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ニッポン風めぐり紀行

各種旅行記、バイクツーリング、乗りものレポ、老舗旅館や街道探訪など、『旅に生きる日々』を綴るブログです。

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四国スタンプラリー~高知完結編 思い出の風景④

四国スタンプラリー~高知完結編もこの日が最終日。高知を離れて国道194号で西条へ抜け、今治からしまなみ海道を渡って自宅へ戻る行程です。




■にこ淵

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「仁淀ブルー」とも称される美しい青さが特徴の仁淀川ですが、その象徴的存在なのが支流・枝川川の上流部に位置する「にこ淵」でしょうか。滝から流れ下った水が溜まる滝壺は吸い込まれそうなほどの美しい青色。見る角度や時間帯や太陽の採光加減によって同じ青色でも微妙に変化するそうです。当初は天気の良い前日に訪ねる予定だったのですが、最終日の帰路の途中に立ち寄る方が行程上都合が良く、最終日の天気が上方修正されたことで直前に予定を変更したのですがこれが功を奏しました。前日は三連休の最終日でこの日は連休明けの平日。国道を離れた後のにこ淵までの道は1.5車線道路でかなり狭いのですが、にこ淵へ降りる階段付近の駐車スペースは限られており、にこ淵のかなり手前から道路の路肩が駐車スペースになっていたりしているのです。このことから推察するに休日のにこ淵は人出が多いものと思われます。一方で平日のこの日には人もまばらで、ちょうど私が到着した時間にそれまでにこ淵を見学していた2~3組が入れ替わるように退散するという絶妙な展開で、約30分ほどにこ淵に滞在しましたが見学時間中は貸切状態でした。その後他の見学者が来たので退散しましたが、お陰でゆっくりと時間をかけて心おきなく見学することができました。なお、駐車場からにこ淵までは鎖につかまりながらでなければ転げ落ちてしまう程の急斜面で、小さい子どもや高齢者の見学は難しいと思われます。



■四国道の駅完全制覇

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長きにわたった四国スタンプラリーもいよいよ完結の時を迎えました。最終85番目となる完結の地は愛媛県との県境にも程近く寒風山トンネル手前に位置する道の駅「木の香」。宿泊可能な木の香温泉が併設されているほか、目の前を流れる桑瀬川ではアマゴやヤマメを放流して釣りを楽しむこともでき、四国山地の山深い渓谷に位置する自然豊かな道の駅です。ここで最後のスタンプを押印し、道の駅の職員の方に全駅達成の証明として認め印をいただきました。後は自分で事務局に応募すれば証書とステッカーが送られてくる仕組みです。此長きにわたったスタンプラリーの終焉を静かに噛みしめながら、暫しの時間を何をするでもなく過ごし、ミレービスケット入りの高知アイスで細やかながら祝杯をあげて高知を後にして帰路につきました。


※四国スタンプラリー最終報告

11/23
84.ゆすはら

11/26
85.木の香

85/全85駅(全駅制覇達成) 
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| 四国スタンプラリー | 20:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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四国スタンプラリー~高知完結編 思い出の風景③

■産直市場「とさのさと」

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高知県内各地の農林水産物が集まるという産直市場「とさのさと」を訪問。その充実ぶりは事前情報のとおりで、野菜に果物に魚介に精肉に惣菜にお土産と、旬の産物を求めるならば此処だけで大抵のものは揃うような気がします。私は柚子大好き人間なのですが、この時期に高知を訪ねるのは鰹と柚子を求めてというのが最大の動機であり、「とさのさと」を訪ねたのも今が旬の柚子の実と柚子果汁を入手することが最大の目的です。柚子果汁は焼酎に入れたり揚げ物にかけたりサラダにかけたりそのまま飲んだりと万能多彩の品で、キャップを開けて鼻を近づけて暫く香りを嗅いでいるだけで幸せな気分になります。そのくらいの重度の柚子中毒人間なのですが、店内には目移りするほどの柚子果汁が揃っており、この中から今年収穫で無塩の馬路村産と香美市産の柚子果汁を購入しました。その他にも柚子の実にミレービスケット、自宅用にみかんを購入しました。




