土佐一條氏の時代に由来するそうで、ホテル名もその「一條」からとっていると思われます。中村天神橋の飲み屋街には歩いて五分程度の距離の位置にあり全く不便はありません。宿主の居宅と一体となった個人経営の老舗ホテルで二階部分がフロントと客室、一階部分に駐車場と入口があり、入口の扉から中に入ると優雅なクラシック音楽に迎えられ、このあたりは宿主の拘りでしょうか。


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風呂・トイレ・洗面所・冷蔵庫は共用、客室はフローリングにベッドとテーブルがついた六畳ほどの部屋で、ホテルの客室というより友達の部屋のような雰囲気。無料の屋内駐車場や格安で利用可能な洗濯機・乾燥機等設備も充実しています。

最大の魅力は一泊3,800円という格安の室料。利用した1月は閑散期でさらに200円の値引きがあり、3,600円で利用できました。規模の大きなビジネスホテルが客を集める中で、設備を維持しながらも最大限まで価格を下げて経営努力されている様子が窺えました。そういう意味でも、中村に宿泊する際は積極的に利用したいホテルです。






<2018.1.5~2018.1.7宿泊>



ビジネスホテル一条
高知県四万十市中村本町2-25(土佐くろしお鉄道中村駅徒歩20分)
0880-34-1500
特記事項:繁華街至近、格安室料

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呑処巡礼 二十三番 ~中村 旬菜 一水 

一軒目の「喜八」を切り上げ、程よく酔った心地良さのなかで二軒目を何処にしようかと悩みます。事前踏査で目をつけていた「元屋」か「いなか」再訪か、はたまた新規開拓か。



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暫し彷徨いながら悩んだ挙句、二軒目に選んだのは新規開拓の「旬菜 一水」。スナックが入ったビルの一階にあり、外観は上品で綺麗な印象。そして同じく清潔感のある内観ですがカウンターと個室の小上がりがあり、一番手前のカウンターに着座しました。

店先の立て看板には土佐料理と並んで一品料理が豊富なのが目につきました。ここは一旦代表的な土佐料理から離れて一品料理で一息入れ、満足すればそのまま終戦、物足りないなら「いなか」へ直行という流れを考えていました。幸いにもカウンターは空いており、落ち着いて呑めるだろうと期待していたのです。お通しの白身魚のカルパッチョと共に麦水割りを頼んで品書きを眺めていたところで、残念ながらその期待は脆くも崩れ去りました。カウンター背後の個室内の団体がとにかく騒がしく、じゃんけん大会で盛り上がっている大声・騒ぎ声・笑い声が外まで漏れてきてどうしようもないのです。しかもその状態が数分間にわたって続き、堪りかねた店員氏が注意に入るほどでした。居合わせた他の客にとっては迷惑以外の何物でもありません。酒の席での盛り上がりは楽しいものでそれ自体は否定しませんが、他の客もいることを弁えた飲み方をしてほしいものです。店員氏の注意により一旦は収まりましたが、その声は次第に大きくなり再び収拾がつかなくなるという始末です。結局、30分ほどの滞在で辞去しました。





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一水では土佐玉子焼きとたこから揚げを頼みました。特に土佐玉子焼きは鰹節入りで風味がよく、一品料理にもさり気ない土佐らしさが加えられている点が印象的でした。料理そのものは手が込んでいて美味しく、迷惑な客を野放しするのではなく注意していただいたことも大変有り難く、早期辞去は決して店が原因ではありません。残念ですが、今回はご縁がなかったものと割りきって、また次回に期待するしかありません。








<2018.1.6訪問>

・麦水割り
・白身魚のカルパッチョ
・たこから揚げ
・土佐玉子焼き



旬菜 一水
高知県四万十市中村栄町13 (土佐くろしお鉄道宿毛線中村駅より徒歩約20分)
0880-34-7727
17:30~23:00
火曜日

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