■高知競馬場

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地方競馬の高知競馬場を開催日に合わせて初めて訪問しました。地方の佐賀、JRAの小倉、地方の帯広に続いて全国四場目の訪問です。高知競馬は第1Rの開始が15時頃で最終12Rが21頃まで行われる「夜さ恋ナイター」と呼ばれるナイター競馬を開催していて、この日のメインレースは第7Rの「土佐秋月賞」。JRAと比べても施設は古く、来場客数については比較するまでもありません。場内は哀愁が漂うしがない土佐男の娯楽場といった雰囲気。一攫千金を狙っての競馬ではなく、気の合う者同士で煙草をふかしながらどの馬が良いだのと語り合い、小遣い稼ぎができれば御の字という暇つぶし程度で来場している人が多くいるように感じました。勧誘色が濃く殿様商売的な振る舞いをみせる新聞売りのおばちゃん3人衆や屋台のおばちゃん連中、やる気のなさそうな厩務員や騎手など、地方競馬特有の緩く澱んだ空気に充ちています。良く言えば、古き良き地方競馬場の風情といったところでしょうか。高知競馬にはJRAや他の地方競馬では力が及ばなくなった馬が都落ちして在籍しているケースが多く、高齢場が多いのも特徴のひとつです。流石に日が暮れて気温が下がると場内客数もまばらになり、私も第1Rから第9Rまでやって帰りました。このうち2レースで的中しましたが何れも配当金は少なく、収支は5,000円ほどのマイナスだったと記憶しています。

| 四国スタンプラリー | 10:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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四国スタンプラリー~高知完結編 思い出の風景②

■とさでん交通

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この日はホテルに車を置かしてもらい、一日乗車券を利用してとさでん交通の軌道路線全線完乗を目指します。早朝に宿を出発して国道32号沿いまで歩き、まずはデンテツターミナルビル前より御免町行に乗車。この車両には新人運転士の同乗研修が行われていたのですが、車窓風景よりも先輩職員との土佐弁での会話に耳が釘付けになりました。




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御免町からは折り返しの「伊野行」に乗車します。この「伊野行」というのは南国市御免町から高知市中心部を横断していの町まで繋がる軌道路線の端から端までを走破する系統なのですが、この系統への乗車は難易度がやや高いのです。とさでんの多くは途中の文殊通もしくは鏡川橋での折り返し運転となり御免町や伊野まで向かう電車は限られているのですが、御免町から伊野までを直通する電車はほとんど設定されていない希少系統なのです。まず平日には一本も設定がなく、土日でも御免町発伊野行が朝方の6~8時台に各1本、伊野発御免町行が夜の20時台の2本しかありません。車窓を楽しもうと思えば御免町発の電車を利用するしかなく、これに合わせて朝早くに宿を出発したというのが顛末です。利用したのは7:50発の伊野行。しかも充当されたのがとさでん在籍車両の中では国内製造車最古参に類する200形のうち床面板張り非冷房の207号車。乗務員も先程とは打って変わってベテラン中のベテランのような方が乗務され、伊野までの66駅を約1時間20分かけてお一人で乗務されていました。



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伊野インターの先からは国道33号の脇を申し訳なさそうに専用軌道で走り、土讃線伊野駅付近で国道と分岐した直後が終着の伊野停留場です。周辺にはいの町役場や商店や飲食店が点在する昔からの町の中心部で、すぐ近くを仁淀川が流れます。かつてこのあたりは和紙の生産で繁栄を極めたそうで、生産品が電車を使って高知へ運ばれていたそうです。停留場からはりまや橋方向左側の住宅脇には今も留置線が伸びており、かつてはこの先に夜間滞泊用の車庫があったそうです。留置線は本線とは完全に分断されており使われることはありませんが、その切なく静かな佇まいはかつての駅周辺の賑わいを今に伝えるかのようです。



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中山信号所でのタブレット交換を見届けた後、高知大学にも程近い朝倉駅前停留場で下車。朝倉から鏡川橋の手前までは道幅の狭い県道との併用軌道となります。停留場には安全地帯が設けられていない場所も多く、朝倉駅前停留場の乗り場などはまさに道路上にあります。特に夜間等はかなり危険だと思うのですが、それでも白線で囲まれた緑色の中で待たなければならないのでしょうか。




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続いては一条橋停留場および清和学園前停留場。両停留場間の距離は100mにも満たず、日本一駅間距離の短い区間なのだそうです。当初は一条橋停留場があり、その後近くに清和学園が移転してきたことで清和学園前停留場が新設されたのが真相のようです。停留場間には小さな川に一条橋が架かっているのですが、一条橋停留場から清和学園に向かおうとすると一条橋の際の歩道のない箇所を歩かねばならず、おそらくは生徒の安全を考慮して清和学園の要望で穿設された駅だと推察します。両駅はまさに目と鼻の先であり、非常に珍しい風景です。



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はりまや橋停留場およびはりまや橋交差点。交差点の中央で高知駅前~桟橋通五丁目と伊野線および御免線が平面交差する
構造です。人と車の往来が最も盛んな区域でもあるため多くの注目が集まる花形区間であり尚且つ重要な交通要衝でもあります。複雑に軌道が絡み合うポイント付近では、電車の通行の合間を見計らって作業員がごみの除去作業を行っており、そうこうしている間に今度はノルウェーのオスロ市電から譲渡された198形電車が姿を現すなど見どころ満載のひとときとなりました。


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高知駅前停留場から桟橋通五丁目まで乗車したところで電線完乗達成。ひとつ隣の桟橋車庫前まで歩き、車庫周辺を偵察したところで一通りの活動を終えました。ここでも先程見かけた198形電車の車庫引き上げ風景を垣間見ることができました。

総括すると、デンテツターミナルビル前→御免町→伊野→朝倉→御免町→清和学園前→葛島橋東詰→高知駅前→桟橋通り五丁目という経路でした。高知は完全に車社会であり、電車を利用する人は免許を持たない高齢者か小中高生、そして県外からの来訪客が中心で利用者は然程多くない印象を受けました。車中心の交通社会の中で、とさでんは時代に取り残され邪魔者扱いされているような存在に映りますが、一方で警笛を鳴らしガタゴトと音を立ててはりまや橋交差点を横断する光景は高知独特の素晴らしい風情です。また沿線住民が高知の中心部で酒を飲むにあたっては自走する必要のない路面電車の存在は好都合であり、そういう意味では「酒飲み天国・高知」を下支えする役割を担ってきた一面もあるように思います。いつまでも残ってほしい風景とは思いますが、公共交通機関の存続は地元住民が継続的に利用するかどうかに託されています。果たして、高知の人にとって「とさでん」とはどのような位置づけなのでしょうか。



| 四国スタンプラリー | 23:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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四国スタンプラリー~高知完結編 思い出の風景①

長きに渡った「四国スタンプラリー」を巡る活動もいよいよ完結の時を迎えました。今回は残り2駅の訪問および土佐の秋の味覚の代表である戻り鰹と柚子を求めて3泊4日の行程で高知県を中心に廻りましたので、備忘録を兼ねて活動の様子を書き記しておきたいと思います。



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■瓶ケ森林道

寒風山トンネルの旧道から石鎚スカイラインへと繋がる町道瓶ヶ森線が絶景道路であることはマップルやネット情報から把握しており以前から関心がありましたが漸くここで初めて走行する機会を得ました。標高1600m級の石鎚山脈の尾根を縦断するため雄大な風景が広がるのですが、12月以降は冬季閉鎖されてしまいます。この日は朝から気温が上がらず、瓶ケ森林道のハイライトである東黒森から伊吹山に差し掛かった頃には車載温度計で氷点下4度まで下がりました。石鎚山脈の尾根であるため遮るものがなく、北からの強い季節風が常時吹きつける厳しい気象条件なのですが、その気象ゆえに沿道の木々には霧氷が造り出されており、特に自念子の頭やシラサ峠付近の沿道は実に美しいものでした。冬季閉鎖直前のこの時期に訪れたことにより、全く予想していなかった思いがけない光景に遭遇できたことは幸運でした。一方で一部の道路は完全に凍結しており、ツーリング集団が坂道を登り切れずにスタックし道路が暫く通行できないといった影響も生じました。




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■面河渓

石鎚スカイラインで山脈を下った面河渓付近まで降りると沿道の風景は紅葉へと変わります。山全体が赤や黄に染まる紅葉の盛りは過ぎているように感じましたがそれでも一部の木々ではまだ紅葉が楽しめる状態でした。画像は「おもごふるさとの駅」付近ですが、目にも鮮やかな燃えるような赤に色づいた紅葉に目が留まり、木の下に車を停めて暫しの間見惚れて過ぎゆく秋を感じながら物思いにふけました。



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■四国カルスト

こちらも長年来たい来たいと思っていながら漸く初訪問を果たした四国カルストです。豪雨災害により中止を余儀なくされましたが、当初の計画では姫鶴平でキャンプを敢行する計画でした。雄大で牧歌的な風景を見ると此処でキャンプできなかったことが悔やまれますが流石にこの時期では難しいですね。姫鶴平並び展望が良好なのが五段高原で、見渡す限りの雄大なカルスト地形は一見の価値があります。この後、天狗高原から東津野城川林道で梼原へ下り、道の駅「ゆすはら」を訪問。完全制覇まで残すは1駅となりました。

| 四国スタンプラリー | 19:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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海の店ささきの日替わり定食

地元に帰ってきて尽々感じるのは魚の美味さです。大都市でも変わらぬ鮮度の魚介が味わえるようになりましたが、では何が違うのかと考えた時、決定的な差異は距離感にあるように思います。その食材が獲れた産地(産地との距離)で、地元の人によって作られた料理(地域との距離)を、手頃な値段(経済的距離)で食すことができるのが決定的な違いであると考えます。美味しいものが日常的にかつ庶民的な価格で手に入り、生活に根付いた存在であることが贅沢なのです。

現場仕事の際の昼飯として頻繁にお邪魔したのが大田市五十猛の「海の店ささき」です。国道9号沿いに位置し美味い魚を出す食堂として認知されており、店の屋根瓦には大きく「魚」と描かれており存在感は抜群です。品書きはラーメンと日替り定食のみ。何度かこの店で食事をしていますが私も日替わり定食以外は頼んだことがありません。使われる魚や調理法は日々内容が入れ替わりますから品書きが少なくても飽きることがなく、大抵の客が品書きを見ることなく入店と同時に日替わりを頼むのです。地元や仕事周りの常連客に愛されている店であることがよく分かります。



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この日はいずれも夏の魚の代表格であるヒラマサの刺身とシイラの天ぷら。私も何度か通っていて毎回日替りを注文していますが、傾向としては魚種の違いはあるとしても刺身はほぼ固定で、天ぷらはフライや天丼や煮魚になったりします。ささきでは注文してから配膳までやや長めに待たされるのですが、これは注文を受けてから天ぷらを揚げているためで、このあたりからも店側の丁寧な仕事ぶりが窺えます。もともとが魚を扱う店ですから味は文句なしなのですが、ご飯と味噌汁と漬物がついての770円は驚くべき良心価格といえます。

大田市の現場はさほど多くなく頻繁に通うほど機会はないのですが、これまではいずれも春から夏の訪問だったため、今度は旬の魚が入れ替わる冬場に訪ねてみたいものです。


海の店ささき
島根県大田市五十猛町157-18
11:30〜14:00 17:00〜20:00
水曜定休

| 日常の話題 | 20:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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